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Category Archives: 歯科医療全般・全身との関連

義歯、入れ歯、差し歯、ブリッジ

横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

 

 

歯科の受診で私たちと会話するうえで使われる言葉が、時に患者さんと行き違いを感じることがよくありますicon_eek.gif

 

「義歯が取れた}と言われ、義歯ははずせるものだけど・・・

「ブリッジが外れなくなった」と言われ、ブリッジはもともとはずせないけど などなど・・・

 

義歯」という言い方などは、「義手」「義足」などの言葉から考えると、人工的な「歯」という感覚からか全てが「義歯」と感じる方もいらっしゃるようです。

先日も「義歯が欠けた」といらっしゃって拝見したところ、詰め物が欠けた物でした。

 

 

そんなことから、少し整理してご説明いたします。

 

詰め物充填物)

文字通り歯の一部分に人工物を詰めたもので、金属や樹脂などがあります。

被せ物歯冠補綴物

歯全体をくるんでしまういわゆる「冠」です。これは前歯も奥歯(臼歯)も行われます。素材としては、金属・樹脂・セラミックなどがあります。保険治療において多く行われるのは、前歯では金属と樹脂を組み合わせた前装鋳造冠であり、臼歯では金属の全部鋳造冠と言うものです。

差し歯

この言葉は歯科専門用語ではなく通常私たちは使用しません。皆さんが使用する場合はほとんどが前歯に限ってこの言い方をされると思います。これはかつて、前歯のポストクラウンといって歯の根に差し込む芯の部分と上にできる白い歯の部分が一体となった物が多く作られ、患者さんへの説明として分かり易いためにできた言葉であろうと思います。現在はこのポストクラウンというやり方はほとんどされません。前項の歯冠補綴物といって、前歯も臼歯も虫歯によって失われた歯の質の中心部分を補強する材質を入れた上で、歯全体を被せ覆うというやり方で保険内でされる治療で言えば、前歯は白い物、臼歯は主に金属という違いであるだけです。

 

ブリッジブリッジ

抜いて失われた歯ができてしまった場合に、そこを補うため隣接する少なくとも2本の歯を被せるようにして抜歯した部分も含めて最低3本の繋がった歯を橋渡しするように入れる物接着固定されて御自身で取り外すことはできません

厳密には歯科医学的に、可撤性ブリッジといって着脱が可能なブリッジも存在しますが現在ほとんど作られることはないと思います。

部分入れ歯部分床義歯総入れ歯全部床義歯

多くのお年寄りが入れている、いわゆる入れ歯であり、ご自身で着脱が必要でありそれが可能なもの、固定された物ではありません。。ブリッジでは補うことができないような歯の欠損において作られます。一部分が欠損し、一部分残存している歯がある場合に製作された物が「部分床義歯」で、全ての歯を全て失って製作された物を「全部床義歯」と言います。

括弧内赤字の言葉が私たちの専門用語になります。

 

お分かりいただけたでしょうか?

ご不明な点は、診療の際 遠慮なくお聞きください。nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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新型コロナウィルスに関して

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新型コロナウィルスの感染症が拡大しています。

感染防止の為また、患者様とスタッフの健康と安全に配慮し、受付も含めマスクの着用をさせていただいております。

 

従前より、感染症対策は行っていますが、特に注意を払って診療に当たっております。

 

なお、次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください

●風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
●強い倦怠感や呼吸困難がある。
●風邪の症状や37.5℃以上の発熱やせき・息切れがあり、14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国した方
●風邪の症状や37.5℃以上の発熱やせき・息切れがあり、新型コロナウイルス感染症の患者さんと濃厚な接触があった方

「帰国者・接触者相談センター」はすべての都道府県で設置しています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html

 

依然として、注意が必要な状況ですので規則正しい生活と食事・睡眠・手洗いを励行して感染を防ぐよう十分お気を付けください。

 

nurse.gif当院も通常通り、皆様の健康に寄与すべく精進してまいります。

 

 

何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター

 

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口内炎

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急に寒くなりました。ga-n01.gif

インフルエンザも流行ってきています。ご注意を・・・!

