横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。
花粉症が始まりました。私も、むずむずし始まり耳鼻科を早めに受診しました。
今年は多くひどくなるようです。皆さまもお気を付けください。
さてここでは、入れ歯(義歯)の製作手順についてご説明します。
まず、「義歯」ですが「義手・義足」の言葉のイメージから連想すると、「義歯」は被せ物やいわゆるブリッジなども指し示すような捉え方になってしまいますが、歯科における「義歯」とは「床義歯」とも言われ抜歯して無くなった歯の部分に人工の歯に床の部分がついた取り外しのできるタイプの物を指します。
一部の歯の欠損に装着されるものを「部分床義歯」(部分入れ歯)、全ての歯を無くして装着されるものを「全部床義歯または総義歯」(総入れ歯)と言います。
素材としては、人工歯はレジン歯(樹脂製の歯)または陶歯、床部分はレジンまたはその一部を金属にしたもの、クラスプ(隣接する歯にひっかけて取れないようにするバネと呼ぶ部分)は金属または樹脂などがあります。
さて、製作の診療手順です。
1.口腔内診査および設計
口腔内を診査し残存歯の状態、欠損部分(抜歯された部分)の粘膜の状態その下の骨(歯槽骨)の状態、上下関係などを把握し、クラスプを掛ける歯や床の大きさ、輪郭などの設計をします。
2.各個トレー(個人トレー)の製作の為の印象採得
トレーとは、お口の中の型取り(印象採得)に使用する入れ物のことで通常は、網トレーやプラスチックトレーと呼ばれる既製の物を使うことが多いですが、各個トレー(個人トレー)とはその患者さんにしか合わないつまり使用できない物で、その方の口腔内の模型を作った上で製作します。
網トレーで十分に義歯を製作するための最終印象が十分採得できる場合はこの工程は行いません。
網トレー各個トレー
3.義歯を製作するための型取り(印象採得)
既製のトレーまたは各個トレーを用いて口腔内の印象採得を上下行います。欠損歯が片側にしかない場合でも上下とも印象します。
4.咬み合わせを取る(咬合採得)
上下の咬み合わせの関係を模型上に再現するための咬み合わせを取ります。この作業は残存歯の本数と上下関係によって「3.印象採得」の日に同時に行ってしまう場合と、「3.印象採得」によって得られる模型上で咬合採得に使用する蝋堤というものを製作して後日に来院いただく場合があります。
5.試適
試適とは、これまでの工程で作られた模型上で実際に使用する人工歯を並べて前歯の歯並びを作ったものを口腔内に入れてみて、顔貌や口唇の状態などいわゆる見た目に問題がないかを主にチェックするものです。前歯の欠損が無い場合などは行いません。
金属で床の一部を作る保険適用外の義歯では、前歯部の欠損が無くても金属のフレームの完成時に口腔内へ試適をする場合があります。
6.完成・装着
出来上がった義歯を装着します。痛い部分など不具合個所を調整し使用方法について説明します。
7.調整
使用開始後、不具合がある場合に再度調整を行います。
全ての工程が大事でありきちんとできていないと出来上がった義歯は口腔内にあった物になりません。特に総義歯においては全て必要です。ただし、上述のとおり部分床義歯においては欠損の状態によって、「2.各個トレー(個人トレー)の製作の為の印象採得」や「5.試適」は行わない場合があります。
経費的・時間的な側面から工程を割愛してしまう歯科医院があるのは残念です。
また、製作する義歯が保険適用の物でも自費の物でも基本的に製作手順・過程において使用する材料は変わりません。
適合した入れ歯でより良い食生活を・・・
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記