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Category Archives: 歯周病(症状・治療など)

虫歯を防ぐ騎士「キシリトール」

横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!

横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。

横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。

村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センターpc_26_03.gifでは、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

一段と寒くなってきました。

神奈川県では、インフルエンザも増加し、新型コロナウィルスの感染も再び微増となっています。

医療機関では、引き続き感染対策のため、マスクの着用をお願いいたします

キシリトールは糖アルコールと呼ばれる甘味炭水化物です。虫歯の原因にならない甘味料であり、また虫歯の予防にもなります。

 

キシリトールは砂糖と同程度の甘味度を持っています。

 

キシリトールは、口腔内で歯垢(プラーク)中において虫歯の原因となる酸を作らない上に、甘みが強いのでその甘味によって唾液の分泌を促進することにより口腔内で細菌によって作られた酸を中和するため虫歯の原因になりません。 😀

 

キシリトールは虫歯菌(ミュータンス菌)のエサにはならないのですが、菌内に取り込むとエネルギーを消耗してしまい虫歯菌も酸の産生も減少し、また歯垢の原因となる不溶性菌対外多糖を作らないので歯垢の粘着性が低くなりブラッシングによる清掃がしやすくなります

 

キシリトールだけの効果として、一定時間以上口腔内に入っていると、歯垢が付着しにくくなるだけでなく、歯の石灰化を促進するのみならず、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を弱体化させます。

 

そのため、ガムやタブレットなど口腔内に長くとどまっている物で、シュガーレスの砂糖のような他の甘味料が含まれていないキシリトールができれば50%以上含まれているものが望ましいです。 😛

 

 

1日3回3か月以上継続することで十分な虫歯予防効果が期待できます。 💡

 

➡ キシリトールガムでも砂糖や水あめなどの甘味料が含まれているものもありますので注意が必要です。

 

 

しかし、最も基本的なことである、ブラッシング・フッ化物の応用・正しい食生活、そして歯科医院での定期健診は必要不可欠です。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

横浜の歯医者|村田歯科医院|横浜駅すぐの歯医者

日付:  カテゴリ:虫歯(症状・治療など), 歯周病(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア

いい歯の日

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急に寒さが増しました。お体に気を付けてお過ごしください。

 

今月11月8日は 「いい歯の日」でした。(HPの不具合により投稿が遅くなりました。)

 

いい歯とは、QOLを高めてくれる歯、日々の生活を活力をもって過ごさせてくれる歯というような意味です。しっかり噛めることは、消化を助け病気の予防となり、美味しいという感覚を味わうことができて、そしてバランスの良い栄養が摂れて健康になることによって、またしっかりと噛めるという好循環を生み出します。

 

☆年齢とともに、筋力や認知機能等心身の活力が低下してきます。筋力などの身体機能の低下よりも、実は口腔機能の低下が先にはじまると言われています。

 

滑舌が悪くなったり、食べこぼしをする、むせてしまう、噛めない食品が増えるなどは早期の老化のサインだと考えられています。

こういった口腔の健康・機能が悪化すると、食べられるものが減り、食べにくいために食欲の低下を招きます。

それにより必要な栄養が取れず、筋力の低下・身体機能の低下につながっていきます。

うまく嚙むということができなくなる(咀嚼障害)と摂食障害にもなります。

高齢者の死因としても挙げられる誤嚥性肺炎」の一因にもなります。

老化

歯周病」等により、歯が喪失することが老化のはじまりになります。

将来、介護を必要とせず健康に生活する「健康寿命」をのばすためには、現在ある自分の歯を大切に守ることが非常に重要です。

 

そのためには、歯を失う原因の1位である「歯周病」の早期発見・早期治療に取り組みましょう。

 

是非この日をきっかけに、お口の健康をチェックしてみてください。

歯科医院での検診を!