 

口内炎とは、口の中に起こる炎症だから「口内炎」であり、鼻に起こる炎症だから「鼻炎」などと一緒です。

アフター性口内炎・カタル性口内炎・ウイルス性口内炎・アレルギー性口内炎などが主です。

 

通常、「口内炎」はアフター性口内炎を指すことが多いと思います。

アフター性口内炎の場合、境界が明瞭で周囲が赤く中央に白いややくぼんだような潰瘍1個または数個、歯肉・舌・口唇・頬の内側などにできます。

この原因ははっきりとわかっていませんが、栄養不足(ビタミンB2欠乏など)・ストレス・免疫力低下・睡眠不足などと言われています。

以前に書きましたが、アフター性口内炎はレーザー照射ですぐに痛みが無くなります

CO2レーザー

ただ、通常数日で自然治癒することがほとんどです。

 

 

カタル性口内炎は入れ歯(義歯)や矯正器具の接触であったり、頬の内側を噛んでしまったりして細菌が繁殖、熱湯・薬品の刺激などの原因による口内炎です。この場合は境界が不明瞭で赤く腫れたり水疱を作ったりします。

 

ウイルス性口内炎は、ヘルペスウイルスによるものや、梅毒・淋病・クラミジアなどの性感染症による口内炎です。

 

アレルギー性口内炎は、特定の食物・薬物・金属の刺激によりアレルギー反応を起こして発症するものです。

 

 

一方、患者さんが「口内炎」と勘違いされているものに、フィステル(瘻孔)というものがあります。

 

この多くは、歯肉に出現します。周囲は赤く中央はやや盛り上がった形で痛みのない場合もありますが、痛みがある場合は盛り上がり膨れてきて、時間が経つと破裂したようになり膿が出て、この後は痛みは引きあたかも治ったかのようになってしまいます。

フィステル(瘻孔)とはこの内部に溜まった膿の出口です。

 

自然治癒したかのようになってしまうことがありますが、原因を取り除かない限り完全治癒はしません。症状が無くなってしまっただけなのです。そのため、再発し次第に拡大し重症化していきます。

 

フィステル(瘻孔)のできる原因は、歯周病から歯肉に膿が溜まり(歯肉膿瘍)起こるものと、歯の根の先端部に膿が溜まり(歯根嚢胞)できるものと2通りあります。

 

歯周病からの場合は、歯の周囲にできたポケットと呼ぶ隙間に磨き残しが入ることによって起こるので、このポケットを無くす為の歯周病治療が必要です。

また、歯根嚢胞の場合は歯の根に原因があるので、この嚢胞を無くすための治療が必要になります。この治療法については後日ご説明いたします。

 

icon_exclaim.gif多く見られる「アフター性口内炎」は粘膜の表面的な炎症兆候ですが、「フィステル」は内部に原因がある炎症兆候ですのでこのように対処は全く違います。

 

簡単に判断せず、受診されてください。nurse.gif

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

 

 

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歯の外傷(ぶつけた) 2

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台風15号、19号にて被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。

 

 

歯をぶつけてしまった。特にお子さんお年寄りにありがちなことです。

「うわー!たいへん、どうしよう」って思いますよね。

前回書いたやや重いケースについてその治療法をご説明しましょう。

 

⑴歯冠破折・・・歯の頭の部分での破折

㋑不完全破折(亀裂)・・・欠けてはいないひび割れ  しみる事がなければ経過観察

㋺露髄を伴わない歯冠破折・・・神経の露出が無い歯の頭の破折で欠けている状態  欠けた物を接着するか神経を保護した上 樹脂で修復する

㋩露髄を伴う歯冠破折・・・神経が出てしまうまで欠けている状態  神経に対する処置をした上 形態を回復する

 

歯根破折・・・歯の根の部分で破折 ➡ 上部にわずかな移動があるはずなので、隣の歯と強固に固定して経過観察をする。

 

