横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センターhttps://yokohamakyousei.jp/」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。
GWも終わり、平成も終わり、「令和」が始まりました。
何かが変わったわけではありませんが、ひとつの区切りとして新しい時代に向け気持ちを切り替えて、診療にあたっていきたいと考えています。
先日、NHK「ためしてガッテン」で「虫歯リスクが激減!?発見!新★歯みがき法 」というのが放送されました。
何を取り上げるのだろうと私も興味津々で拝見しました。
私も日々の診療においてブラッシングの説明をする際に、お話ししていたことでした。
ですが、まだまだ皆さんに浸透はしていませんので、良い番組だったと思います。
ご覧になっていない方もいらっしゃると思います。
NHKのHPをご覧になっていただければ良いのですが、ここに取り上げさせていただきます。
さて、日本において歯磨きの習慣はその昔に比べると定着しているのに何故虫歯が減らないのかということです。
街頭のインタビューで、1日に2~3回の歯磨きをしているという方が多いような表現の取材でしたが、ここでのNHKの取材に関しては、私は若干異論があります。
以前にも書きましたが、診療において問診票に書かれている1日の歯磨きの回数はかなりの確率で1日1回の方が多いということです。
これでは虫歯や歯周病は減りません。
そこは別として、スウェーデンでは虫歯の率がかなり少ないのですが、その我が国との違いは何なのかということです。
それは、歯磨きのやり方なのです。
多くの歯磨き剤には、虫歯予防のためフッ素が配合されています。これが日本では活かされていないのです。
☆フッ素の効能
●歯にコーティングを作り虫歯の原因となる酸から歯質を守ってくれます。
●酸の働きと虫歯の原因菌の働きを弱めて虫歯になりにくい環境を作ります。
●初期虫歯における歯質のカルシウムやリンといった成分の溶け出しを再石灰化という形での修復を促進します。
このため、歯磨き剤には多く含まれているもので1450PPMという濃度のフッ素が配合されています。
ところが、ほとんどの日本人は歯みがきの後、口を良くゆすいでしまいこのフッ素を流してしまっているのです。
2回以上口をゆすぐとフッ素濃度は1ケタ台になってしまいます。
1995年にスウェーデンの研究者たちが通常の歯みがきに比べて虫歯の予防効果が40%以上高い「 イエテボリ テクニック」という口の中にフッ素を残す歯みがき法を発表しました。
☆その方法(対象は12歳以上)
①歯磨き剤はたっぷり2cmくらい使う。
②口の中の泡を吐き出したら、あまりゆすがない。ゆすぎたい場合は水を最小限にして1回くらいまで。
③歯みがきの後、最低30分、できれば2時間は飲食をしない。
この歯磨きの方法とともにスウェーデンにおいて多くの人が実行しているのが、虫歯が無くても歯科医院を受診して歯科衛生士の「プロフェッショナルケア(プロケア)」を定期的に受けていることが、虫歯を減らしています。
定期的に虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)や歯石をクリーニングすることでリスクを軽減できます。
日本でもこの「プロケア」は受けられるのでぜひ、定期検診を受けてください。そして歯みがき法の改善を!
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記
日付: 2019年5月12日 カテゴリ:虫歯(症状・治療など), 歯周病(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア, 歯科医療全般・全身との関連