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Category Archives: 歯周病(症状・治療など)

口腔内感染症について

横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門村田歯科 横浜矯正歯科センターpc_26_03.gifでは、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

 

まだ時に寒暖の差がありますが、確実に冬が近づいています。b-yuki.gif

寒さの影響も相まって、新型コロナウィルスの感染も広がっています。インフルエンザとともに、十分お気を付けください。nurse.gif

診療においては、十分な感染防止対策をした上で行っていますのでご安心ください。当院は窓の開閉が可能ですので、お寒いこともあるかとは思いますが定期的に開けて換気を行っています。

 

暫くの間、わたくしの個人的な都合により、ブログをお休みしていました。また、再開いたしますのでよろしくお願いいたします。gomen01.gif

 

口腔感染症についてお話いたします。

 

口腔は消化器官の一部で、健康や免疫の維持に必要な食物は全て口腔から摂取され、口腔の健康状態は全身の健康状態に大きく関わっていると言われています。

 

口腔には常在菌というものが存在しており、これらから起こる口腔感染症、口腔感染症を誘因とする全身疾患との関わりを知り予防することが全身の健康にも大いに影響することを認識していただきたいと思います。

 

虫歯と歯周病は口腔感染症ですが、成人の大部分が罹患しているにもかかわらず、生命に関わらないとほとんどの方が思っています。しかし、歯周病は糖尿病・動脈硬化・自己免疫疾患・心臓血管障害・認知症・腎臓病や肥満など様々な全身疾患の誘因になることがわかってきました。また、誤嚥性肺炎は口腔内細菌により直接の死因にもなります。

 

口腔内には約700種類の細菌が生息しており、歯面や粘膜に付着していて外来の細菌が付着増殖することは困難であり、口腔感染症は口腔内常在菌によって引き起こされます。

 

これらの細菌はデンタルプラークで生息していて初期のプラークを構成する最近は口腔環境の維持に重要ですが、口腔ケアが不十分だとプラークの量は増加し初期に付着困難であった菌種も付着し歯肉の炎症、歯周病が発症しやすくなります。

 

加齢や種々の基礎疾患によって生体の防御能が低下することによって口腔感染症は発症しやすくなります。

 

icon_exclaim.gif口腔内細菌が原因となる全身疾患は、加齢による器質的・機能的障害や生体防御能の低下など生体側の因子が主な原因で、これを明確に表す現象ががんの化学療法や放射線療法時に発症する口腔粘膜の潰瘍や口腔乾燥症を発症、免疫力の低下が認められ、カンジタ症・重症の歯周疾患・口腔ヘルペスなどが頻発するが、口腔ケアにより細菌数が減少すると確実に炎症は改善し症状は緩和することがわかっています。

 

このように、口腔内が不健康な状態にあることは全身の健康にとっても大きな影響があるということです。

新型コロナウィルスの感染予防の観点からも、是非検診を!

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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日付:  カテゴリ:虫歯(症状・治療など), 歯周病(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア, 歯科医療全般・全身との関連 and tagged ,

妊娠中の歯科治療

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村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

 

 

この前まで、とても暑い日が続いていた気がしますが、あっという間にもう秋色です。

暑い夏の疲れも出てきます。体調の乱れが出やすい季節です。

インフルエンザと新型コロナウィルスの同時流行危険性もありますので、寒暖差のあるこの時期十分お気を付けください。

さて、妊娠すると歯科検診を勧められます。これは、歯周病が早産や低体重児出産に関連しているからです。icon_exclaim.gif

 

早産・低体重児出産の要因は、年齢(17歳以下、35歳以上)、喫煙、飲酒、麻薬などがあり、歯周病がその一つになっていると言われています。歯周病があると、発生頻度は3~4倍であり、かなり高いリスク因子です。ga-n01.gif

 

しかも、妊娠中はホルモンの変化によって歯肉炎を引き起こしやすく(妊娠性歯肉炎)、またつわりにより歯磨きがしにくかったり、逆流する胃酸によって虫歯ができやすくなります。もともと、歯周病や虫歯があればさらに悪化します。

 