脱臼

㋑震盪・・・異常な動揺や歯の移動がない ➡ 経過観察

㋺亜脱臼・・・歯の移動はなく動揺が明らか  咬むときに痛みがあれば固定し経過観察

㋩側方脱臼・・・横方向への移動  麻酔をして元の位置に戻し固定の上、経過観察

㋥陥入・・・根の方向へ潜ってしまった  歯を正しい位置に戻して固定の上、経過観察 場合によって根の治療(根管治療)をする

㋭挺出・・・歯の先端方向への移動(伸びた)  元の位置に戻して固定し経過観察

㋬完全脱臼・・・歯が完全に抜け落ちた状態 ➡ 可能な限り元の位置に戻し固定の上経過観察 但し全身状態の不良や抜けた部分に感染がある場合や乳歯は再植できない

 

完全脱臼を起こした場合、再植の予後は受傷した時の歯根の形成状態、周囲(歯根膜)の損傷状態、抜けた歯が処置までの間に置かれていた保存状態と時間と保存溶液に左右されます。保存溶液とは、乾燥状態になってしまっていると再植は難しくなります。

ご家庭で用意できる保存溶液としては、冷たい牛乳が最適です。ただし、ロングライフ牛乳や低脂肪乳は除きます。

(日本外傷歯学会 歯の外傷治療ガイドラインより)

 

いずれの場合でも、早期の受診が必要です。

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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歯の外傷(ぶつけた)

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歯の外傷についてkao04.gif

転倒や物が口唇などに当たり、歯が硬い物にぶつけてしまったことにより起こるトラブルです。

 

やや重篤なものとしては、歯冠破折・歯根破折・亜脱臼・側方脱臼・陥入・挺出・完全脱臼とあります。

歯冠破折・・・歯の頭の部分が折れて脱離してしまった

歯根破折・・・歯の根の部分で折れてかなりの動揺がある

亜脱臼・・・抜けてはいないが異常な動揺

側方脱臼・・・歯が横方向へ移動、骨折を伴う

陥入・・・根の先の方向へ陥没した状態

挺出・・・陥入の逆で歯の先端の方向へ飛び出た(伸びた)状態

完全脱臼・・・歯が完全に抜け落ちて離脱した状態

 

これらはいずれの場合もご自身でも処置が必要だろうと思われるでしょう。

必ず受診しなければなりません。

これらの処置については、次回お話しいたします。

 

軽度な物としては、歯が少し欠けたり(歯の一部の実質欠損)、痛み軽い動揺(振盪)がある場合です。

 

大きく欠けてしまうとさすがに受診されると思いますが、軽度の場合「大したことない」「様子を見よう」程度で過ごしてしまいがちです。

icon_exclaim.gifこれが実は要注意です。

 

歯に一瞬大きな力が加わると瞬間的に歯が動き、歯の根の先端がずれて神経が切れてしまうことがあります。

神経と言っても、それだけではなく根の先端から歯の中心に「歯髄」という血管や歯髄組織という細胞が存在し歯に知覚も血流も与えて生きています。

この歯髄が根の先端で切れてしまうことがあるのです。

 

こうなると、歯は死んでしまいます。

しかしほとんどの場合、数日で痛みは無くなり生活上問題ない状態になりますが、治療をしなければなりません。

 

歯髄が切断されてしまったのに放置した場合、しばらく経つと歯全体がグレーがかった色に変色してきます。隣の歯に比べて変色が見られる時は疑わないといけません。

 

1本だけ他の歯と比べて歯の全体がグレーがかっていて、過去にぶつけた記憶がある場合には治療が必要な場合があります。

歯髄が切断され壊死を起こしてしまっている場合、その後歯根の先端部に化膿が生じることがあります。

 

nurse.gif気になる方は受診しましょう。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

 

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口内炎などのレーザー治療

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秋の気配が少し感じられてきました。

季節の変わり目、お体には十分お気を付けください

また、台風の被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。あまり経験したことが無いような風と雨でした。私も通勤に苦労しました。

異常気象が頻発し、いずれまたこのようなことがあるのでしょうか。

備えはしないといけないと思います。

 

