2月3日は「節分」でしたね。「豆まき」した方やこれから夕飯に「恵方まき」を食べた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最近は「恵方まき」もメジャーになってきましたね。
大きなお口をあけて、黙ってかぶりつく・・・・・(沈)
って感じです。
ところで、食べる時大きなお口をガーっと開けるのは良いのですが、普段、ゲーム・読書や携帯を見ているときなどに・・・・
「ポカーン」
とお口を開けている方多いと思います。
また、特に最近お子さんで「ポカーン」を開けている事が・・・・・(00;))
いわゆる 「 口 呼 吸 」 です・・・・・・
口呼吸は要注意です!大人も子供も!特に乳幼児期~成長期にある子供さんも口元には注意してみてください。
先日も通院中の患者さんから「お友達のお子さんが口を開けていて、矯正が必要になるかどうか?」悩んでいるというお話を伺いました。
皆さんまだまだ口呼吸が歯並びやかみ合わせにすごく影響するということをなかなかご存知ないようです・・・・・
そんな出来事もあり、今回「口呼吸」について掲載した背景もあります。
口呼吸を行なっている可能性がある場合は、鼻呼吸に変える必要があります。起きているときは鼻呼吸をしている方でも、寝ているときは口呼吸になっていることは多く、イビキをかいているときのほとんどは口呼吸です
鼻呼吸を行っていると小鼻がよく動き、酸素の交換も行われやすくなっていきます。それにより、鼻周囲のリンパや鼻毛などにより、ホコリや細菌など有害物質もろ過され、免疫系も活性化が期待できます。
そして歯並び・虫歯や歯周病にもすごく影響します。
前にも言ったように皆さん意外とご存知ないかたもおられるようです・・・・
特に歯並びとの関連性はすごくあります。 (ここ重要です)
実際、歯並びが悪いせいで「口呼吸」が誘発さた方
「口呼吸」により歯並びが悪く(開咬)なり、さらに口呼吸が定着した方
鼻の疾患により「口呼吸」から歯並びが悪くなった方
など様々です。
そこで、子供さんで口呼吸になりやすい場合やその兆候の代表を挙げてみます。
- 赤ちゃん~乳幼児のときに「おしゃぶり」を長期・長時間使用していた
- 乳歯から永久歯に生え変わる時に長期間前歯が生えてこなかった、または、虫歯などで早く乳歯の前歯が抜けてしまった
- 自然な状態にしていると口が半開きになって、しまりのない表情になる。
- 前歯が飛び出したり、歯にすき間が多い(ただし、まだ前歯が乳歯の時はすき間があっても構いません)
- 上下の歯の咬み合わせが逆になっている(受け口)
- いつも片側の歯でかむくせがあり、歯の咬み合わせも悪い
- 上の唇が下の唇より、かなり分厚い
- かみ合わせても、前歯が咬みあわない(開咬)
その他にもたくさんケースはあります。
口呼吸は癖になってしまうと中々治りません。やはり早期発見・早期治療が必要です。
特にお子さんは、歯並びが悪くなる前、癖が定着する前に予防する装置があります。本格的な矯正歯科治療が必要になる前にできるだけ予防する手段があります。
そのほか矯正歯科では「筋機能療法(MFT)」という治療で、お口の周囲の筋肉や舌の動きにたいして、リハビリを行います。
どうぞ、お子さんやご家族・親戚の皆さんで「口呼吸」の兆候をチェックしてみてください。そして、気になるようであれば矯正歯科で相談を受けてみてください。
虫歯や歯周病だけでなく、歯並びも予防の時代です・・・・・
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人