今年の夏は、ほんとに猛暑ですね。しかも7月初旬から・・・・
熱中症にも気をつけないといけないし・・・・
冷房効きすぎ!水分取りすぎ!で、夏風邪にも注意が必要です・
先日、風邪気味です(><;)
と妊娠中の方から、ご質問をいただきました。
「薬を飲むと赤ちゃんの歯に影響がでますか?」
と・・・・・・
そこで、今回「妊娠中の薬の服用、歯への影響」についてです。
答えは、
「 影響がでる場合があります。 」
です。
妊娠中にお薬を服用することは、多かれ少なかれ、赤ちゃんの歯に影響を及ぼすことがあります。また、歯だけでなく、全身的な影響を与えることもあるので、基本、服用しない方向で考えます。
注意すべきは、特に妊娠初期です!これは、お薬だけでなく色々なことにいえます。
たとえば、レントゲン撮影による放射線被爆の影響などもそうですね。
どうしても、薬の服用やレントゲン撮影が必要な場合は、かかりつけの産婦人科の先生と相談することが必要です。
歯への影響に関して言うと、歯は妊娠中から出生時まで形成されています(このときは乳歯です)。
この時期に薬を服用すると影響がでる可能性があります。
とくにテトラサイクリン系の抗生物質は胎児に移行し骨格や歯に沈着し、歯を黄色に着色させますので、注意が必要です。
この影響は永久歯の形成期も起こります。
代表的なものとしては・・・・
いわゆる「テトラサイクリン歯」というものです。
歯自体は、問題ないのですが、色が、こげちゃと黒の入り混じったような色で、黄土色~黄色の横縞もあります。
いまでは、テトラサイクリンは、子供には使用禁止になったため、最近はほとんど無いと思いますが・・・・
いずれにせよ、妊娠中にお薬を服用する必要が無いよう!心がけることが大切です。
お口のなかでも、虫歯や歯周病などにならない為にも定期的な健診が必要です。
赤ちゃんを授かったら、まず!
妊婦歯科健診を受けましょう。
ちなみに、横浜市の
「横浜市妊婦歯科健診実地医療機関」 では、1回無料で健診が受けられます。
(当院も指定医療機関です)
まだまだ、始まったばかりの暑い夏!体調管理には、くれぐれも気をつけてください。