先日、猛烈な台風が通り過ぎていきましたね。
先週、盛岡で開催された「日本矯正歯科学会大会」も無事終わり、発表の方も無事終了しました。9月28日(金)が最終日でしたの台風の影響も無く、予定通りに帰宅することが出来ました。
台風の襲来がもう2、3日ズレていたらどうなっていたことだでしょう!
危なかったです。(><;)
盛岡では、色々バタバタしてましたが、オフ時間はしっかり、名物を食べたり、お土産を買ったりしました。
盛岡名物といえば、「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」「南部せんべい」「わんこそば」など、美味しいものがたくさんあります。
今回は、「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」「南部せんべい(お土産)」をしっかい堪能させていただきました。
なかでも、「盛岡冷麺」の歯ごたえはすごくしっかりしていて、ガッツリ噛まないと噛み切れませんでした。
そこで、今回、「歯ごたえのある食べ物」についてです(前置きがながくなりましたが・・・・・)。主に歯並びとの関係についてです。
アゴの成長が著しい子供さんではどうでしょう?
アゴの成長は上アゴが先に成長(女子:7~11歳、男子:8~12歳ごろ)し、下アゴは、身長が伸びる骨格の成長と同時期(女子:12~16歳、男子:13~17歳ごろ)です。
よく言われることですが、小さい頃から歯ごたえのある食べ物を多くし、よく噛む習慣を身につけさせることは大切です。よく噛むことで歯は丈夫になり、アゴの発達をうながします。
最近、歯が形成される胎児期や乳幼児期でも影響が豊富で、大きいしっかりした歯の子供が多いです。しかし、軟らかい食品が増えアゴが未発達で、歯並びが凹凸のお子さんが増えています。
現代の食べ物は軟らかい加工食品が多く、よくかまなくても飲み込めるため、かむ回数とかむ力が減少してる傾向にあります。
「かまない」から「かめない」、「かめない」から「かまない」
こうした悪循環で、アゴが力不足・運動不足を招いてしまいます。
適度にかみごたえのある食品を毎日の食卓メニューに加えてましょう。
アゴの発育や歯並び、全身の健康に与える影響を考えるならば、
「歯ごたえのある食べ物」を食べる(または、食べさせる)
ということは、大切なことはとても大切です。
さらにいつも同じようなものばかりではなく、多品目をしっかりかんで食べられるメニューをこどもの毎日の食事に考えてあげてください。
一日の食事で30品目、一口30回
また、食べ物の素材と調理の仕方も大切です。
いくら歯ごたえのある食べ物と言っても、小さく切るほど、かむ回数は減少し、8等分するとアゴの運動量は約30~40%減少するといわれています。食べ物の切り方をちょっと工夫することでも、歯ごたえを感じさせることができます。
歯並びが悪いと、ちゃんとものをかめないばかりでなく、全身の健康にも悪影響を与えます。また、発音や審美性、心理面での影響も見逃せなません。
丈夫なアゴをつくる基本は、毎日の食生活にあります。好き嫌いなく、なんでもよくかんで食べることがアゴの発育につながります。
小さなお子さんでは、「冷麺」は無理かも知れないですが、「コシのあるうどん」なんかは最適ではないでしょうか?消化も良いですし・・・・
是非、「歯ごたえ食べ物」を毎日の食卓にのせてあげてください!
ウチの子供にもそのうち「盛岡冷麺」を食べに連れて行こうと思います。
村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人