さて、「レーザー」というのはお聞きになったことがあると思います。

ちょっと怖いイメージでしょうか?ga-n01.gif

そんなことはありません。bye03.gif

 

book.gifLASER(レーザー)とはLight Amplification Stimulated Emission of Radiation(放射の誘導放出による光増幅)の略で、自然光は様々な波長・振幅を持ったものですが、レーザーは単一の波長で位相の揃った光のため集光させることにより強大なエネルギー密度が得られます。

 

レーザーには種類があり歯科において主に使用されているものは、赤外線領域からダイオード(半導体)レーザー、Nd:YAG(ネオジウム:ヤグ)レーザー、ER:YAG(エルビウム:ヤグ)レーザー、そしてCO2(炭酸ガス)レーザーです。

 

得られるエネルギーにより使用される臨床分野に違いがあり、半導体レーザー・ER:YAGレーザー・Nd:YAGレーザー生体組織の切開、蒸散、止血、凝固、硬組織の齲蝕除去、歯石除去などであり、CO2レーザー生体組織の切開、蒸散、止血、凝固です。

 

簡単に言えば、前3者はエネルギー量が高い高出力のもので、CO2レーザーは比較的低出力の物です。

 

ER:YAGレーザーは、治癒は一番早いのですが凝固されずに止血しながらの切開は苦手であり、半導体レーザーおよびNd:YAGレーザーは、切開効率はCO2レーザーより劣り蓄熱してしまうために周囲に熱による変性層が広く深くできやすいので照射に注意が必要です。

CO2レーザーは、熱による変性層は表面に限局されるため治癒が早く、凝固層が適度にできるため止血をしながらの切開が可能です。

 

 

 

また、切開に使用される器具として外科用メス電気メスあります。

 

外科用メスは、癒合は早いのですが、出血が多く腫脹や疼痛が大きいのが欠点です。

電気メスは、癒合不全が起こりやすく、熱侵襲が極めて大きく腫脹・疼痛も大きく出血があります。

また、半導体レーザー・Nd:YAGレーザー癒合不全を起こすことがあり、熱侵襲が大きいですが、出血はありません

CO2レーザーの場合は、熱侵襲が極めて少なく、出血も少なく、腫脹・疼痛も極めて少ないのですが、癒合は外科用メスよりやや遅い傾向にあります。

 

CO2レーザー何故術後の腫脹・疼痛が少ないのかはメスで切開した場合神経や血管・リンパ管の断端が露出したままとなり、術後に浸出液が大量に出ることにより痛み腫れが出るのですが、CO2レーザーの場合は、断端を凝固閉鎖しながら切開するため露出しないので浸出液が少ないことにより術後の疼痛が軽減され腫脹もほとんどありません

 

CO2レーザーメリットが多く、熱侵襲が少ないので安全性が高いのが特徴です。

 

nurse.gif当院では、このCO2レーザーを使用し様々な治療をおこなっています。

口内炎は表面粘膜を凝固させることで接触痛をその場で軽減できます。

歯周病等における歯肉の切除も出血が少なく術後の疼痛もなく処置を行えます。

メラニン色素沈着の除去や、小帯の切除矯正治療に伴う歯牙の開窓などに有効利用できます。

 

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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歯周病の怖さ

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これまでも、折に触れて歯周病全身疾患との関連性を書いてきました。pc_20.gif

歯周病のような慢性的な炎症が、がん、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病や認知症などの悪化に大きな影響があることがわかっています。book.gif

 

 

身体の慢性の炎症の度合いを知るための検査として「高感度CRP」という検査法があるそうですが、歯周病の治療をするとこの検査の数値が下がるそうです。icon_idea.gif

 

 

お口の中は、不具合が無いから大丈夫ではなく、歯周病は「silent disease(もの言わぬ病気)」と言われ自覚症状が出ないことが多いのです。

自覚症状が出た時には、かなり悪化した状態が多く元には戻らない病気なので、治療は難しくなります。ga-n01.gif

 

 

歯周病は成人の約8割が罹っている 歯を支える歯肉と骨の感染症であり、骨を溶かし支えを失わせ最終的には歯が抜けてしまう病気なのです。b-orooro.gif

 

 

ところが、病気と思っていない方が意外といて、「あなたは歯周病ですよ」と診断しても大したことはない、今別に不自由ではないと放置していないでしょうか?