妊娠中も時期を選べば歯科治療は可能です。特に妊娠中期である5か月から8か月くらいは安定期と言われ心配なく治療を受けられます。icon_razz.gif

 

icon_idea.gif出産後も育児や家事に追われて自分の歯科治療どころではなくなってしまいがちですのでご自身の為にも生まれてくる赤ちゃんの為にもこの時期に虫歯や歯周病の治療を済ませておいた方が良いと思います。

 

妊娠中の歯科治療では、レントゲン撮影・麻酔・投薬などが心配だと思います。icon_sad.gif

 

歯科のレントゲンは頭の部分だけであり、防護エプロンも使用し、当院ではデジタルレントゲンを導入していますので放射線照射量が微量ですので体への影響はないとお考えいただいて大丈夫です。

麻酔は、治療部位だけに効かせる局部麻酔であり体への影響はやはりないとお考え下さい。

投薬は、なるべく行わないように配慮しますが、使用されている薬は安全性が認められているものがほとんどです。

その他、治療中の姿勢が苦しかったりつわりなど気分が悪くなった場合などは遠慮なくおっしゃってください。icon_exclaim.gif

さらにご不安な場合は、産科医とも現在の体調等ご相談の上ご来院ください。nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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歯ぎしり

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村田歯科医院内にある矯正歯科専門村田歯科 横浜矯正歯科センターでは、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

 

やたらと暑い日が続いています。hare.gifもう一息かもしれませんが、熱中症には十分お気を付けください。

また、新型コロナウィルスの感染もどこで受けるかもわかりません。引き続き注意しましょう。

当院においても感染対策を取りながら十分な配慮の上、診療してまいります。gomen01.gif

pc_26_03.gif新型コロナウィルス感染症 対応 取組み

 

最近、歯ぎしりの相談が多くなってきました。これも新型コロナウィルスの影響でしょうか?

 

歯ぎしりは、ギリギリと上下の歯をこすり合わせることで自覚があったり、他人から指摘されて気付くものが多いと思います。しかし、音がしないものもあり、本人も周囲の人にも気づかれないタイプもあるので注意が必要です。icon_exclaim.gif

 

歯ぎしりのタイプ

グラインディング  一般的な上下の歯をギリギリ横にこすり合わせるタイプ

タッピング 歯を上下にカチカチ合わせるタイプ

ナッシング ある場所だけをキリキリ擦り合わせるタイプ

クレンチング 上下の歯を強く噛みしめるタイプで音がしないタイプ

 

 

 

奥歯は噛みしめると、一本の歯で体重ほどの力がかかるので、それによって様々な悪影響が出ます。

歯の磨耗  歯の表面がすり減り山と谷の凸凹が無くなり平らな咬む面になってしまう

歯が欠ける・割れる 角など一部が欠けたり、大きく割れたりして場合によっては神経を取るあるいは抜歯の可能性も

歯周病の進行 歯周病があると進行を早める

知覚過敏の原因 歯に力がかかり続けることで根元に喫状欠損を引き起こしたり、③が原因で歯肉が退縮することで知覚過敏を引き起こす

顎に悪影響 顎の周囲の筋肉に緊張状態が続き咀嚼筋筋痛症という筋肉の痛みや関節に負荷がかかり顎関節症の原因になる

周囲への影響 音により周囲の人の睡眠に悪影響を及ぼす

 

歯ぎしりの対処

❶歯ぎしりの原因になっている心理的ストレスを取り除くことや、飲酒・睡眠時無呼吸症候群などによる浅い眠りの際起こりやすいのでその改善

逆流性食道炎も関連があると言われている。

❸就寝時に歯や顎の関節に強い力がかからないように、マウスピースを使用する。

マウスピースは市販品もありますが、噛み合わせや歯並びに悪影響を及ぼすことがあるので、きちんと歯科医院で型を取ってもらいご自身の口に合った物を使いましょう。

マウスピースは保険診療3割負担¥2400で作れます。

早めのご相談を・・・nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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新型コロナウィルスと口腔衛生

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毎日暑い日が続いています。本当に猛暑です。ga-n01.gif熱中症に十分お気を付けください。

