10月に入りだいぶ秋めいてきましたね。
秋雨前線も活発になり、秋の長雨の時期でもあります。
ジメジメすると意外とこの時期でもカビ足りする事がありますね(><;)
ところで、お口の中にもカビは生えることがあります。
そこで今回は「お口の中のカビ」についてです
一般的は口腔カンジダ症という病気が多いです。
まさにカビの一種である真菌という菌による感染症です。この菌は元々お口のなかに存在している菌であり、健康な人であればカンジダ症が発症することはあまりありません。
しかし、抗生物質の連用・乱用、糖尿病患者、ステロイド剤の長期使用、HIV感染者、その他、ガン治療などで免疫力が低下すると、カンジダ菌が増殖し発症しやすくなります(菌交代現象といいます)。
その他にも意外と発症しやすいのが、入れ歯の清掃不良、唾液分泌の低下、お口の清掃不良でカンジダ菌が異常増殖することがあります。
この病気は高齢者だけでなく乳幼児でも発症することがあります。
また、この菌は治りにくいまたは再発し易い歯周病の原因のひとつとも言われています。
このような歯周病の場合は、除菌のための内服薬(抗生物質)とシロップ剤を服用して除菌します。
口内炎用の軟膏では治りませんのでご注意ください。
症状としては頬粘膜に白い斑状の膜ができているのが確認できます。
カンジダ症の場合はガーゼで白斑を拭き取ることができるので、他の白斑を生じる病気と区別することができます。
また、やはりとにかく口腔内を常に清潔に保つことが大事です!
入れ歯などを使用している方は、とくにこまめにはずして清掃してから使用ましょう。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2014年10月1日 カテゴリ:歯周病(症状・治療など), 歯科医療全般・全身との関連 and tagged お口, カビ, 歯周病, 症状