 

 

進みつつある超高齢化社会の中、歯周病の罹患率は高まり様々な疾患の起因因子であったり悪化要因となることをしっかり感じていただき、「歯と口の健康」が体の健康をも支えることを認識いただきたいと願っています。

 

nurse.gif 検診 お待ちしております。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

 

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身体の健康とお口の健康

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今年は例年より、少し長いお休みをいただきました。gomen01.gif

皆様にはご迷惑をお掛けしましたが、16日金曜より通常の診療を開始いたしましたので、再び皆様のご健康に寄与すべく診療をおこなっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。bye03.gif

 

 

休み明け初日にも早速検診の方もいらっしゃいましたが、何度も繰り返してきたように「検診」は大事です。

特に歯科の場合は、検診の機会はあまりないように思われます。

 

どうしても、痛くなってからとか、詰め物・被せ物が取れたとか、入れ歯が壊れたなど不都合が起こってからの受診というのがほとんどではないでしょうか?

 

ですが、できる限り何もなくても定期的にお口の中の点検を受けるようにしましょう。

口腔内の疾患は、今までは口の中だけのものととらえられてきましたが、近年様々な研究により、全身疾患への影響がわかってきており、体の健康にとっても非常に重要なのです。

 

最近では、保険制度上も盛り込まれたこともあって、医科での大きな手術の前後で口腔内の虫歯や歯周病の治療および口腔管理を医科より依頼されることが増えてきています。

icon_idea.gifかつてはこんなことは皆無でした。

医科においても身体の疾患の治療や治癒において、口腔内の良好な環境というものを重要にとらえるようになってきたのです。up.gif

 

 

口腔は数ある体の内部へ外部と交通する部分の一つであり、しかも治癒促進には欠かせない栄養や薬を取り込む入口ですから、そこが虫歯という細菌の巣窟であったり、歯周病という破壊された組織であったりと不健康でいいはずがありません。icon_exclaim.gif

お口の中の疾患はみな、感染症なのです。

 

nurse.gif是非、何かあってからではなく、何も無くても、無いからこそ検診を受けられてください。

 

医科での健康診断をイメージされると、「いくらかかるんだろう?」「無料で受けられれば・・・」とか身構えてしまうと思います。

 

歯科の場合では、まずほとんどの方が歯垢・歯石いずれか着いていると思いますので、歯垢・歯石のチェック=除去という形で受診していただければ、その他悪いところがあるかどうかの検診をした上で、歯垢・歯石の除去を行なえば保険診療として可能です。

つまりは、お口のクリーニングという感覚で結構です。

 

手術などの際に慌てるのでなく、何もない時に半年に1回は検診を受けられて、お口の健康そしてひいては身体の健康を維持されること、または持病の悪化を防ぐことをお勧めします。

 

自己判断ではなく、自他ともに認めるお口の健康を!

 

下記は口腔と全身疾患の関係について記述した過去のブログへのリンクです。h06.gif

定期検診の大切さ 歯周病 健康状態 全身疾患歯周病 感染症 生活習慣病

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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歯科の注射麻酔

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そろそろ梅雨明けでしょうか?

お子さんたちが夏休みとなったとたん、暑さが増してきました。

熱中症に気を付けてください

 

麻酔についてです。

歯科で治療時に使用する注射麻酔は2種類あります。

浸潤麻酔伝達麻酔です。

 

使用する麻酔薬は、安全性が高くアレルギー反応を起こすことは極めて稀で、注射後に気分が悪くなったりする原因はそのほとんどが過度な不安や緊張による精神的な反応です。

 

薬液の安全性を高めることと、血管を収縮させることで局所への停滞時間を長くし、効果時間を延ばす目的エピネフリン(アドレナリン)が添加されています。

エピネフリンにより、高血圧や心疾患の方は血圧の上昇・動悸の発現などを起こすこともあるので注意して使用し、場合によってはエピネフリン無添加のものを使用することもあります。

book.gif

 