新型コロナウィルス感染症も相変わらず蔓延し、いつどこで感染するかもわかりません。防衛策は徹底して、うつらない うつさないよう行動してください。

 

その新型コロナウィルスと口腔との関連についてのお話しです。

 

新型コロナウィルスに感染すると肺炎を引き起こすのはご存知だと思います。

 

この肺炎はウィルス自体が引き起こす肺炎とそれに続いて細菌性の肺炎をも引き起こすというパターンが新型コロナウィルスにおいては多いようでそれによって重症化することもあるようです。

この細菌性の肺炎は口腔内の細菌が、虫歯や歯周病があることによって血中に入り心臓を経由して肺に到達します。この際、肺は新型コロナウィルスによって細胞が傷つけられていることで口腔内細菌がそこに定着してしまうらしいのです。icon_exclaim.gif

口腔内細菌は、歯周病のように炎症部位から血中に入り肺に行き肺炎を引き起こすものと、口腔内からいわゆる誤嚥によって肺に入る誤嚥性肺炎と2通りがあります。

 

icon_idea.gifいずれにしても、歯周病・齲蝕の根絶と口腔内環境の改善は新型コロナウィルスによる肺炎の重症化を防ぐうえでも重要です。

 

新型コロナウィルス感染症に限らず他の全身疾患にも口腔内細菌は様々な影響を与えています。

今痛くないから」とか、「今食べるのに支障がないから」ではなく、常にお口の健康に留意してください。nurse.gif

 

治療 および 検診を!!

 

gomen01.gif ただいま夏季休診中です。一般歯科は17日月曜日からとなります。

 

村田歯科医院  / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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「様子を見る」

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新型コロナウィルスの感染は、東京では毎日3桁最近は200人以上が続いており第2波の懸念があります。kao08.gif

皆様、3密を避けて手洗い・消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを心掛けて感染防止に努め、自分や周囲の大切な人を守る行動をしましょう。

当院においては、感染防止対策を取りつつ診療を行っています。pc_26_03.gif新型コロナウィルス感染症 対応 取組み

九州ほか豪雨災害に見舞われた方々にお見舞い申し上げます。コロナ禍においての災害で今までにない取り組みが必要だと思います。政府及び自治体に強いリーダーシップを発揮してもらいたいと願います。

 

さて先日、入れ歯(義歯)を装着されている患者さんが、「歯肉に痛みが続いていたため様子を見て2週間ほど入れ歯を外して過ごし、その後歯肉が良くなったので入れ歯をいれてみたら入らなくなった」と来院されました。

幸いこの方は、歯肉の痛みの原因は入れ歯(義歯)にあり、その部分と入らなくなった原因部分を調整することで事なきを得ましたが、状態によっては義歯を新しく作り直さなければならなくなる場合もあります

患者さんとしては、「何で?」と思われるかもしれません。

 

お口の中は、日々変化が生じます。icon_exclaim.gif

歯も毎日の咀嚼・咬合によって少しではありますが移動をします。まして、義歯を入れておられる残存歯が少ないような場合、1本の歯にかかる力は大きく、隣に歯が無いような所では直ぐに傾斜や移動が起こります。そうなれば、義歯も入らなくなってしまいます

1~2日ならまだ大丈夫ですが、数週間入れ歯をはずしたままだと入らなくなってしまうのです。

 

このケースでは、歯肉の痛みは義歯が原因でしたが、歯周病原因がある痛みの場合などは数日「様子を見る」ことで良くなってしまうこともあります。ですが、歯周病は自然治癒はほとんどありません。症状が無くなっただけということが多いので、この場合も「様子見」は良くありません。

icon_exclaim.gif歯肉が腫れた、痛みが続く、歯磨きで出血が1週間程度あるいはそれ以上続いているなどがあったり、それが治まっている時も、「様子見」はよくありません。

 

歯周病は、もともとあまり症状が出にくい病気であり、腫れたりしても収まってしまい何事もなく治ったようになることが多い疾患です。しかし、進行した歯周病は治療をしないと自然治癒はありません。次に症状が出た時には手遅れなどということもあります。

様子を見て治ったと自己判断するのはやめましょう。

 

