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タグアーカイブ: 歯周病

歯周病 歯の揺れ 改善方法

 

先日、歯周病で下の前歯がかなり揺れている患者さんがいらっしゃいました。歯周病による歯の揺れを改善するには、もちろん歯周病治療が必要です。処置はケースバイケースですが、今回は、揺れに対する対処法の一つを紹介したいとおもいます。bye03.gif

 

歯が揺れ始める原因はいくつかあります。その中で・・・・

 

最も大きな原因の一つに歯周病があります。

 

歯周病が進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)の支える力が減少し、歯の揺れが次第に大きくなります。
その他にも、歯が動揺する原因としては、悪い歯並び・かみ合わせ、外傷歯ぎしりなどがあります。ga-n01.gif

歯周病による歯の動揺を改善させるには、まず歯周組織の炎症を取り除く必要があります。そのためには初期の治療として、歯みがき指導によるプラークコントロール歯石除去を行います。時には、歯茎の腫れた一部を切除する必要もあります。bikkuri01.gif

 
部分的に歯槽骨の支持が少ない場合は、かみ合わせる時の干渉(早期の接触や外傷)が考えられますのでかみ合わせの調整(咬合調整)をします。また歯の動揺が著しい場合は歯周治療に先立って、動揺歯の安静を保つために隣の歯と一時的・暫間的に歯を固定する場合があります。

 
方法としては、揺れる歯と隣の歯の表面の汚れを除去してから処理を行い、固定用の樹脂で接着固定をします。中には矯正用のワイヤーなどを併用してさらに補強する場合もあります。

 

歯周治療が一通り終わってから、歯の揺れが改善しているようでしたら固定を除去しますが、歯周病の場合は歯槽骨の支持が劇的に増えることはないので、動揺の状況をみて永久的に固定をして、定期的に管理していきます。

 

非常に歯を支える骨が下がっている場合や奥歯のように咬む力が非常に強い部位では固定が外れないよう、クラウン(被せ物)でいくつかの歯を連結(連結クラウン)して永久固定をすることもあります。

 

このように、弱ってしまった歯茎や骨は、歯を守るためにいろいろな処置が必要になります。ですから、このような処置が必要になる前に定期的な予防がはやはり大切です。

 

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

 

横浜の歯医者|村田歯科医院|横浜駅すぐの歯医者

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歯周病 治し方

 

先日、 歯周病で歯ぐきが痛い!」

 

という患者さんがいらっしゃいました。

 

以前、いらした患者さんも含め!よく聞かれる事があります。

 

歯周病はどうしたら治せるのですか?」

「自分では治せないのですか?」

 

ズバリ!

 

完治させるのは中々難しいです!

 

歯周病は進行性の病気です。

 

痛みや腫れが出た時には、もうかなり進行していることが多いのです。

 

さらにその原因は、歯磨き不足や不適切な歯磨きにより歯垢や歯石なども溜まり、原因菌がお口の中でたくさん繁殖することです。

 

つまり、ご自身で原因を作っていることが多いのです

 

お口のケアに対する

 

意識改革」が大変重要ですし、なかなか難しい課題でもあります。

 

 

 

歯周病の治療は、本人が病気を治そうという努力(ご本人によるセルフケア)と歯科医師や歯科衛生士による治療、予防処置、定期検診などの(プロフェショナルケア)に大きく分けられます。

 

そこで今回は、ご自身で出来るケアや対策について挙げてみます。

 

  1. 使いやすい歯ブラシ選び
  •  毛足はストレート型、毛束は 3~4 列ぐらいで間隔は適当に空いて清掃しやすく、通気性のよいもの
  • 歯ブラシの持ち方はエンピツを持つようなペングリップ
  • 歯ブラシの硬さは普通か、やや柔かめのもの(硬めはオススメしません)

 

 

2. 正しい歯の磨き方

  • 歯の磨き方は、基本的に一歯ずつ丁寧にみがく事です。ご自身のお口の中の状態に適した磨き方があります。わかりづらい時には、歯科医師・歯科衛生士に指導してもらい自分の磨き方を習得してください。

