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横浜駅から一番近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する医院です。横浜駅前にて、開業40年を迎える歴史ある医院です。
成人の8割以上がかかっている歯周病に関して様々書いてきましたが、認知症の中で最も多いアルツハイマー型との関連についてまた新たなことがわかってきました。
つい何回か前にも「歯周病とアルツハイマー」ということで書きました。その際に、歯学部の研究ではないことを残念に思っていましたが、やはり研究しておられる方がいらっしゃいました。
今この時期アメリカンフットボール部の問題で肩身が狭い思いをしている日本大学ですが、そこの歯学部 落合邦康特任教授たちの研究チームが、歯周病とアルツハイマー型認知症との関連性を示唆する新たな動物実験の結果を昨年5月発表しました。
アルツハイマー型認知症の原因は完全にわかっていませんが、体内で発生する酸化ストレスが細胞組織に悪影響を与えるのではという仮説があります。
落合特任教授たちの研究チームは歯周病菌によって作られる「酪酸」に注目をしました。
酪酸は歯周病患者の歯周ポケットで通常の10~20倍存在します。
この酪酸を健康なラットの歯肉に注射すると、その6時間後 脳内の各部位で酸化ストレスが上昇し、特に記憶をつかさどる「海馬領域」でのストレスが顕著となり、また、アルツハイマー型認知症の脳神経細胞内で増加する「タウ」というタンパク質も通常に比べて42%増加していたということです。
健康であればポケットにとどまる酪酸でも、歯周病により歯周組織から血管に入り全身をめぐり、長期間続くことにより脳に影響を及ぼす可能性があるということです。
本当に「歯周病」は全身疾患の様々なところに影響を及ぼしていることがあり、口の中で症状が無いからといって、けっして侮ってはいけません。
全身の健康のためにも常に歯科検診と、歯周病の早期治療を受けてください。
村田歯科医院 / 村田歯科横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記