虫歯の場合も、たとえ治療途中であっても「痛みが無いから治療を少し先延ばしして様子をみる」は必ず進行してしまうのでやってはいけません。痛みの有る無しは関係ありません

icon_exclaim.gif都合で次回の来院が先になってしまうような時は、先ずは相談しましょう。icon_exclaim.gif

 

歯を抜いて本数が足りなくなったけど、食べるのにそれほど不都合がないから様子を見ようもいけません。親知らずなど場合によってはそのままで良いこともありますが、基本的には抜いた所は何らかの方法で補っておかなければなりません。これをしないままでいると、隣の歯が傾いてしまったり、相手の歯が伸びてきてしまったりなどにより咬み合わせ・歯並びが崩れてしまい数年経過してから不具合が出てきます。その時には治療方法がより複雑になってしまうことがあります。

 

nurse.gifいずれにしても、その時の痛みの有る無しや不具合・不都合の有る無しなどの自己判断で治療を受けないことはお気を付けください。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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口腔と感染症

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緊急事態宣言も解除され、新型コロナウィルスの感染者は減ったとはいえまだ予断を許さない状況であり、収束は現実的に当分無いと考えた方が良いでしょう

画期的な治療薬が開発されるとか、ある程度の期間感染・発症を起こさない免疫が獲得できるようなワクチンができない限り、このウィルスとは共存していく以外ないと思います。

街中では、何となく緊張感が無くなってソーシャルディスタンスも緩くなった感があります。

3密は避けつつ、手洗いなどの消毒を行って感染予防に努めていきましょう。

 

そんな折ですので、口腔と感染症についてです。

 

口腔は食べ物を摂取するとともに病原体である細菌やウィルスなどの異物を体内に取り込んでしまう入口です。

唾液は、口腔内の汚れを洗い流す作用と同時に、細菌やウィルスを防御する役割も担っています。

 

 

口腔内には常時700種類以上の細菌・真菌が生息していて安定共存していることにより、病原体の感染を防ぎ、全身の健康を維持することに寄与しています。

細菌学的にも、免疫学的にも、「口腔の情報は全身に伝わり、全身の情報は口腔に伝わる」と言われるごとく、口腔の健康状態は全身の健康状態と免疫年齢を如実に表していることを意味しています。

 

 

しかし、口腔内が不潔になって細菌が増えバランスが崩れてしまうと粘膜の防御機能が破壊されてしまいます。

また、飲み込むための機能が落ちている高齢者は唾液とともに細菌を気管から肺に飲み込んでしまい肺炎(誤嚥性肺炎)を引き起こします。

 

 

このように、虫歯や歯周病を予防することはもちろんのこと、インフルエンザや今回のような新型コロナウィルスなどの感染症や様々な全身疾患を予防する上でも口腔内のケアは非常に重要です。

 

冬の時期に歯科医院にて口腔ケアを受けた人と受けなかった人では、インフルエンザの発症率は大きく違います。

まずは、ブラッシングをキチンとして歯垢・歯石を溜めないことです。毎日の歯磨きは、ほとんどの方がやっていると思いますが、歯垢が取りきれて居るとは限りません自身にあった効率の良いブラッシング方法を身につけるため磨き方を歯科医院にてアドバイスを受けて下さい

 

また、夕食後または就寝前の歯磨きは一番大事です。寝ている時には、唾液の流量が減少し自浄作用が落ちるので、口腔内細菌の増殖が起きるので必ずやるようにしましょう。就寝中に種々の細菌の棲み分けが昼間とは異なる状況になるので、朝の歯磨きによるリセットも大事です。

 

さらに、口腔の乾燥も唾液による細菌・ウィルスの防御を低下させるので唾液の分泌を促すためにリラックスすることや、食事の際は良く噛んで食べることを心掛けてください。

唾液を作る唾液腺の障害や、服用している薬の副作用による分泌量の減少ということもあるので、歯科またはかかりつけの医科の先生とご相談ください。

歯科医院にて口腔ケアや治療を受けることで感染症リスクは減ります。

口は体の入口!

