こんにちは 村田歯科医院 岡田 です。ようやく暖かくなってきましたね。
さて、歯周病(歯槽膿漏)と全身疾患との関連性について・・・
近年、様々な研究が進んで歯周病の全身疾患との関連性がわかってきました。歯周病は歯槽膿漏という言い方でほとんどの人が知っていると思いますが、その実態をあまり良くわかっていないようにおもいます。成人の多くの人が罹患していながら症状が明確でないために気づいていない場合があります。
昨年のアメリカ心臓協会で発表された研究結果では、定期的な歯科検診で歯石をとると心臓発作や脳卒中のリスクを下げられる可能性があることがわかったのです。これは歯周病の炎症によって血管に侵入する歯垢が動脈硬化を引き起こして心臓発作や脳卒中につながるのですが、歯石除去により口腔内のバクテリアを減らし慢性的な炎症すなわち歯周病を抑えることでリスクが下がるというものです。
糖尿病も歯周病との関連性が大です。糖尿病の人は歯周病になり易く治りにくく、逆に歯周病は糖尿病を悪化させることがわかっています。
また、リウマチの方の多くが歯周病を治すことで関節炎の症状が軽減することが言われています。
このように、歯周病は様々な全身疾患との関連性があることがわかってきており、まだほかの病気とも関わりがあるかもしれません。
定期的な歯のクリーニング 大事ですよ!!!
私もコレステロールを気にしないといけないようです。紺屋の白袴にならぬよう気をつけなきゃ・・・