1月も後半です!本格的にインフルエンザが流行ってきましたね。私の周りにも連鎖的に次々と体調が悪くなる人が出てきています。患者さんの中にも体調崩して予約変更!なんてことも多くなってきています。
皆さん、くれぐれもお気をつけください。
私は幸いにも、早いうちからワクチンを打っておりましたので、今のところは大丈夫なようです。
でも油断は禁物!ワクチン打っててもかかってしまった方もいます。手洗いとうがいは小まめにして、気をつけないとです・・・・
とくに小さいお子さんをお持ちの親御さんはホント!十分気をつけてください。ウチの息子もまだ1歳5ヶ月。すごく気をつけています。
さて今回は、先日、患者さんから質問されたことをお話します。
「村田歯科 横浜矯正歯科センター」 で、矯正治療をされている患者さんのお母様から・・・・・・ちなみに現在、ご妊娠中です。
「この子が(←現在矯正治療中お兄ちゃん)、乳歯の時から虫歯になりやすく、歯が弱かったので、次の子も心配なんです。なんか生まれる前に心がけることや生まれた時注意することはないですか?」
・・・・・とのご質問・・・・・・
そこで、今回 「 乳歯の生え始め と ケア 」 についてです。
赤ちゃんの歯は、だいたい5ヶ月頃から生え始めます。まず下の前歯です。中には、生まれた時に前歯がすでに生えている赤ちゃんも居ます(先天性歯といいます)。
通常は、1歳ごろまでには上下あわせて8本の前歯が生え、1歳半までには上下16本、2歳を過ぎると上下すべて20本生えそろいます。
しかし、歯の生える時期にはかなりの個人差があり、1歳になっても最初の歯が生えないこともあります。生えてくるのが遅いからといって、過剰に心配する事はないと思います。
では、赤ちゃんの丈夫な歯を作るために、生まれる前から何かできることはあるのでしょうか?
【「マイナス1歳」からはじめるむし歯予防】なんて本も発売されてますね。
赤ちゃんの丈夫な歯をつくるには、お母さんのお腹の中にいるときから気を付けなければいけません。乳歯は妊娠約1ヶ月頃、まだお母さんのお腹の中にいるうちに形があらわれ始めます。
そして、妊娠10ヶ月頃には、原型はほぼ出来上がってしまいます。
広く知られていますが、歯はカルシウムを多く含んでいます。妊娠前と妊娠中に、カルシウムを含む栄養を十分とることは、赤ちゃんの丈夫な歯をつくるには大切なことです。
さらにカルシウムだけでなく、タンパク質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良くとることも大切です。
リンは主に歯が成熟して硬くなる(石灰化)ための材料として、たんぱく質は歯の基礎に、ビタミンAは歯の表面の土台に、ビタミンCは歯の象牙質の土台に、ビタミンDはカルシウムの代謝や石灰化の調節をしたりします。
カルシウムばかり摂っていれば良いという事でもありません。バランスよく意識して摂取!が大切ですね。
ここで、どんな食品にどんな栄養素が多く含まれるか?簡単ですが挙げておきます。
カルシウム : ひじき、チーズ、しらすぼし、煮干、納豆や牛乳
リン : 牛肉、豚肉、卵、米
タンパク質 : お魚(青物など)、豆腐、卵、牛乳、大豆
ビタミンA : 豚肉、レバー、にんじん、ほうれん草
ビタミンC : さつまいも、イチゴ、ほうれん草、みかん、
ビタミンD : バター、卵黄、牛乳
すいません、すごく一般的になってしまいました。詳しくは栄養管理表など参考にしてください\(00;)
そして、生まれてからすぐ虫歯になりにくい丈夫な歯をつくるには、予防がとても重要になります。
食後や授乳後には、水や湯冷ましを飲ませて口の中を清潔にすること、栄養バランスの取れた食事を心掛けること、ダラダラ飲みやダラダラ食べをしないこと、あまり甘い味に慣れさせないことなどに気を付けましょう。
カルシウムを多く含んだ牛乳、とうふ、納豆、卵、魚(いわし、めざし、わかさぎ、海老)など、これらの食品をバランスよく食べさせるようにしましょう。バランスよく食べることが身体にも歯にとっても、もっと大切です。
また、なかなか仕方がない事だと思いますが、夜鳴きをする赤ちゃんやなかなか寝ない赤ちゃんを寝かしつけようとして、授乳するお母さんがいますね。
んーこれは、ある程度仕方がない事ですが・・・・ウチでも経験済みです(00;)
ただ、これは大人でいえば、食後歯磨きをしないで寝るということです。(勿論、母乳の成分には良いものがたくさん含まれていますが・・・)
個人差があると思いますが、生後ある程度したら少しずつ授乳による寝かしつけは減らしていった方がいいかもしれませんね・・・・
子育て奮闘中のお母さんは、難しい場合もありますが、この事↑をちょっと頭の片隅にでも置いといてください・・・・
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人