 

 

3. 補助器具の応用

  • 歯と歯の間、歯と歯茎の周りなど、歯ブラシでは汚れが取りにくい部位があります。そんなときには、補助清掃用具を応用します。歯間ブラシ、部分磨き専用歯ブラシやフロスなどの応用です。これらにも正しい使用法がありますので、わからない時は歯科医師・歯科衛生士に指導してもらい自分の磨き方を習得してください。

 

 

4. 生活習慣の改善(歯周病のリスク要因を取り除く)

  • 喫煙を制限または禁煙する

    タバコは歯茎の毛細血管に循環障害を生じ、歯にヤニや汚れが付き、プラークが付着し易くなります

 

  • 正しくよく噛むこと

 ゆっくりとよく咬んで食事をすることで、食べ物が細かく粉砕され消化も良くなります。      リラックスしてよく咬んで食事を楽しむことが大切です。また、なるべく両方の顎を使って満遍なく噛むことが大切です。

 

  • 食生活の見直す

    繊維性の多い野菜、ビタミン C の豊富な食物や果物をとり、 栄養のバランスの取れた食事を心がけましょう。歯ぐきの健康にも繋がります。

 

  • ストレスの解消

    ジョギング運動、アロマ療法、音楽療法など心身のバランスを保つことも大切です。ストレスによる歯ぎしりや噛みしめの予防にもなり、これらの悪い習慣による歯周病の誘発を抑えられます。

 

などが主な項目です。

いづれも、ちょっと頑張れば出来る事です。

 

これにプロフェッショナルケア⇒ 定期検診 

を3~6ヶ月に1回程度付け加えれば歯周病予防ができます。

 

出来るかぎりの歯周病予防!頑張ってください。

 

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター

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歯周病 納豆菌 効果的

 

9月に入り、一時の猛烈な猛暑は収まりましたが、まだまだ蒸し暑い日がつづきますね。最近では、大気の不安定な状態から、竜巻も発生して大変なことになっていますし・・・・

雷雲もよく発生してます。早く天候が安定して清々しい晴天の秋空になってほしいものです。

 

秋となれば、「運動の秋」「芸術の秋」はたまた「食欲の秋」などでしょうか?

 

ウチにもだいぶ食欲旺盛になってきた2歳になった息子がいます。

 

その息子!納豆を好んで食べます。「びよ~ん」っと糸を引きながら・・・・・~(0。0)~

 

まー納豆に含まれる納豆菌は体の健康にとても良いです。納豆好きは良いことだと思います。

 

ところで、その「納豆菌」・・・・・・

 

歯周病治療に効果的という報告があるのをご存知でしょうか?

 

成人の多くが罹患し、放っておくとジワジワ進行し、気づいたころには、歯がグラグラして来る怖い病気です。

 

近年では、心臓病や糖尿病など全身疾患との関連性も明らかになっており、歯科医としては是非とも歯周病対策に力を入れたいところです。

 

そんな中、ある歯科医のグループが・・・・・

 

納豆菌が歯周病対策に効果がある」という報告をしたそうです。

納 豆

その内容とは、患者さんのご協力により、治療に

 

「納豆菌を使用した群」と「うがい薬を使用した群」にわけ、1ヶ月間の効果を比較したところ、「納豆菌を使用した群」の方の歯周病菌が検出感度以下まで減少したそうです。

 

歯周病菌を減少させる効果は、「納豆菌を使用した群」の方が、「うがい薬を使用した群」の3倍の抗菌効果があったとのこと。

 

様々な薬剤や抗生物質がある現代において、「納豆(納豆菌)」は、天然の抗菌物質として注目されるべきものなのではないでしょうか?