正しい口腔ケアで健康な体を!!1

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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現在の診療状況について

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長い緊急事態宣言中、皆さんの営業自粛・外出自粛などの協力によって大分感染者が減ってきました。どうやら明日25日、宣言の解除のようです。kaeru01.gif

 

ですが、感染が全く無くなり安心できる以前のような状況に戻るわけではありません。

引き続き、感染に対する注意は怠ってはいけません。3密を避けることと、手洗いを徹底することは重要です。

 

 

当院は一般歯科・矯正歯科ともに、感染予防対策を取りつつこの緊急事態宣言中も通常通り診療を行ってきました。

今後も、感染予防対策を怠ることなく診療に従事してまいります。

 

 

医療スタッフは全員マスク・グローブの着用、ゴーグル・フェイスシールドなどを状況に応じて使用させていただきます。また、医院受付には飛沫感染防止対策としてシールドを設置させていただき、受付スタッフもマスク・グローブの着用をさせていただいております。

ご不便およびご不快な思いをおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。gomen01.gif

 

その他感染予防対策についてはこちらをご覧ください。h06.gif新型コロナウィルス感染症 対応 取組み

 

感染症対策としても、お口の健康は大事です。

 

通院時には十分ご注意をいただき、ご来院ください。nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

 

 

 

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歯の移植

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「移植」という言葉からは、まず心臓移植・肝臓移植・腎臓移植などの臓器移植が思い浮かび、歯の移植は一般的に知られていないと思います。futaba.gif

臓器移植の場合、ドナーである他人から正常な臓器を提供され異常な臓器を持つ患者に移し替える行為です。

 

icon_exclaim.gif歯の移植はこれとは異なり、主に機能していない智歯(親知らず)などを虫歯や歯周病などにより抜歯する部位に移し植え替える治療法であり自分の歯を用いる「自家歯牙移植です。

 

通常、抜歯して欠損となった部位を補う方法としては、ブリッジ、入れ歯(義歯)、インプラントなどが行われます。

 

 

歯の移植は、条件が合って良好な治癒が得られれば、それらに比してメリットがあります。bye03.gif

 

メリット① 機能していない智歯を有効に活用できる

メリット② ブリッジの場合欠損歯の隣の歯を削らなければならないが、移植では他の歯を犠牲にしなくてよい

メリット③ 義歯に比べて見た目や咬み心地が良く元の歯と同じ感覚である

メリット④ インプラントは自費治療となるため高額な治療費がかかりあくまで人工物を埋め込む治療であるが、移植は自分の歯を使用するのであり、また保険診療で行える。

 

 

 

ただ、移植後噛めるようになるまでは3~6か月かかるのと、移植後場合によっては歯根吸収が起こってしまい抜歯になることがあります。

また、歯周病のコントロールができない方や喫煙者、糖尿病・高血圧などの全身疾患をお持ちの方は予後に影響します

 

保険診療における移植の条件

①移植される部位は奥歯

②移植歯は智歯(親知らず)

③移植部位に十分な骨の量がある

④移植歯の歯根の形態が適切に適応する

これらを全て満たさないといけません。

 

このように移植が適応であるならば、とても有効な治療法であり、80%以上の成功率と言われており、決して珍しい治療ではありません。

nurse.gif当院でも行っています。ご相談下さい。

歯を喪失しないことも大事ですよ・・・

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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口内炎

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急に寒くなりました。ga-n01.gif

インフルエンザも流行ってきています。ご注意を・・・!

 

口内炎とは、口の中に起こる炎症だから「口内炎」であり、鼻に起こる炎症だから「鼻炎」などと一緒です。

アフター性口内炎・カタル性口内炎・ウイルス性口内炎・アレルギー性口内炎などが主です。

 

通常、「口内炎」はアフター性口内炎を指すことが多いと思います。

アフター性口内炎の場合、境界が明瞭で周囲が赤く中央に白いややくぼんだような潰瘍1個または数個、歯肉・舌・口唇・頬の内側などにできます。

この原因ははっきりとわかっていませんが、栄養不足(ビタミンB2欠乏など)・ストレス・免疫力低下・睡眠不足などと言われています。

以前に書きましたが、アフター性口内炎はレーザー照射ですぐに痛みが無くなります

CO2レーザー

ただ、通常数日で自然治癒することがほとんどです。

 

