だんだん気温も高くなってきましたね。GWも過ぎ、あっという間に夏休みになってしまうような気がします・・・・・(毎年)
さて、そんな中いらした患者さんから・・・・
「まだ乳歯なんですが、よーく見るとウチの子歯が足りないようなんです!」
「大丈夫ですか?矯正した方が良いですか?」
と言ってお子さんを連れてご相談にいらした方がいました。
そこで今回乳歯列期における「歯が足りない」「先天欠損」についてです。
「歯の不足!」(><;)
そんな言葉を聞くと心配になってしまいますよね。
特に小さなお子さんをお持ちのお母さん・・・・
しかし、もともと歯の本数が足りないということは意外とあるものです。とくに永久歯などで・・・・
そして、特に下の前歯や小臼歯(犬歯の後ろの歯)が足りないことが多いようです。
また、乳歯では歯の不足があったからといって、永久歯も足らないとは限りません。
乳歯のときは経過をみて、永久歯に生え代わる頃に矯正歯科専門医で、顎全体や骨格のレントゲン写真撮り、一度、検査を受けましょう。
そのとき、永久歯の数などの詳細がわかります。
そして、やはり「先天欠損」がある場合、矯正治療が必要な場合が多くなります。時には補綴治療(ブリッジやインプラント)を併用なんてことも・・・・・
ただし、多少、歯の数が足りないからといって、治せないことはありません。
将来の歯並び・咬み合わせについて、どのような方針で治療すべきなのか矯正歯科で相談しておきましょう。
放置はだけ良くないです。後から生えてくる永久歯が無い部分の乳歯は抜けずに残って、しばらく機能はしていますが、乳歯は一生持つようにはできていません。
しばらくすると、歯が揺れてきたりなど何らかの不具合が感じられるようになります。
ご自身やお子さんが「歯が足りない」と言われたら、どのような状態なのか把握して、治療が必要なのか?また、必要ならどのような治療なのか?理解しておく事が必要だと思います。
ちなみに、稀ですが「多数歯欠損」といって、多くの歯が先天的に無い場合もあります。6歯以上欠損がある場合の矯正治療は「保険が適応」になります。
歯が足りないと言われたら一度、矯正歯科にご相談ください。
日付: 2013年5月14日 カテゴリ:矯正歯科(歯並び・症状・治療法など) and tagged 先天欠損, 歯, 治療