神奈川県横浜市西区にある村田歯科医院です(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分、横浜駅東口「きた通路」より徒歩2分)。当院は、「村田歯科 横浜矯正歯科センター」を併設し矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。
今週から4月に入りましたね。
寒暖の差が激しい時期でもありますよね。
これからどんどん暖かい日がふえると良いですね。
心地の良い季節が待ち遠しいです。
それに伴いそろそろ「あの嫌なヤツ」の遠のいていくでしょうか?
そう! 「花粉」 です。
私も数年前から花粉症デビューしてしまいましたが、ほんとに辛いですよね。
そろそろピークも過ぎたようですが、まだまだ辛い日もありますね。
主な原因の花粉は、「スギ花粉」が多いですが・・・・そう、ピークを過ぎたのは「スギ花粉」です
これからはスギ花粉以外にもヒノキやハンノキなどの花粉も飛散しており、この季節注意が必要です。
また、ハンノキの仲間は花粉を、スギより早く、ヒノキより長く飛散し口腔アレルギー症候群(OAS)の原因としても注意が必要です。
一度花粉症になると連鎖しやすくなります
花粉症の主な症状としては、目のかゆみ・くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどが代表的ですが、ひどい方は、発熱や吐き気、体のむくみや頭痛などが出る場合もあります。
そして、以外と知られていないのが「歯が痛む」という場合があります。
直接的な原因ではないですが、「花粉症」はアレルギー性反応の一つです。
それが引き金になっておこる鼻炎(鼻疾患)の悪化によるものです。
この時期がやはり多いですが、最近では通年、なんとなく上の奥歯に痛みを感じて来院される方が毎年何人かいらっしゃいます。
そのほとんどの訴えは、歩いているときや走ったり階段を上るときに奥歯の辺りがもわんもわんと痛みがあり、聞いてみると鼻炎が始まった時期に一致して痛み出したと言うものです。
ほとんどが歯に原因があるのではなく鼻炎の悪化から起こっているものです。
鼻の両脇、上の奥歯の根元の辺り、頭蓋骨の中に鼻と通じた上顎洞という空洞があります。花粉症や他のアレルギー性鼻炎、風邪による強い鼻炎をおこすとこの上顎洞の内面の粘膜が炎症を起こします。これを副鼻腔炎(上顎洞炎)といいます。
上の奥歯の根の先端がこの上顎洞に近い為に上顎洞炎が起きると奥歯に何の異常も無いのに痛いという症状が現れるのです。
したがって鼻炎の治療をして軽快すれば歯の痛みもなくなります。このことに気づかないと、症状的には歯に原因がある時と同じなので誤って必要の無い治療をしてしまう恐れがあります。
気をつけてくださいね。
鼻の治療は、もちろん、耳鼻咽喉科での受診が第一選択だと思います。
しかし、なかなか治らない鼻づまりなどがあり、以下のような
- 「黄色い膿のような鼻水や鼻づまり」
- 「目の下からほっぺたにかけての腫れや圧迫感」
- 「歯の根元の歯肉腫れ」
- 「奥歯でものを噛むと痛い」
などがある場合、念のため歯科も受診されてみてはいかがでしょうか?
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2015年4月1日 カテゴリ:歯周病(症状・治療など), 噛み合わせ・顎関節症, 鼻の病気(鼻づまり・花粉症など) and tagged 歯が痛い, 症状, 花粉症