矯正治療について、健康保険が使える場合はないのか?
こんな、ご質問を受ける場合があります。
そこで今回、 「健康保険がきく矯正治療」 についてです。
以前にもちょっとお話したかもしれません。おさらいです・・・・v(0。0)
日本でも、だいぶ矯正治療が認知されてきました。
歯並びや咬み合わせは見た目の問題だけではなく!健康にも影響します。
実際、「保険がきく矯正治療」があります。
★施設基準や指定の資格や経験をもった矯正専門医がいる指定の医 療機関であれば可能です。★
当院でも保険適応のケースで矯正治療を受けられる方も多くなってきました。
外科矯正治療といって、矯正治療と外科手術の併用が必要な場合です。
これは、美容外科とま全く違います。完全に保険が適応になります。
「顎変形症」 という病名がつきます。
いわゆる骨格性な要素も含めかみ合わせや歯並びが悪い場合です。
下アゴが出ている、いわゆる「受け口」を連想される方も多いかと思いますが、受け口だけでなく!
上アゴが大きく出ている場合(出っ歯) や
かみ合わせても、上下の前歯が大きくかみ合わない場合(開咬) や
正面からみて下アゴあるいは上アゴが曲がっている(側方偏位) や
著しくは並びのアーチが狭い(狭窄歯列) など
受け口だけでなく、色々なケースで適応になる場合があります。
矯正治療は、見た目の問題だけではなく、医学的にも必要な治療です。本来、健康保険がすべて適応になってもいいような気がしますが、今のところ、日本では保険がきく場合と保険がきかない場合があります。
まあ、徐々に適応範囲も広がってきています。
そこで、保険がきく場合を疾患・症状をあげてみます。
<国の定める先天疾患>
- 顎変形症 (受け口・出っ歯・開咬・変位など)
- 唇顎口蓋裂 (口蓋裂・唇列・粘膜下口蓋裂など)
- ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)
- 鎖骨・頭蓋骨異形成
- クルーゾン症候群
- トリーチャーコリンズ症候群
- ピエールロバン症候群
- ダウン症候群
- ラッセルシルバー症候群
- ターナー症候群
- ベックウィズ・ウィードマン症候群
- 尖頭合指症
- ロンベルグ症候群
- 先天性ミオパチー
- 顔面半側肥大症
- エリス・ヴァン・クレベルト症候群
- 軟骨形成不全症
- 外胚葉異形成症
- 神経線維腫症
- 基底細胞母斑症候群
- ヌーナン症候群
- マルファン症候群
- プラダーウィリー症候群
- 顔面裂
- 筋ジストロフィー
- 大理石骨病
- 色素失調症
- 口-顔-指症候群
- メービウス症候群
- カブキ症候群
- クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群
- ウィリアムズ症候群
- ビンダー症候群
- スティックラー症候群
- 小舌症
- 頭蓋骨癒合症
- 骨形成不全症
- 口笛顔貌症候群
- ルビンスタイン-ティビ症候群
- 常染色体欠失症候群
- ラーセン症候群濃化異骨症
- 6歯以上の非症候性部分性無歯症
です。
今後、保険矯正の適応範囲ももっと広がっていくといいですね。矯正治療が受けやすい環境がどんどん整備されていくことを願っています。
当院内でも、少しでも皆さんが治療を受けやすい環境を考え!努力し!実行したいと思っています。
外科矯正や保険矯正のこともお気軽におたずねください。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人