いよいよ12月に入って本格的に寒くなってきました。
今年はインフルエンザと新型のノロウイルスの流行が心配されています。
手洗い、うがいをしっかりしましょう。
さて、歯の治療を受ける際に、保険診療と自費(自由)診療の選択をせまられた時、悩まれることがあると思います。
基本的に保険診療だからといってできない治療、噛めない治療というのはありません。
「保険じゃできない」「保険じゃ噛めない」と言って自費診療に誘導する先生がいるようですが、悲しいことです。
ただし、やはりそこには差があることは事実です。
主に遭遇する 歯を作るという部分でのご説明を、おおまかにいたします。
歯に人工物を詰める(充填)や、歯に冠の被せ物をする(歯冠補綴物)、失った歯(抜いた歯)を補うブリッジや部分入れ歯・総入れ歯(欠損補綴)などです。
いずれの場合でも、基本的に処置内容は保険診療でも自費診療でも同じです。
一部設計に同じ形ができない場合がありますが、出来上がった物(充填物・補綴物)の材料が異なるだけです。
充填物・歯冠補綴物・ブリッジなどでは、保険診療では金属の物となり、自費診療では歯と同じ白い色の素材が使用でき見た目に違いがでたり、歯や体にとって優しい素材を使用出来るなどの差があります。
また、部分入れ歯・総入れ歯では、保険診療では樹脂、自費診療では一部に金属を使用することによって差が生じ、お口の中で厚みの違いによる異物感や熱の伝わり方による味覚の違いなど快適性が異なることや、強度による残存歯への影響などに違いが出ます。
治療費については、保険診療は決められていますので全国一律ですが、自費診療(自由診療)については各歯科医院独自に決めるため一様ではありません。
この説明だけでは分かりにくいと思いますが、細かくは症例によっても違いますのでお尋ねください。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般担当 岡田 一記