そろそろ夏休みですね。小さなお子さんをお持ちの家庭では、家族みんなでお出かけや旅行にと、楽しいやら、忙しいやら賑やかな時期になりますね。
当院でも、学校がお休みで、日中に矯正治療の相談にこられるお子さんも増えてきます。
夏休みになったなあ・・・・・と実感してしまいます。
お子さんの矯正相談時に、
「この子の歯並び悪いのは、私に似て遺伝だと思うんです」
「私もガタガタなんで・・・・・ニッ!!」
「私も治したかったんですが、もういい歳だし、治せませんよね?」
なかには、そんなことをおっしゃるお母さんがいらっしゃいます。
「・・・・・・・・・・・」 その答えは・・・・・
「いえ、ちゃんと治せます。矯正治療に年齢は関係ありません!」です
そう!年齢は関係ないのです。
そこで今回、大人になってから矯正治療をしたいけど、果たしてきちんと治るのかどうか?年齢を考えて、もう矯正を出来ないと思い治療の機会を逃してしまっている方々へ
「大人になってから、矯正治療を始める場合」
についてです。
まず、結論から言いますと・・・・・・・・
そうです!矯正治療に年齢制限はありません。
もちろん、人が成長する中で、顎の成長期など一番良いタイミングというのはあります(この時期については、違う記事でお話します)。しかし、この時期、このタイミングを逸してしまうと、「歯並びが治らない、矯正治療ができない」ということでは決してありません。
歯と歯茎と歯を支える骨が、矯正治療を許容できる範囲で健康であれば、いくつになっても治療は可能です。大人の方でも、矯正治療を受けている方はたくさんいらっしゃいます。
当院でも、かみ合わせや歯並びが悪く歯周病になりやすいために60~70歳代の方で矯正治療を開始したかたもいらっしゃいます。
また、最近は、子育てに一段落した40~50歳代の主婦の方々が矯正治療を始められるケースも多いです。
いろいろ話を伺うと・・・・・・・・
「ずーと悩んでいたけど、なかなか忙しくて相談に行けなかった」とか
「大人になって歯並びがすごく気になっていたけど、矯正治療はもっと若い頃しか出来ないとおもっていた」とか
そうおっしゃる方が多いです。
虫歯や歯周病で、歯を何本か無くしてしまって、部分入れ歯を使用していたが、矯正治療を行ったために、入れ歯からブリッジへ変更できたり、矯正治療とインプラント治療を併用したため、最小限の治療で済み、さらに入れ歯を使うことから脱したなんて患者さんもいらしゃいます。
通常、歯が悪くなる過程としては・・・・・
虫歯や歯周病 ⇒ インレーやクラウン(銀歯) ⇒ 歯が抜ける ⇒ ブリッジ ⇒ さらに抜ける ⇒ 部分入れ歯 ⇒ どんどん悪くなる ⇒ 総入れ歯
なんて過程があるわけです(もちろん、この過程を踏まないよう治療や指導していくのが歯科医の役目ですが・・・・・)
しかし、矯正治療をいれることで
「 部分入歯 ⇒ ブリッジ 」 「 ブリッジ ⇒ クラウン 」 のような歯が悪くなる過程を逆行することが出来る場合も多々あります。
いわゆる、「口のなかのアンチエイジング」とでも言いましょうか!!
当院でも、始めはお子さんの矯正相談にいらして、その時、お母さんも治せることがわかって!
★親子そろって矯正治療!!★
なんて患者さんもいらっしゃいます。
年齢を考えて、もう矯正を出来ないと思いこんで、治療の機会を逃してはいませんか?どんな年齢でも必ず矯正治療は出来ます。
とりあえず、あきらめないで一度、矯正相談を受けてみてはいかがでしょうか?
村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人