 

そのうち、納豆菌の入ったデンタルケア製品も生まれたりするかもしれませんね。

 

「納豆歯磨きペースト」・・・・・(><;)

「納豆フロス」・・・・・・(;0。0;)

「納豆菌付き歯ブラシ」・・・・・・m(。。)m・・・・・

 

なんて・・・・・・・・

 

ちなみに私は「ひきわり納豆」が比較的好きです。

納豆

余談ですが、「ひきわり納豆」は「普通の納豆」より納豆菌が多いそうですよ。

 

「ひきわり納豆」は、「普通の納豆」の粒を細かく砕くのではなく・・・・・・

 

熟成して納豆として出来上がる前、豆の状態から、あの細かい状態なのだそうです。

 

ですから、納豆菌が増え熟成される期間も粒が小さい分、納豆菌の付着面積が多いからだそうです

 

まー、納豆を食べれば、全て歯周病が防げるという事ではないでしょうが・・・・

 

健康維持の一つとして、納豆(納豆菌)を積極的に食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 納豆そば

私、意識して食べているわけではないですが、医院近くにお気に入りの「冷やし納豆そば」を出してくれるお店があり良く食べています。

 

 村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター 

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夏!! 歯周病が悪化?

毎日、猛暑猛暑が続きますね。まだまだ、水分補給はこまめに必要ですね。

 

ところで、この水分!

 

お口の中では唾液ですが、この水分が大変重要な役割をしており、とくに暑い夏で水分が不足するとお口の中でも悪い影響が出てきます。

 

「歯肉炎」になったり、「歯周病」が悪化したりします。

歯肉炎

そこで、今回は「夏に歯周病が悪化しやすい?」についてです。

 

もちろん、悪化の最大の原因は歯磨き不足によるお口の中の環境悪化ですが・・・・

 

その他のものとして・・・・夏に起こりやすい事態といえば・・・・

 

水分不足によるお口の中・歯ぐきの乾燥です!

 

歯ぐきが乾燥すると「歯肉炎」が引き起こされ、進行すると歯周病へと悪化してします。歯ぐき自体のコンディションの悪化です。

 

また、夏の猛暑による体調不良!

 

いわゆる「夏バテ」も影響します。

 

体調不良により全体的な免疫力が低下し、歯周病菌などのバイ菌に対する抵抗力も低下、バイ菌の活動が活発化してしまいます。

 

また、暑さで喉が渇きます。するとキンキンに冷えた!

 

冷たくて甘い「炭酸飲料」や「ジュース」を飲みたくなり、ついグビグビ!!

冷たい飲み物

しかし、甘い味だと、また喉が渇きます。

 

さらにまた、グビグビ!

 

結果、当分の過剰摂取となり、「夏太り」や「虫歯」「歯周病」の進行や悪化につながってしまいます。

歯周病

さらに冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎによって、胃腸の調子も悪くなりがちです。東洋医学では、胃腸の調子と歯周病が関係しているということも言われています。

 

夏は、体の外側と内側の両方からダメージを受け易いです。

 

そろそろ「夏バテ」を感じてくる方も多くなってくるのではないでしょうか?

 

ビタミン豊富な栄養をしっかり摂って、水分補給をこまめに行い!冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎに注意して、体調管理に気をつけてください。

 

そうすることで、お口の中も健康になり、「夏の歯周病の悪化」は防げるはずです。

 

皆様、ご自愛くださいませ・・・・・・

 

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター

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歯周病と再生医療

 

歯周病は言葉の通り、歯の周り つまり歯を支えている部分に起こる病気です。特に歯槽骨という歯の支えにとって特に大事な骨が吸収し無くなることによって、歯にぐらつきが起こりそのうち歯を抜くことになってしまいます

 

しかし、一度無くなってしまった歯槽骨は治療によっても元に戻すことが不可能でした。

 

それが、今話題の再生医療によってできるかもしれないのです。これは今後期待して良いことだと思います。歯槽骨が再生できれば自分の歯を失うことなく食べることができ、入れ歯(義歯)を入れなくて済むのかもしれません。これはもうあと一歩のところに来ているようです。

 

先月1月15日のテレビ朝日「報道ステーション」にて、歯周病と再生医療についての特集(http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/feature/detail.php?news_id=28359)がありました。このレポートにはやや疑問を感じました。