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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歯の妊婦検診を受けましょう

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まだ昼間暑い日があると感じていましたが急に寒くなりました。

インフルエンザの増加とともに、プール熱なる咽頭結膜炎が大人にも流行ってきているようです。

感染症対策を継続し、体のコントロールを上手にしてください。

さて、歯科の妊婦検診という制度があります。自治体によっても制度の在り方は違いがあるかもしれませんが、横浜市では母子手帳に無料歯科検診の券がついており、検診結果を記入する欄も設けられています。

普段から定期的に歯科検診やクリーニングを受けられている方は良いですが、積極的に使用しましょう。

 

よく、「妊娠出産すると赤ちゃんにカルシウムを取られてしまうから歯がボロボロになる」という話をする方がいますが、お母さんの歯のカルシウムが抜けてお腹の中の赤ちゃんに移行することはありません。icon_exclaim.gif

 

妊婦さんはホルモンバランスの変化などによって、口腔内の環境が悪くなりがちなのです。

 

体の免疫力の低下により歯肉の免疫力が低下し、また唾液の分泌量が低下することで乾燥したり汚れを洗い落とす能力の低下虫歯の原因となる酸を中和する能力も落ち、歯肉の腫れ出血、虫歯などが起こりやすくなります。

つわりの強い方は、吐き気によりブラッシングがきちんとできなかったり、食事の時間が不規則化や少量を頻繁に食べることにより口腔内が虫歯を発生させやすくなってしまいます。

つわりの際は、酸っぱいものを好んで食べるようになったり、胃酸が逆流して口腔内が酸性化することで虫歯のリスクが高まります。

 

 

book.gif虫歯や歯周病があるとその菌が体内に入り、37週未満での早産や新生児の体重が2500gに満たない低体重児出産などのリスクがあるとも言われています。

 

また、出産後しばらくは育児に追われ、赤ちゃんを預けることなど考えるとご自身の治療どころではなくなってしまうかもしれません。b-orooro.gif

 

赤ちゃんの口腔内には虫歯菌は存在しませんが、お母さんに虫歯があるとその唾液を介して感染しますから、周囲の大人は出産前に虫歯を治療しておくことが重要なのです。ga-n01.gif

 

そして、出産後は食器の共有や口移しで食べ物を与えるなど大人の唾液が赤ちゃんの口に入るようなことは注意が必要です。

 

 

つわりが落ち着いて安定期に入ってからの頃(4か月~6か月くらい)にでも歯科検診を受けられてください。nurse.gif

 

icon_idea.gif妊娠初期は流産の危険があるので緊急を要する治療以外は控え、後期は治療の椅子に仰向けでいることが苦痛だったり陣痛が起きても困りますから、妊娠中期が望ましいでしょう。

 

妊娠中に歯科検診を受けることは、お母さんご自身のためにも生まれてくる赤ちゃんのためにも大切です。

 

是非、歯科検診を受けましょう。

 

 

村田歯科医院  / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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日付:  カテゴリ:予防歯科・デンタルケア, 虫歯(症状・治療など), 歯周病(症状・治療など), 赤ちゃん・子供の治療, 結婚・妊娠・出産, 歯科医療全般・全身との関連

歯科検診の期間

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暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものです。厳しい暑さが続いていましたが、この秋の彼岸が来て涼しさがやってきました。

まだ、暑い日も出るかと思いますがだいぶ減りそうです。

増えてきた新型コロナウィルスの感染者も若干減ってきたようですが、インフルエンザの患者さんが増えているようですので秋冬に向かって継続して流行しそうなので感染対策には気を抜くことのないようにお過ごしください。

来院時は、マスクの着用をお願いいたします。

 

歯科検診を定期的に受けましょう

これまでのこのブログを見ていただくとわかると思いますが、再三にわたり言ってきました。

 

お口の中は何か悪くなった時に痛みや自覚症状が必ずあるわけではありません。むしろ無い場合の方が多いのです。

 

大人特に年齢が進むにつれ、虫歯にしても痛みが出にくくなり、気付いた時にはかなり進行していて詰める治療では済まなく、神経を取らねばならなかったり、抜かなければならない状態(抜歯)になっていたりということもあります。

歯周病では、もともと歯周病そのものが自覚症状の出にくい病気(サイレントディジーズ)であり、治療が遅れがちです。遅れれば遅れるほど治療はやはり抜歯に近づいてしまいます。

 

