横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。
梅雨明けとともに、急に暑さが来ました。熱中症に十分お気を付けください。
こう暑いとビールが恋しいですが、あくまで家飲み、家族など少人数で・・・
さて、「唾液」にはいろんな作用があります。
●自浄作用 口腔内に残った食べかすを洗い流す
●消化作用 アミラーゼなどの酵素が含まれており消化を助け、胃腸の負担を軽減することや、唾液で食べ物が分解され、舌にある味を感じる味蕾細胞に多くの味の成分が浸透し、食べ物の味を感じ取ることができる
●食塊の形成作用 噛み砕くことや飲み込むことをしやすくする
●中和作用 飲食物が細菌により酸性に変化するのを中和し、その酸が歯を溶かしてしまうのを阻止する
●抗菌作用 細唾液中のリゾチームやラクトフェリンなどが殺菌をし、また菌の増殖を抑制する
●粘膜の保護作用 唾液中のムチンが、のどや食道など口腔粘膜の保護をし、火傷や刺激物、硬い物や骨などから粘膜が傷つかないよう守る
●粘膜の修復作用 粘膜が傷ついたときに修復を促す(EGF上皮成長因子)
●再石灰化作用 飲食によって傷んだ歯面から溶け出すリン酸やカルシウムなどのミネラル成分を、唾液中に含まれるミネラル成分で戻し修復する
●潤滑作用 舌や頬などの滑りを良くし、発声や発音を滑らかにする
通常唾液の分泌量は1日1~1.5Lですが、体の水分が少なくなると唾液が減り、口が渇いたり喉が渇いたりします。これにより水分補給が必要なことを感じ、体の水分を正常に保つ重要な働きもします。
しかし、実はこれらの良いことばかりではなく、唾液中に含まれるカルシウムが歯の表面の歯垢に沈着することによって歯石が形成されます。歯石は歯磨きによっては落ちません。付着したままでは歯周病の原因になります。
唾液が減少すると様々なことが起こります。
虫歯
唾液による自浄作用や中和や再石灰化が無くなるため虫歯になりやすくなります。
自浄作用・抗菌作用がなくなると毒性の強い歯周病菌がより多く繁殖しやすくなります。
かびが生える
自浄作用・抗菌作用の減弱により口腔内にもともと存在するカンジダ菌というカビ菌が繁殖して、歯肉に痛みやピリピリ感が出やすくなります。
口内炎
粘膜の保護・修復作用、抗菌作用が弱まり口内炎ができやすくなります。
入れ歯の不具合
粘膜保護作用が弱まり、入れ歯が粘膜と擦れ傷つきやすくなります。また、入れ歯は唾液によって粘膜とくっつくように出来ているので、唾液が減ることによって入れ歯が落ちやすくなります。
口臭
細菌の数や割合が崩れ、口臭が強くなります。
それでは、唾液を増やすには・・・
人工唾液
人工の唾液により潤いを保ちます。人工唾液は多くの種類があり、スプレータイプ、ジェルタイプなどドラッグストアや通販等で購入が可能です。
マッサージ
唾液が出る唾液腺は大きなものが3つあり、耳下腺・顎下腺・舌下腺です。この唾液腺をマッサージし刺激を与えることで、唾液が多く出るようにします。
内服薬の変更
内服薬などによって唾液が少なくなる場合があるので、主治医に相談の上、薬の変更が可能であれば処方してもらいます。
唾液の減少など「ドライマウス」は、専門的な詳しい検査が必要ですので口腔外科等をご紹介いたします。