横浜駅前 横浜駅より徒歩30秒の当院は、横浜駅から一番近い一般歯科と矯正歯科(専門外来)を併設した施設です。横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐです。
当院では、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。また、村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。
身体の疾患などでお医者さんから投薬を受けている方が歯科治療を受診される場合に、必ず申し出ていただき、注意を必要とする薬があります。
1、抗凝血剤
ワーファリン・バイアスピリンなどの抗凝血剤は、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓性・塞栓性疾患治療薬として血液をさらさらにして固まりにくくするよう投薬されているもので、、抜歯などの出血を伴う処置の際は注意が必要になります。
また、ある種の抗生物質や消炎鎮痛剤と併用すると抗凝血剤の血中濃度が上昇し出血リスクが増すことがあるため、併用に注意が必要になります。
2、骨粗しょう症薬
ビスフォスフォネート系製剤(以下BP製剤)は、骨粗しょう症やがんの骨転移などに対し、最近は多くの方々に使用されているようです。しかし、BP製剤使用経験のある方が抜歯などの顎骨に刺激が加わる治療を受けると顎骨壊死が発生する場合があることが分かってきました。
①内服期間が3年未満でステロイド薬を併用している場合、または内服期間が3年以上の場合は、BP製剤の内服中止が可能であれば治療前3か月間服用を止めていただき、治療後骨の治癒傾向を認めるまで休薬が必要です。
②糖尿病、喫煙、飲酒、がん化学療法などの危険因子を有する方も①に準じます。
③BP製の内服期間が3年未満で危険因子が無い方は通常の治療を受けられます。
3、神経系薬剤
抗うつ薬のイミプラミン、アナフラニール、トリプタノールは口腔の乾燥や、抗精神病薬のクロールプロマジン、レボメプロマジンは自律神経系への影響、唾液分泌抑制によりう蝕・歯周疾患など、その他咬合の違和感・顎関節痛・咀嚼障害等の口腔に関連した副作用を引き起こすものがあります。
以上のように、歯科の治療において全身疾患での投薬を把握した上で適切な対応をする必要な薬剤があります。
医師からの投薬を受けている特に上記の薬剤を服用されている方は必ず申し出て、できればお薬手帳をご提示ください。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田 一記
日付: 2016年5月28日 カテゴリ:虫歯(症状・治療など), 歯周病(症状・治療など), 矯正歯科(歯並び・症状・治療法など), 歯科医療全般・全身との関連 and tagged 抗凝血剤、骨粗しょう症薬、神経系薬剤