先日、2歳半になるお子さんのお母様から・・・・・
「子供の前歯が茶色くなってきました」
「虫歯ででしょうか?」
そんなご質問を受けました。
時々、赤ちゃんを連れたお母様からもこのようなご質問を受けることがあります。
そこで今回は、「乳幼児 幼児期 の 歯の着色」についてです。
せっかく、お母様が、一生懸命仕上げ磨きをしてあげていても・・・・・
黒く色づいた歯を見つけると「どきっ!」としてしまいますよね。
ホントに虫歯だったりすると・・・・もう・・・・・
虫歯かどうかは、実際のお口の中を見せてもらわないと正確にはわかりませんが・・・・
意外と虫歯ではなく、単なる 「歯の着色」 であることがあります。
(もちろん、虫歯の可能性があることも忘れてはいけません)
個人差がありますが、まだ食べ物が多様化しない2歳ごろまでは意外と虫歯が少ないような気もします・・・・・
良くあるのが 「お茶(麦茶)」 ・・・・・
なるべく、ノンシュガー、ノンカフェインな飲み物として、赤ちゃんや小さいお子さんに飲ませているお母様も多いのではないでようか?
それ自体は悪いことでは決してありません。お茶の成分にはフッ素やカテキンなど体に良い効果をもたらす成分も含まれています。
「歯の着色だけでしたら、心配はまったくありません」
実はウチにも3歳になる息子がいますが、 「 ★麦茶大好きです★ 」
やはり、歯の着色が満載です(苦笑)
おまけにまだ乳歯なのに、歯並びがわるく、余計に着色しやすいです(苦笑)
子供の歯は、歯の質として色が着きやすい性質をしています。麦茶だけではなく、そのほか色々な色素が着きやすいです。
ただし、注意しなければならない着色もあるので、お話しておきます。
もし、お子さんが歯をぶつけたことがある場合は注意が必要です。
ぶつけたことによって、歯の神経(歯髄)が損傷している場合があります。
今は痛くなくても、そのうち痛み出すことがあります。
この場合、歯が紫色っぽくみえたり、茶色くなったり、歯の中から色が浸透してきたように見えます。
お茶などの着色とは、明らかに違うので見てわかると思います。
いづれにせよ、着色と思っていたが、診てもらったら実は虫歯だったという逆のことも可能性としては、あるわけですから・・・・・
歯科医院での定期健診を心がけてはいかがでしょうか?
虫歯ができてから、いきなり行って! 「ガァ~っと治療!」
そして、歯科医院への恐怖心が芽生えてしまっては、大変です(><;)
やはり定期健診に通われて、担当医や歯科衛生士と仲良くなり、楽しく受診されると良いと思います。
まずは、治療ではなく歯磨き指導やクリーニングなどから・・・・・
(まー、白衣が怖いというお子さんもいると思いますが、そこは徐々に・・・・)
歯科医院は怖いところでわなく!お口を検査したり、キレイにしてくれるところという印象がつけば、楽しく通院できる子になると思います。
結果、虫歯予防につながると思います
院長・スタッフ一同
日付: 2014年10月28日 カテゴリ:矯正歯科(歯並び・症状・治療法など), 噛み合わせ・顎関節症, 赤ちゃん・子供の治療