横浜駅前 電車・バスを降りて直ぐ!!! 横浜駅西口から徒歩30秒、横浜駅から一番近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する医院です。横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐです。 横浜駅前にて、開業40年を迎える歴史ある医院です。
夏休みをいただき、リフレッシュ 充電をさせていただきました。
皆様のお口の健康に寄与すべくスタッフ一同診療してまいります。
さて、「歯の再石灰化」というお話です。
いわゆる虫歯の始まりは、歯を構成する成分のカルシウムやリンなどが虫歯菌によって産生される酸によって溶かされますが、これを脱灰といいます。この脱灰が進行していくと歯の実質が崩壊し、穴が空いていくのが虫歯です。
唾液中にはカルシウムやリンが含まれており、虫歯の初期の段階ではこれが歯に取り込まれ沈着し元に修復しようという働きがあり、これを「再石灰化」といいます。
食後、歯の表面についた歯垢(プラーク)内で虫歯菌がその糖分などから酸を産生し、20分程度で歯の表面が脱灰します。しかし、その後酸は唾液の働きによって中性化し再石灰化が進行します。
したがって、食後あまり早い時間に歯磨きをするとプラークは落としやすいのかもしれませんが、この再石灰化を妨げてしまいます。
そのため、以前は歯みがきのタイミングを食後なるべく早くと指導していましたが、今は30分以上経ってからと変わっています。
お口の中では、この脱灰と再石灰化が繰り返し行われて歯の表面を守っていますが、ダラダラと食べ続けたり、時間をあまりあけずに間食をしたりと、酸を産生する材料を与え続けてしまうと脱灰が続き、再石灰化が追い付かず、虫歯となります。
プラークが帯状に歯肉の近くについていたりすると、それを取り除いて見てみるとやはり帯状の白い部分がみられることがあります。これが脱灰した部分です。
まだ表面が崩れていない初期であれば再石灰化は期待でき、フッ素の利用やカルシウムを含む再石灰化を促すジェル(MIペースト)などもあるので健康な表面に戻すことは可能です。
こういった事を踏まえながら、飲食し歯みがきを行えばある程度虫歯は防げるはずです。
歯みがきの仕方などは、ご相談ください。MIペーストは当院にて販売しております。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 横浜一般担当 岡田一記