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横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。
9月8日に報道された歯科に関わるニュースとして、京都大学発のベンチャー「トレジェムバイオファーマ」(京都市)のグループが歯を新たに生やすという「毛生え薬」ならぬ世界初の「歯生え薬」の実用化に取り組んでいるという記事がありました。
来年7月ごろからは、安全性を確認するための健康な成人での臨床試験(治験)を始めて令和12年ごろの実用化を目指すとのことです。
ちょっと驚きです。もうそこまで来ているのかという印象です。
これまでの再生医療として考えられているものは、自分の細胞を培養して自分の歯を再生し移植できないかというものや、歯髄細胞を培養しての再生医療でした。
歯髄細胞とは、虫歯などで歯が痛んだ時に「歯の神経を取りますよ」と言われる「神経」と称している部分のことで、歯の中心にある歯髄組織という幹細胞であり、これを培養して用いるものですが、すでに現段階でアルツハイマー、心不全、糖尿病、心筋梗塞など、歯とは関連のない病気には活用され始めていて、「歯髄バンク」も存在します。
今のところ、ヒトの歯の再生実験にはまだ成功してはいません。ただし、マウス実験では成功しており、ヒトの場合の再生実験も成功の可能性は高いようではあります。
冒頭の「歯生え薬」も平成30年に歯の数が少ないマウスに薬を投与し、歯を生やすことに成功したそうです。人間と同様に乳歯と永久歯があるフェレットでは、永久歯の内側から新たな歯が生えたそうです。
人間には生まれつき乳歯(第1生歯)と永久歯(第2生歯)のほかに「第3生歯」がありますが、昔の人は短命だったので永久歯までで間に合って、第3の歯の出番はありませんでした。
研究グループは第3の歯の芽の成長を抑制している犯人を特定(タンパク質「USAG-1」とほかのタンパク質との相互作用)し、この働きをなくす副作用も出ない抗体を発見しました。
令和7年からは生まれつき永久歯の数が少ない「先天性無歯症」の2~6歳の子供を対象とした治験を始める予定ということで、歯の芽の成長を狙って静脈注射にて薬を1度投与するというものです。
虫歯などで歯を失った成人の治療も視野に入れているそうです。(産経新聞などの報道より)
この実用化には、全身の健康にも大きな影響を及ぼす「歯」ですから期待大ですね。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記
日付: 2023年9月10日 カテゴリ:虫歯(症状・治療など), 歯周病(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア, 歯科医療全般・全身との関連 and tagged 再生医療, 歯髄バンク