横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。
ようやく暖かさを感じるようになってきました。
桜の開花も、もうすぐでしょうか?
花粉症が辛い時期ですが、ご自愛ください。
最近 睡眠時無呼吸症候群の口腔内装置OA(マウスピースのようなもの)の製作の依頼が増えています。
「睡眠時無呼吸症候群」というものが広く認知されるようになったからでしょうか?それとも、苦しんでおられる方が増えているのでしょうか?
正式には、「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome OSAS)
」と言います。
睡眠中に呼吸が弱くなる、あるいは停止し、体内の酸素濃度が低下し、睡眠が障害される
↓
日中の眠気や頭痛、集中力の低下により生活の質(QOL)を低下
↓
高血圧症や糖尿病、メタボリック症候群の発症に関与し、重症例では心血管障害や脳血管障害の危険因子となる
患者さんによっては、長くて2分間息が止まっている場合があります。これが、眠っている間繰り返されますが、ほとんどの場合ご本人は気づきません。
この時の経皮的動脈血酸素飽和度(SPO₂)は60%まで低下し、脈拍は200回近くにまで上昇します。
SPO₂は、最近はご存知の方も多いかと思いますが、新型コロナウィルス感染軽症患者に対し自治体などから貸与された「パルスオキシメーター」で指先を挟んで計測して、肺炎を起こし低下した場合に救急搬送や入院の目安として使用されているものです。
これが、60%と言えばいかに危険な状態かお分かりかと思います。
日本人の潜在患者数は500万人と言われています。男女比は2:1です。
☆原因
主に肥満、小顎、扁桃肥大で睡眠中に上気道が狭小・閉塞することにより生じます。
仰向けで寝ると、舌や気道周囲の組織が沈下して気道が狭くなり軟口蓋が吸い寄せられ振動することでいびきを発し、完全に塞がると無呼吸になります。
いびきの方の28%にOSASがあり、OSAS患者の90%にいびきをかくというデータがあります。
OSASは、高血圧・糖尿病・脂質異常症・動脈硬化症・肥満・心不全・虚血性心疾患・脳血管障害などの合併症が報告されており注意が必要です。
OSASの治療には言うまでもなく、きちんとした診断が必要です。
先ずは、医科(睡眠外来や呼吸器科、耳鼻咽喉科など)を受診していただき、検査の上 治療となります。
☆治療法
●根本治療 体重の減量
手術 耳鼻咽喉科的手術
口腔外科的手術
●対症療法 CPAP(医科) シーパップ
OA(歯科) スリープスプリント
睡眠体位の指導
CPAPは、睡眠時にマスクを装着し気流を送り気道を広げる治療法で効果が確実ですが、装着の違和感、煩わしさ、鼻の乾燥、空気が漏れる、携帯性の悪さなどの要因により嫌がる方がいるようです。
OAは、口腔内装置(Oral Appliance、OA)を装着することで上気道を広げる治療法です。CPAP治療に比べると治療効果や確実性に劣りますが、導入しやすい治療法です。効果の得やすい症例と得にくい症例があります。スリープスプリントという呼び方もあります。
この、OAは私たち歯科にて製作しますが、保険適用となるには医科での確定診断の上での依頼でなくてはならず、医科歯科での連携の場合のみです。
これまで、何人かの製作をいたしましたが、皆さん結果は良好なようで、いびきの消失、熟睡感、昼間の眠気の軽減を感じておられます。
しかし、この治療法はあくまで対症療法であり、原因の除去ではないためこれを継続していかなければなりません。
この他、歯並びや咬み合わせや、骨格的な要因が顕著な場合は、これらの対症療法で一時的な改善はあるかもしれませんが、根本的な治療にはならないので、矯正歯科治療と外科手術(骨切り術)の併用による治療法というのもあります。
気になる方は先ずは睡眠外来や呼吸器科、耳鼻咽喉科を受診していただき紹介状をご持参の上ご来院ください。
歯並びや骨格性の要因が疑われる場合は、村田歯科 横浜矯正歯科センターでのご相談をお勧めします。
より良い眠りを・・・
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記