最近は、多くの患者さんで予防歯科という概念が広まってきて、定期検診で歯科医院を訪れる方も多くなってきたように思います。
★非常に良いことだと思います★
そんな予防歯科の概念の1つとして、「虫歯と歯並び」についてです。
歯並びが悪いとなぜ虫歯になりやすいのでしょうか?
歯並びが悪く、歯と歯が重なったり、隙間があいている部分にどうしても食事の際に食べカスが付きやすいことが原因の一つです。歯磨きをしても歯ブラシの先自体が届きにくく、磨き残しが起こりやすいという点もあります。
取りきれなかった食べカスは、お口の中の最近により、歯垢(プラーク)となって歯に着いて、虫歯の原因菌の格好のエサとなってしまいます。そして、最近は虫歯を作る酸を作り出します。
さらに歯垢は時間が経つと歯石となってしまいます。
ココまでは、なんとなく想像がつくかとは思います
歯並びが悪い状態で適当な歯磨きをしていると、気が付かないうちに虫歯になりやすい上に、どんどん進行してしまうこともあります。
そのため、自分は歯並びが悪い方は、丁寧なブラッシングやデンタルフロス、歯間ブラシなど補助器具を使ったり、歯医者さんで定期健診を受けてチェックするなど、特に気をつける必要があります。
しかし、歯並びが悪いままで放っておくことの問題は、虫歯になりやすいということだけではありません。歯と歯の隙間にたまった歯垢や歯石が口臭の原因になったりします。
また、同時に噛み合わせが悪くなっていることも多いために、そのうち全身に弊害が出てくることが心配されます。歯並びが悪いと見た目だけでなく、噛み合わせも上手くいかなくなって全身に様々な悪影響が出ます。
そのため早めに治すことが大切です。
歯並びが悪い場合は、できるならば 歯列矯正などを受けることが一番 です。
最近では、裏側(舌側)矯正やマウスピース型矯正など色々なタイプの治療法があります。
もちろん、ご自身の状態合ったベストな治療法を選ぶ必要もあります。
歯並びが悪い事はわかっていても、なかなか一歩を踏み出せない方も、長く使う「歯」です!
「歯を守る」ことを考えて、一度、矯正治療を検討してみてはいかがでしょうか?