浸潤麻酔は、最も多く使用する麻酔法で、治療する部位の周囲表面に刺入して麻酔薬を浸透させて効果を発現させることから、この名前があります。

歯肉の治療、虫歯を削る、歯の神経を取る、抜歯をするなど、ほとんどの治療であらゆる部位で使用します。

効果の範囲は比較的狭くなります。

 

 

伝達麻酔は、そのほとんどが下顎の奥歯の治療の際に使用されます。

下顎の奥歯はその周囲を囲む骨(下顎骨)が緻密なため麻酔の薬液が浸透しにくく浸潤麻酔では十分な効果が得られないことが多いため脳からくる神経の経路途中の下顎骨に入り込む部分に麻酔を刺入口唇や舌を含む広範囲の知覚を麻痺させることで、目的とする歯牙部分のの知覚麻痺を伝達させるというような意味合いの麻酔です。

 

患者さんは、ひどく顔が変形してしまったような感覚になり、口をゆすぎにくく、しゃべることもややしゃべりにくい状態になります。

効果の範囲が広いので、同列の複数の歯の治療に一本の麻酔で行えるなど、治療を円滑に苦痛なく行え、持続時間も長いために治療後の苦痛も減らすことができます。

口唇・舌なども一緒に長時間麻痺するため、治療後は咀嚼その他で口唇・舌を気付かないうちに挟んだり、噛んだり、また熱いもので火傷を負ったことに気付かないということがないように注意が必要です。

 

伝達麻酔は、下顎以外にもありますが、通常ほとんど使用されることはありません。

 

 

このように、様々なことを考慮して麻酔薬・方法を選択し注意を払ったうえで歯科治療を行いますが、脳貧血の既往や高血圧・心疾患などの現疾患、その他不安な事などありましたら遠慮なく申し出てくださいnurse.gif

問診票を正確に記入いただくことも重要です。b-onegai.gif

 

 

 

 

 

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タバコの口腔への害

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icon_exclaim.gifタバコ、喫煙多くの病気の素因になりえることはご存知だと思います。

 

book.gifタバコに含まれるニコチンは、血圧の上昇・動脈硬化に影響を与えます。また、タール発がん性物質です。一酸化炭素血液中のヘモグロビンとくっついて酸素の運搬能力を奪い組織の酸欠状態を引き起こします。それ以外にも50種類以上の発がん性物質が含まれています。

これほどまでにリスクファクターが多いにもかかわらず、日本での喫煙率は諸外国に比べ高率を保っています。bikkuri01.gif

 

主にタバコによって誘発される疾患としては、がん・心筋梗塞・気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・肺気腫・消化器疾患・バセドウ病・骨粗鬆症・動脈硬化による虚血性心疾患などが挙げられますが、口腔においては歯周病もその1つです。

 

喫煙は、歯周病にも大きな影響があります。

ニコチンにより歯肉の血流が低下したり、一酸化炭素により酸素の供給が不足し炎症が起きます。

icon_exclaim.gifもともと、歯周病は症状に乏しく自身で進行が分かりにくい疾患ですが、喫煙者は出血が少なくより発見しにくく気付いた時には多くの歯を失うという結果になりがちです。

喫煙者は歯周病の治療を始めても、治癒が悪く処置をした場合でも効果の現れ方が非喫煙者に比べて悪いのです。icon_exclaim.gif

 

禁煙すると、歯周病のかかり易さは4割減ると言われています。

 

口腔内では、歯周病のほかに口腔がんのリスクもあり、非喫煙者の3倍の発生率との報告もあります。kao04.gif

 

喫煙は、多くの疾患の要因になり医療費がかかったり、メタボになり易い、女性では卵巣機能に大きな影響があり、妊婦では早産・流産のリスク、男性は精子へのダメージなど多くのデメリットもあります。ga-n01.gif

 

禁煙はどの疾患でも、罹患率は着実に低下します。

 

歯科においては、喫煙者の方は非喫煙者よりもさらに丁寧な歯磨きなどの口腔ケアとできる限り短期間での検診をお勧めします。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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