抜歯になれば、そこに歯を入れるためにブリッジだ 入れ歯(義歯)だ インプラントだなどと治療費も治療期間(通院期間)もかかり、場合によっては他の健康な歯をも何らか犠牲にすることにもなるかもしれません。kao04.gif

 

ご自身の歯をなるべく長く大事に使っていただき、いつまでも人工物ではなくご自身の歯でおいしく食べていただくために是非定期的な歯科検診を受けられてください。

 

歯科検診を受診する間隔は・・・

特に成人以降は学校での検診もなくなりますから、半年に1回は、年齢が進めば3か月に1回は受診をしましょう。

歯並びがあまりよくない方、歯石が着きやすい方、基礎疾患をお持ちの方は3か月ごとに、比較的口腔内清掃状態が良いかたは半年ごとで良いでしょう。

何かあった時に悪化させないうちに早期発見、早期治療です。bye03.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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歯に関する最新のニュース

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9月8日に報道された歯科に関わるニュースとして、京都大学発のベンチャー「トレジェムバイオファーマ」(京都市)のグループが歯を新たに生やすという「毛生え薬」ならぬ世界初の「歯生え薬」の実用化に取り組んでいるという記事がありました。

来年7月ごろからは、安全性を確認するための健康な成人での臨床試験(治験)を始めて令和12年ごろの実用化を目指すとのことです。

ちょっと驚きです。もうそこまで来ているのかという印象です。icon_eek.gif

 

これまでの再生医療として考えられているものは、自分の細胞を培養して自分の歯を再生し移植できないかというものや、歯髄細胞を培養しての再生医療でした。

歯髄細胞とは、虫歯などで歯が痛んだ時に「歯の神経を取りますよ」と言われる「神経」と称している部分のことで、歯の中心にある歯髄組織という幹細胞であり、これを培養して用いるものですが、すでに現段階でアルツハイマー、心不全、糖尿病、心筋梗塞など、歯とは関連のない病気には活用され始めていて、「歯髄バンク」も存在します。

 

今のところ、ヒトの歯の再生実験にはまだ成功してはいません。ただし、マウス実験では成功しており、ヒトの場合の再生実験も成功の可能性は高いようではあります。

 

冒頭の「歯生え薬」も平成30年に歯の数が少ないマウスに薬を投与し、歯を生やすことに成功したそうです。人間と同様に乳歯と永久歯があるフェレットでは、永久歯の内側から新たな歯が生えたそうです。

 

人間には生まれつき乳歯(第1生歯)と永久歯(第2生歯)のほかに「第3生歯」がありますが、昔の人は短命だったので永久歯までで間に合って、第3の歯の出番はありませんでした。book.gif

研究グループは第3の歯の芽の成長を抑制している犯人を特定(タンパク質「USAG-1」とほかのタンパク質との相互作用)し、この働きをなくす副作用も出ない抗体を発見しました。

 

令和7年からは生まれつき永久歯の数が少ない「先天性無歯症」の2~6歳の子供を対象とした治験を始める予定ということで、歯の芽の成長を狙って静脈注射にて薬を1度投与するというものです。

虫歯などで歯を失った成人の治療も視野に入れているそうです。(産経新聞などの報道より)

 

この実用化には、全身の健康にも大きな影響を及ぼす「歯」ですから期待大ですね。up.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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加齢によって増えてくる虫歯

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今年は暑くてほんとにたまらないですね・・・

これぞ温暖化の兆候?!今後どうなっていくのでしょうか?また、経験したことのないような大雨に見舞われている地方もあり、逆に少雨で渇水も起きています。お見舞い申し上げます。gomen01.gif

生活への影響はもちろん、農産物への影響も心配です。ga-n01.gif

日本に四季が無くなってしまい、春秋のとても気持ちの良い季節も失われてしまうとの見方もあります。

体調管理に気をつけてくださいkaeru01.gif

 

 

年齢が進むと歯が長くなったような感じの口腔内になり、歯と歯の間が広がってきて物が詰まりやすくなるという方が増えてきます。

中年以降、特に昭和世代でしょうか、食事の後に楊枝を咥えてシーハーしている光景も目にすると思います。

 

