最近、離乳食をパクパク食べるようになった、1歳になるウチの息子が、ギリギリを歯ぎしりをしています。それも楽しそうに・・・・・・・
一般的に歯ぎしりは、ストレスという原因を抱えた人に起こる症状というイメージがあると思います。
その歯ぎしりの症状が、赤ちゃんに出たら、お母さまは心配になってしまいますよね。とくに初めてのお子さんの場合ならばなおさらですよね。
そこで今回は、実際、自分の息子のことも交えながら、そんな初めてのお子さんを持つ、お母さんやお父さんの不安を和らげるべく「赤ちゃんの歯ぎしり」と「子供のはぎしり」についてです。
( 「子供のはぎしり」 については次回お話します)
個人差はありますが、ちょうど乳歯が生え始める頃の6ヶ月辺りに赤ちゃんの歯ぎしりが始まると言われています。大人の歯ぎしりの場合は、歯の負担を軽減する治療やマウスピースなどを使用し予防をしていく必要があるのですが、赤ちゃんの歯ぎしりは、歯や顎が正常に成長していく成長過程で、大切なものとされています。
歯ぎしりをすることによって次に生えてくる歯の位置や顎の位置を定めようとしているのです。
また、赤ちゃんの場合は寝ている時だけでなく、起きている時も歯ぎしりをすることがあります。小さな赤ちゃんが歯ぎしりしているのを聞いてしまったら、心配せずにはいられないでしょうが、乳歯が生えそろうまではかなりの頻度で続くことも考えられますが赤ちゃんの成長の証だと思って見守っていきましょう。
では、心配なのはどんな場合はないのでしょうか?(><;)
あります!!
お母さまの目で見て、明らかに歯列不正の心配がある場合です。乳歯が生えそろったころに一度、矯正歯科医に相談してみると良いでしょう。顎の発育や歯列に影響する考えられますので、気になる症状があるときには放っておかず、とりあえず受診して相談してみると良いと思います。
乳歯が生えそろった頃は、まだ、矯正治療は早いです!と言われるかもしれませんが、どのような歯列不正になる可能性があるか予測ができ、虫歯や歯周病だけでなく、歯並びに対しても、定期検診は大切なのものと考えています。
ちなみに明らかな歯列不正とは、著しい反対咬合(受け口)、 開咬(咬んでも前歯がかみ合わない)、 著しい上顎前突(出っ歯)、 交叉咬合(かみ合わせがスレ違っている・上下の正中が極度にあっていない) などです。
また、乳歯が生えそろった後もなお歯ぎしりが続くような場合にも歯科医に相談が必要です。
歯ぎしりによって乳歯が擦り減ってしまったり、歯神経に炎症が起きてしまったりする可能性もあります。治療が必要な場合もあるります。
以上のように、余程のことが無ければ、乳歯が生え始めた赤ちゃんの歯ぎしりはあまり心配するものではありません。乳歯が生えそろうまで、安心して見守ってください。
ウチでも、朝早くからワーワー、キャーキャー!
ニコニコしながら、「ギリギリ」歯ぎしりやってます。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人