閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
医学的には、10秒以上気道の空気の流れが止まった状態を無呼吸として、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、または1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
原因としては、肥満、小顎、扁桃肥大があります。
この病気が深刻なのは、寝ている間に起こる無呼吸が、起きているときの活動に色々な影響を及ぼすことで、気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があります。
高血圧症や糖尿病、メタボリックシンドロームの発症にも関与して、重症例では心血管障害や脳血管障害の危険因子となる全身性の疾患です。
日本における潜在患者数は500万人とも言われています。
症状としては、
☆眠っているとき・・・
● いびきをかく● 息が止まる● 呼吸が乱れる● 息が苦しくて目が覚める
● なんども目を覚まし、トイレに行く など、
☆日中、起きているとき・・・
● しばしば居眠りをする● 記憶力や集中力が低下する● 性欲がなくなる
● 性格が変化する● 体を動かすときに息切れする など、
治療法は、上にあげたような原因を取り除く根本治療と、医科にて行うCPAP治療・歯科でのOA治療・睡眠体位の指導の対症療法です。
OA治療は、口腔内に装着する装置によってOSASの原因となる上気道を広げる治療法です。
OAとはいわゆるマウスピースと思ってください。
OA治療は、2004年から保険治療の対象になりました。ただし、医科(耳鼻咽喉科・呼吸器科・循環器科等)からの作製のための依頼書(診療情報提供書)が必ず必要です。
当院にて、装置の作製をいたしますので疑いのある方は一度ご相談ください。
近くの専門の呼吸器クリニックのご紹介も可能です。
横浜駅から一番近い場所に立地した歯科医院です(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分、横浜駅東口「きた通路」より徒歩2分) 一般歯科治療に加え、専門的な矯正歯科治療(専門医担当)にも連携し取り組んでいます。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター スタッフ