この原因となるのは、加齢とともに歯周病や歯ぎしりなどにより歯周組織の後退から、特に歯を支える骨(歯槽骨)の吸収と歯肉の退縮により歯と歯の間に大きな隙間が生じることです。

これにより、歯は本来歯周組織に包まれていた根(歯根)の部分が露出してしまいます。

歯は表面をエナメル質という硬い部分が覆っておりこれは虫歯に対する抵抗性が比較的高く歯をガードする役割があり、その内部は象牙質という虫歯抵抗性が弱く痛みを感じる部分です。

露出した根面は、このエナメル質が無く虫歯に非常になりやすい所です。

 

ところが、加齢とともに虫歯が進行しても痛みになりにくく、またすでに虫歯の治療をかつて行い神経を取ってしまった歯では当然痛みを感じないため、ご自身で虫歯の進行に気づかないことが多々あります。icon_exclaim.gif

そのため発見した時にはすでにかなり進行していて、神経を取るあるいは抜歯ということもあります。kao04.gif

 

icon_idea.gifそうならないためには、先ずは丁寧なブラッシングと場所によってはフロスや歯間ブラシの併用と、定期検診です。

 

歯間ブラシは、太さの選択と使用法が誤っている方もいらっしゃいます。太さは歯の隙間の大きさに応じてピッタリや大きいものではなく、小さいものを使用するようにしましょう。

隙間の大きさと同じか大きい歯間ブラシを使用すると、汚れは掻き出せるかもしれませんが、歯や歯肉を傷つけたり歯肉が刺激されてかえって炎症を引き起こしてしまうことがあります。使用には注意が必要です。icon_exclaim.gif

 

定期検診と磨き方の指導を受けましょう。

そして、歯磨き頑張りましょう!b-ganba.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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歯周病と全身疾患

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例年になく暑い日がまだまだ続きそうですが、熱中症に注意の上お過ごしください。

新型コロナウィルス感染予防のためマスク生活など続けてきたことで免疫力が弱っていて風邪などもひきやすくなっているようです。熱中症予防のためエアコンは使用された方が良いですが、適切な使用をしないと風邪をひくことがあります。私もひいてしまい、治りが悪く長引いています。お気を付けください。

 

歯周病と全身疾患との関係性は、最近特に言われるようになってきましたが、実はもうすでに紀元前にヒポクラテスが口腔内の状態の悪い歯を抜歯したところ関節炎が寛解したという2症例を報告しており、また1818年にも悪くなった歯の抜歯によって関節炎が軽快したという複数の症例が報告されていました。

 

1600年代に顕微鏡が発明され口腔細菌の存在が明らかになると、歯周病は最も罹患率の高い感染症であることもわかってきて、1891年口腔細菌が歯科疾患のみならず全身疾患にも影響があることが再認識されました。book.gif

 

 

血液中に細菌が存在する状態を「菌血症」それによって全身性に炎症が起きている状態を「敗血症」と言います。

心臓疾患の「感染性心内膜炎」の約半分は口腔細菌の菌血症が原因だそうです。

 

歯周病患者は、咀嚼やブラッシング、歯石の除去によって菌血症を起こす可能性が高いため、献血のパンフレットにも「3日以内に出血を伴う歯科治療(抜歯、歯石除去等)を受けた方」は献血できない旨の記述がある事をご存じの方もいるかと思います。

 

 

リウマチの患者さんの血液中の菌の組成と使用した歯ブラシの菌の組成を調べたところほぼ一致したことが今年報告され、口腔内細菌による菌血症がリウマチの発症と憎悪に関与していることが証明されました。

 

 

掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏に膿みをもった小さな水ぶくれ(嚢胞)がくりかえしできる病気ですが、その合併症として骨関節炎が特に鎖骨前胸部に起こることがあります。この関節炎の約半数が歯性病巣が原因と言われています。

掌蹠膿疱症においては、歯科疾患の治療や口腔内のクリーニングは必須です。

この前胸部痛があった患者が、抜歯が必要な歯を抜歯したり歯周病を治療したことにより、およそ3週間で前胸部痛が消失し、6か月で前胸部の骨炎、9か月で皮疹が消失したとの報告もあります。icon_exclaim.gif

 

 

糖尿病との関連性はかなり以前から指摘がありましたが、特に2型の糖尿病は歯周病の治療によって血糖値の改善の可能性があります。

 

 

全身疾患・基礎疾患がある方はもちろん、そうでない方であっても定期的に歯科検診およびクリーニングを受けましょう。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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歯の丈夫な方も注意が必要ですよ!