 

自分の骨髄から採取した骨髄液から骨を培養しこれを移植するというものです。

 

この特集で取り上げた症例は、本来の歯周病ではありませんでした。歯の根の先に病巣ができ痛みがあるというものでしたが、これはきちんとした根の治療をすれば治るであろうと思われました。

 

また、これが無理だとしても病巣を掻爬してそこに培養骨を移植して再生させるのかと思ったのですが、行なったのは自分の歯は抜いてしまい、そこに培養骨を移植して歯槽骨に厚みを持たせインプラントを入れるという治療でした。

 

インプラントという人工のものを植える為の前処置としての培養骨の移植では再生医療という意味では若干違和感を感じました。

 

是非とも自分の歯を生かす為の再生医療であって欲しいと思います。

 

自分の持って生まれた歯に優るものはありませんから・・・

 

村田歯科医院 一般歯科担当 岡田 一記

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妊娠 出産 虫歯や歯周病になりやすい?

 

年明けからも寒さが身にしみますね。特に受験生、小さいお子さんをお持ちの方や妊娠中の方など風邪やインフルエンザなどにかからないよう心配な時期ですね(><;)

 

そんな中・・・・・

先日、妊婦の患者さんと

「風邪やインフルエンザが心配ですよね」など話していると・・・・

 

このようなご質問を受けました。

 

「妊娠中や産後は虫歯や歯肉炎になりやすいんですか?」

 

そこで今回、「妊娠中」や「産後」の歯の健康状態についてです。

昔よく耳にしたのが、

「妊娠中は虫歯や歯肉炎になりやすい」

とうのをよく聞きました。

 

「妊娠すると赤ちゃんの栄養素として、カルシウムが取れれてしまう」という理由からみていです。

 

さあ、これは本当でしょうか?

 

確かに、妊娠中は体に色々な変化が起きており口の中の環境も大きく変化します。しかし、カルシウムが取られるだけが原因ではないように思われます。

 

実際のところはやはり、歯や歯肉が悪くなる原因としては、歯磨きが不十分になることや、食生活・ホルモンバランスの変化がに影響がほとんどです。

 
さらに妊娠中はつわりなどで唾液が酸性傾向になるために傾くため、虫歯のできやすい状態になります。

また、ホルモンバランスが変化することで、歯ぐきに炎症がおきやすくなります。
このような状態を「妊娠性歯肉炎」と呼んでいます。

では、この妊娠性歯肉炎の発症をできるだけ予防するにはどうしたら良いでしょうか?

 

まずは、とにもかくにも、口の中を清潔にすることです。ただし、この時期は体調がすぐれない、つわりがひどいなど、なかなか歯磨きができない時もあります。

以下のようなことを心がけてください・・・・・

 

  1. 妊娠がわかったら、必要歯の治療は妊娠の安定期のうちに済ませておきましょう。定期健診も大切です。
  2. 歯磨きをするだけでも吐き気をもよおす場合があります。つわりがひどい場合は、比較的小さめの歯ブラシを選んでください。ヘッドの小さい電動歯ブラシなんかも効果的です。
  3. ご自身の体調が悪い時は食後は、無理に磨かなくて良いので、体調がよくなったら歯磨きをしてください。
  4. 歯ブラシによる歯磨きが基本ですが、うがい薬などを併用し、少しでも清潔にするようにしてくださいどうしても歯ブラシができないは、うがい薬だけでも構いません。
  5. 出産後、安心をせず定期健診を兼ねて受診しましょう。産後もホルモンバランスの変化は続いています。

 

お母さんの歯の健康は、お子さんの歯の健康にも影響します。産後も育児の忙しさに負けず、ご自身の歯のケアも頑張ってください。

 

「横浜市妊婦歯科健診実地医療機関」 の指定を受けております。

市の助成対象にもなります。

妊娠がわかったら、一度、健診を受けてみてはいかがでしょうか?

 

 

 村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター   院長

 

 

 

 

 

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