横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。
まだまだ暑い日が続いています。水分を取り熱中症予防、そしてまた新型コロナウィルスの感染も減る気配がありませんから、マスクの着用と手指の消毒を徹底して飛沫を浴びない ウイルスを体内に入れないことを引き続きご注意を・・・
今日は虫歯を削る際に使用する機械についてです。
主に使用されるのが「タービン」と呼ばれるものです。
あの「キーン」というほとんどの方々が不快と感じる音が出るものです。
これは、車のエンジンにも「ターボ」というものをお聞きになったことがあるかもしれません。また発電に使われる機械に「ガスタービン」などもあります。
どれも構造としては同様で、強い空気など流体を送り込むことにより羽車を回して回転を得るものです。
私たちが診療において使用するのは回転切削器具といいますが、「タービン」と「エンジン」と呼ぶ2種類があります。
昔、タービンの無い時代はエンジンのみで、エンジンは電気によりモーターを回して回転を得るもので回転数が遅く切削効率が悪いために、治療時間がかかり痛みなど苦痛が大きかったものです。
ただし、エンジンはトルクが得られるので現在でも併用して使用しています。
タービンは、圧縮空気を送り込み羽を回転させて1分間に30万~50万回転させて金属の刃のついた「カーバイトバー」と呼ぶものや「ダイヤモンドバー」と呼ぶダイヤモンドの粒子を付けたもので切削します。
ダイヤモンドは鉱物の中で最も硬く、熱でも安定して摩擦係数も低いので歯質の切削に適しています。
回転数が高いので切削時間も短縮されましたが、その分摩擦熱が発生するのでその発熱と目詰まりの防止や切削片の除去、臭いの防止のために注水が欠かせません。
注水をしないと、神経が生きている歯であれば摩擦熱によって神経がダメージを受けてしまいますし、また歯質が焦げたようになり何とも嫌な臭いを発します。
我々歯科医師が手に持っている「ヘッド」という部分に「タービン」の羽とそれの回転をつかさどる極小のベアリングと回転させる空気の通る管、そして冷却のための水を通す管、また最近では先端の部分に小さなライトがついており切削部位が見やすいようになっているので、構造上そして製作上かなりの手間のかかる精密器械ですのでかなり高価です。
昔に比べればいろんな点で良くなってはいますが、患者さんにとってはやはり削るのが痛いのには変わりはなく「キーン」が音だけでも不快であろうと思います。
できる限り苦痛が少なく治療を受けられるよう努力いたします。
先ずは、虫歯を作らないよう[歯磨き]頑張りましょう!
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記