一般歯科の方で通院されている患者さんから・・・・・・
「うちの下の子のかみ合わせが反対です。いつ頃診てもらって、歯並びは何歳ぐらいから治療したほうが良いですか?」
とご質問を受けました。
そこで、今回は 「乳歯の噛み合わせが反対な場合(反対咬合)」 についてです。
↑この質問に対する正解は・・・・・
「気になったときには、まず診せてください」です!
乳歯列の反対咬合は、前歯4本が生え変わる永久歯交換期に自然に治ることもあります。
ですから、反対咬合の程度や年齢などによっては、経過観察ということもあります。
ご家族やご親戚の中に骨格的な反対咬合などの方がいらっしゃる場合、遺伝的要因があると自然には治りにくいこともあります。骨格的な反対咬合の場合は、顎変形症と診断され、外科矯正が適応になります(ただし、この場合全て健康保険が適用されます)。
アゴの大きさや成長の問題なのか?
また、アゴの大きさや成長傾向に問題があるとしても、それは、上のアゴ?もしくは下のアゴ?どちななのか?
また、歯の傾き(歯の凹凸ぐあい)が原因なのか?
どのタイプによるかで・・・・診断や治療開始時期は変わります。
乳歯列期からの早期治療が必要なのか?
前歯4本が永久歯に交換するまで待って良い状態なのか?
はたまた、遺伝的要因が強い傾向があるため、成長のタイミングを見計らって、治療を進めた方が良いケースなのか?
一般的には、4~5歳ごろになると骨格も含め、歯並びなども調べる矯正歯科の精密検査を行うことができ、矯正治療することも可能です。
ですから、どのタイプなのか?把握するためにも、まず、矯正歯科を受診し、診断時期や年齢などを十分考慮し診査してもらうことが大切です。
ちなみに、当院では乳歯列期からの早期治療をやっておいた方が良い場合には、
本格矯正開始前の前処置として・・・・・
「ムーシールド」や「機能的矯正装置」など取り外し可能な装置を使用し、お子さんに負担の少ない装置を選択する事が多いです。
(治療例)・・・ムーシールドによる、矯正前処置
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人