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いやー 暑い 熱い日が 体にこたえます。

熱中症にくれぐれも気を付けていただき、新型コロナウィルスの感染も再拡大の兆しもあり、さらにお子さんたちにはヘルパンギーナ感染・RSウィルス感染などが増加しています。引き続き感染症対策の気を緩めることなく、規制のない夏をお過ごしください。

 

歯が生まれつき丈夫な方っていらっしゃいますよね。

こういう方が年齢を重ねた時に注意が必要なことがあります。

そんな方はあまりこんなサイトなどは見ないかもしれませんが・・・

 

icon_exclaim.gifまず、歯の丈夫な方は虫歯になりにくいため歯科医院に訪れる頻度が少なく、ただでさえ自分で認知しにくい歯周病などはかかっていても気づかずに悪化させていまいます。

また、自分の歯に自信を持ってしまっていて歯ブラシがおろそかになってしまう場合もあります。

 

歯は丈夫であってもそれを支える歯周組織も丈夫とは限りません。

むしろ歯が丈夫なだけに歯周組織に大きな負担をかけているかもしれません。

 

奥歯は犬歯の奥に前から4番目5番目のやや小さめの小臼歯という2本の歯と、その奥に大臼歯という大きな歯が2本ないし3本あります。3本目一番奥が親不知と呼ばれる歯ですので人によって無い方もいます。

 

歯が丈夫な方は年齢を経ると丈夫なことが原因で、この小臼歯に異常が出てくることが良くあります。kao04.gif

 

その異常は、歯がしみるという知覚過敏であったり、噛むとなんか違和感であったり、動いてきたであったりとさまざまです。

 

icon_idea.gifこれは、歯が丈夫つまりは硬いためにすり減り(摩耗)が起こらないことにより上下の噛み込みが深いままになり、左右に顎が動いた時に歯が常に横方向へ揺らされると歯周組織が弱り退縮してくることで起こってきます。

自覚症状は色々ですが原因は同じです。

 

例えば知覚過敏が出てきたときに知覚過敏を抑える治療のみでは再び起こる可能性がありまた他の症状が出てくるかもしれません。

 

そのため、自覚症状に対する対症療法と共に、嚙み合わせの調整や歯周病の治療も必要でしょう。

これをしておくことでその後の症状の緩和や、歯の寿命を延ばすことができます。

歯周組織が弱り歯を支える力が衰える、いわゆる歯周病なのです。

 

そうならないためにも、歯が丈夫で虫歯が少ない方こそ歯を大事にしていただきたいので、検診をお勧めします。

自分は大丈夫 とは思わないでください。

 

廻りにそんな方がいらっしゃったら教えて差し上げてください。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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歯磨きの仕方

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まだ梅雨明けしていませんが、真夏のような暑さが続き、時折突然の豪雨が発生しています。

熱中症にはお気を付けいただき、新型コロナウィルスの感染も再び増加傾向にあり、またお子さんを中心にヘルパンギーナやRSウィルス感染症なども流行していますので感染対策は怠らずにお過ごしください。

ブラッシングのやり方には様々なものがあります。

 

先ずは歯ブラシの選び方です。

歯ブラシのヘッド(頭)の部分はあまり大きすぎないコンパクトなものが良いでしょう。一般的には手の親指の幅くらいといわれています。毛の硬さは、普通(ミディアム)~硬め(ハード)を選んでください。歯肉に炎症があり出血や腫れがある場合は、柔らかめ(ソフト)にして歯肉のマッサージ的な使用法でも良いでしょう。

 

