横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。
暑くなってきました。この季節、特に最近は新型コロナウィルスの感染もあり、医療現場に負担をかけないためにも、熱中症には十分気をつけなければいけません。
その熱中症を予防するためには水分補給がとても大事です。
ですが、ちょっと待ってください。気を付けていただきたいことがあります。
そんな場合に体に良いからとか栄養豊富だとか誤解によって、イオン飲料特にスポーツドリンクを子供に飲ませるケースが増えているようですが、これらは糖分や電解質が含まれており日常的あるいは大量に摂取することによる弊害が指摘されています。
イオン飲料とは、汗をかいた時などに水分とともに失われるナトリウムやカリウムなどの電解質(イオン)が入っている飲み物で、人間の体液と同じ低めの浸透圧のため、素早く体に吸収されます。商品によって含まれる成分の種類や、飲みやすくするための糖分量には差があります。スポーツ飲料、機能性飲料など呼び名も様々になっています。
体への影響としては、昏睡となる「ペットボトル症候群」と呼ばれる急性の糖尿病を起こすことがあります。
この糖分により肥満の原因になったり、食欲不振など全身に悪影響を与える恐れもあります。
また、普通の食事をしている乳幼児に与えると電解質が過剰になりかえって喉が渇いてしまい、絶えずイオン飲料を飲んでしまうようになります。
スポーツドリンクはナトリウム濃度が低く経口補水液に比べ糖度が高いため電解質の吸収は遅くなり、脱水時に乳幼児に与えると低ナトリウム血症を惹起する危険性があるそうです。
さて歯科への影響ですが、前述のとおり糖分が多く酸性の飲料であるため習慣的に飲用していると虫歯や酸蝕症の原因となります。
特に唾液の分泌量が減少する就寝前や、夜中起きた時に与えるとますますこの傾向は強くなります。哺乳瓶で飲みながら寝るなど最もよくありません。
虫歯がある子は、ジュースやイオン飲料を飲む習慣の子が多いと医学雑誌でも指摘されています。
☆乳幼児期や学童期に、スポーツの後汗をかきイオン飲料を飲みペットボトルを持ち歩くようになりだらだら飲みが習慣化したり、幼少期からイオン飲料を飲む習慣が身についていると塾通いの行帰り食べ物と一緒に飲むようになる。こういった習慣化を防ぐようにしてください。☆
●過激な運動や汗をかいた時には経口補水液を飲み、それ以外は普通の水を飲むようにし、イオン飲料を水代わりにはしない方が良いでしょう。
●寝る前や寝ながらイオン飲料を与えないようにし、喉が渇いた時は水を飲む。
●イオン飲料のペットボトルを持ち歩く、食事でイオン飲料を飲むなど習慣づけをしないようにする。
●やむを得ずイオン飲料を寝る前などに飲んだ場合は、必ず歯を磨く。
水の代わりにイオン飲料を飲ませている保護者は多いようですが、こういった問題点を理解していただきたいと思います。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記
日付: 2021年8月1日 カテゴリ:虫歯(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア, 赤ちゃん・子供の治療 and tagged 熱中症対策、イオン飲料, スポーツドリンク, ペットボトル症候群