横浜駅前 電車・バスを降りて直ぐ!!! 横浜駅西口から徒歩30秒、横浜駅から一番近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する医院です。横浜駅前にて、開業40年を迎える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。
3月にはいり、少し暖かい日が出てきたでしょうか?
まだ朝晩と昼間の寒暖の差がありますので、体調管理にご留意ください。
さて、患者さんが来院する時の訴えで最も多いのはやはり「歯が痛い」です。
一概に「歯が痛い」といってもその原因と場所を特定するのはそう簡単ではありません。
患者さんが下の歯が痛いと言っても原因は上の歯であったり、この歯が痛いと言っても隣の歯が原因であったりということは珍しくはありません。
これは、一つには歯の知覚を司る脳神経が三叉神経の第2の枝が上の歯を、第3の枝が下の歯を受け持っており、同じ神経で伝達される信号を脳が判断することが難しいからなのです。
そこで、私たちは客観的に原因となっている場所を特定するために虫歯があるかや叩いてみて痛みがあるか(打診)、発赤や腫れ・出血があるかなど診査し、あるいはレントゲン写真による診断を試みます。
レントゲン撮影では炎症により周囲の骨に吸収などの変化があればわかりますが、そうでない場合には炎症が起こっている場所の判断はできません。
また、痛みの原因には「歯」に原因がある場合(主に虫歯由来)と「歯肉」に原因がある場合(主に歯周病由来)があり、そのどちらも患者さんの訴えは「歯が痛い」なのです。
これを、どちらに原因があるのか特定していかなければなりません。
歯に原因があっても明らかな虫歯が見当たらない場合もあります。歯の根にひびが入っていて痛む場合など初期には周囲に変化は見られずレントゲンでもわかりません。
歯周病に原因があった場合にも、歯肉に明らかな変化を認めず当該歯に小さくとも虫歯が存在するとどちらに原因があるのか判断に困る時があります。
「歯が痛い」の診断は簡単ではありません。様々な方向からの診査と痛みの具合経過そしてもちろんレントゲン写真を総合的に判断し経験に頼る部分も大きいのです。
この時期には花粉症の方が多い季節ですが、そういった鼻炎から副鼻腔炎(上顎洞炎)を起こしていると歯に原因が無いのに上の奥歯が痛くなることがあります。これもきちんと見極めないと必要のない歯を治療してしまうことにもなりかねません。
このように、歯の痛みの原因と場所を確定することは難しいものです。何か機械でも当てれば炎症を起こしている部位がわかれば楽なのですが、そうはいきません。
これからも、正確な診断をして的確に痛みを取る処置を心がけてまいります。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般担当 岡田 一記