磨くタイミングと時間

以前は「食後直ぐに」が口癖のように言われましたが、食べた直後は口腔内が酸性になっており歯が痛めつけられています。これを唾液が、中和させる作用と痛んだ歯の表面を修復する作用があるためこれを阻害しないように30分程度経ってからとなっています。

1回のブラッシングの時間はできれば3分以上、寝る前は5分以上は時間をかけるよう努力しましょう。

 

 

歯ブラシの動かす型として類別されているのは以下のようなものがあります。

スクラビング法

歯の外側では歯に直角に内側では斜めの角度で毛先が歯と歯肉の境の部分に当たるようにして1~2本の歯を前後に小刻みに動かして振動させるイメージで磨く方法

バス法

歯に対して45度の角度でブラシを当てて前後に2mm以内の移動で振動させる方法

ローリング法

歯ブラシの毛の脇腹を歯に当てて毛先は歯肉の方へ向けておきそのままブラシを歯の頭の方向へ回転させる方法

その他、フォーンズ法という上下の歯を嚙んだ状態にして外側面を上下同時にぐるぐるとブラシを回転させて磨く方法や、スティルマン改良法という毛先を歯肉に当ててやや強い圧を加えてから回転させるローリング法に似たやり方などもあります。

 

 

このように、動かし方の異なるブラッシング法が様々ありますが、このやり方であれば誰でも良く磨けるというものはないと私は思っています。

 

歯科医師・歯科衛生士によっては、この方法でやってくださいと一つの型を指導する場合もありますが個人によって口の大きさや歯並びであったり、手の力であったり、色々条件が異なるので私はその方に合ったやり方で型にはまっていなくともきちんと歯垢が落ちるやり方でさえあれば、どんな動かし方であろうと構わないと思います。

 

その為、来院時の歯垢の残り具合などを拝見し、足りない部分やその部分のブラシの動かし方をその都度ご本人とともに最適なやり方を考えていきたいと思います。

一緒に見つけましょう。正しい歯磨き法を!nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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体の手術と口腔

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最近、横浜市民病院や横浜市立大学附属病院などから手術前の患者さんの口腔ケアの依頼が増えてきました。

 

これは、周術期等口腔機能管理といって、がんなどの治療を開始する前に歯科医師や歯科衛生士が、口腔内からの感染源を除去,あるいはコントロールすることです。これは、虫歯や歯周病のケアをすることで口腔内の健康を維持して手術に悪影響を及ぼさないようにするためのものです。

 

周術期」とは,「手術を中心に,入院前から術中・術後・退院後も含めて」という意味で,この一連の期間のことをさします。

 

周術期等口腔機能管理の対象となるのは、

がんなどにかかわる手術で、頭頸部領域,呼吸器領域,消化器領域などの悪性腫瘍の手術,心臓血管外科手術,人工股関節置換手術等の整形外科手術,臓器移植手術,造血幹細胞移植,脳卒中に対する手術等を受ける患者さん

がん等にかかわる放射線治療,化学療法もしくは緩和ケアを行っている(行う予定を含む)患者さん

 

 

入院中に口腔環境を良好に保つことで,術後肺炎,誤嚥性肺炎,感染性心内膜炎,口腔粘膜炎,薬剤関連顎骨壊死,放射線性顎骨骨髄炎といった合併症の発生を減少させられることが示されてきています。icon_exclaim.gif

 

また、周術期等の口腔管理をすることで手術後経口摂取までの日数が減少し,術後の早期回復・入院日数の減少にも繋がることが報告されています。icon_razz.gif

 

icon_idea.gif周術期等口腔機能管理を受ける患者さんは、術直後だけでなく生涯にわたってかかりつけ歯科医院で継続的な口腔機能管理を受けることは非常に有益なことです。

 

特に感染源となりうる歯周病のコントロールは、周術期等口腔機能管理を進める上では重要なポイントになります。

 

急な手術などで病院から依頼されても期間が短く十分なことができず、応急処置になってしまう場合もあります。その場合は、術後退院された時に適切な治療をすることにはなります。

 

できれば、こういった際に応急処置で済ませることが無いように体が健康な普段から歯科検診等を定期的に受けておくことが大事です。

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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