 

カタル性口内炎は入れ歯(義歯)や矯正器具の接触であったり、頬の内側を噛んでしまったりして細菌が繁殖、熱湯・薬品の刺激などの原因による口内炎です。この場合は境界が不明瞭で赤く腫れたり水疱を作ったりします。

 

ウイルス性口内炎は、ヘルペスウイルスによるものや、梅毒・淋病・クラミジアなどの性感染症による口内炎です。

 

アレルギー性口内炎は、特定の食物・薬物・金属の刺激によりアレルギー反応を起こして発症するものです。

 

 

一方、患者さんが「口内炎」と勘違いされているものに、フィステル(瘻孔)というものがあります。

 

この多くは、歯肉に出現します。周囲は赤く中央はやや盛り上がった形で痛みのない場合もありますが、痛みがある場合は盛り上がり膨れてきて、時間が経つと破裂したようになり膿が出て、この後は痛みは引きあたかも治ったかのようになってしまいます。

フィステル(瘻孔)とはこの内部に溜まった膿の出口です。

 

自然治癒したかのようになってしまうことがありますが、原因を取り除かない限り完全治癒はしません。症状が無くなってしまっただけなのです。そのため、再発し次第に拡大し重症化していきます。

 

フィステル(瘻孔)のできる原因は、歯周病から歯肉に膿が溜まり(歯肉膿瘍)起こるものと、歯の根の先端部に膿が溜まり(歯根嚢胞)できるものと2通りあります。

 

歯周病からの場合は、歯の周囲にできたポケットと呼ぶ隙間に磨き残しが入ることによって起こるので、このポケットを無くす為の歯周病治療が必要です。

また、歯根嚢胞の場合は歯の根に原因があるので、この嚢胞を無くすための治療が必要になります。この治療法については後日ご説明いたします。

 

icon_exclaim.gif多く見られる「アフター性口内炎」は粘膜の表面的な炎症兆候ですが、「フィステル」は内部に原因がある炎症兆候ですのでこのように対処は全く違います。

 

簡単に判断せず、受診されてください。nurse.gif

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

 

 

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くさび状欠損と知覚過敏

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立冬を過ぎ、だいぶ冷え込んできました。

インフルエンザも流行ってきています。体調管理にお気を付けください。

 

 

くさび状(楔状)欠損というのをご存知でしょうか?

 

歯の根元の部分、歯肉との境の部分がゆっくりと時間をかけて段々と深く「くさび状」にえぐれてしまう現象です

 

診療において日常的に、中高年以上の方に多く見られます。

 

歯肉が下がり露出した根の部分に起こるもので、ここは象牙質という神経の有る歯では知覚の有る部分です。そのため、若年者では知覚過敏を引き起こす場合があります。kao04.gif

 

 

原因は、以前は歯みがきの際に強く横磨きをしたり歯磨剤に含まれる研磨剤による擦り減りと考えられていましたが、同じようにブラッシングをしているのにもかかわらず前後の歯は何でもないのに間の1本だけが楔状欠損になっていたり、弱いブラッシングや縦磨きであるのにえぐれてしまうケースがあり、現在では歯磨き以外の原因があるとされています。

 

断定はされていませんが、噛み合わせの具合によって噛んだ際に強い衝撃が歯に加わり歪みや応力が根元付近に集中することによる微小破壊という説もあります。そのため、年齢が進むと、顎関節の変化や噛み合わせの磨耗による変化などによって、加齢とともに楔状欠損も多く見られるようになるのではないかと言われています。

 

 

治療法は、初期から中程度のものは、レジンという歯と同じ色の樹脂で埋めます。これにより、知覚過敏も象牙質が覆われるため軽減あるいは消失します。

重度なものでは、神経がある場合は取ることも必要かもしれませんし、冠を被せる治療となるかもしれません。

 

nurse.gif根元の窪みが気になり出したら、痛みの有無にかかわらず早めに受診しましょう。nurse.gif

しみると鍋も食べられなくなるかも・・・?

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

 

 

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