一段と寒さが増してきました。インフルエンザも流行のきざしとか?
手洗い、うがいを忘れずに・・・
さて、歯の喪失が認知症と深い関わりがあることが研究・調査でわかってきました。
年齢・治療の有無・生活習慣などにかかわらず、歯が無い人は認知症の発症するリスクが高くなることが分かったそうです。
特に、歯がほとんど無くしかも義歯を使用していない人は、自分の歯が20本以上残っている人の1.9倍も認知症発症リスクが高くなるそうです。
ただし、歯がほとんど無くても義歯を使用することで認知症の発症リスクは4割抑制できる可能性があるとのこと。
4割とは これは、驚きです。
また、かかりつけの歯科医院を持っている人に比べて、持っていない人の発症リスクは1.4倍にのぼり、歯の状態というのが脳の働きと共に身体全体の健康に大きな影響があるようです。
歯の数が少ない高齢者は、記憶をつかさどる海馬や、思考能力を担う前頭葉が縮んでいるという報告があり、きちんと噛めなくなると栄養の偏り、咀嚼機能の低下が起き、それらが脳の認知機能の低下を招くのではないかと言われています。
頑張って自分の歯をなるべく健康な状態で残し(歯周病じゃだめですよ!)、やむを得ず抜いてしまったら何らかの方法で必ず補っておく、そして検診・・・これが大事です。
横浜 村田歯科医院 一般担当 岡田 一記
日付: 2014年11月30日 カテゴリ:歯周病(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア, 入れ歯, 歯科医療全般・全身との関連, 健康保険・医療費