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横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。
だいぶ気温が下がってきました。
今年は新型コロナウィルスのことがるので、風邪やインフルエンザにも十分注意をしてください。
私もこれまでは、インフルエンザのワクチンは打たなかったのですが、今年は受けようと思っています。
歯にフッ素を塗るとか、歯磨き剤にフッ素が入っているとかよく耳にすると思います。
なぜなのでしょうか?虫歯になりにくくなるということは何となくご存知かと思います。
フッ素は、地中にもまた、海水・河川・植物・動物などに微量ではありますが存在し自然に広くあるものです。そのため、毎日の飲食物にもほとんどの場合含まれていて、1~2mg程度は摂取しています。
さて、虫歯予防に用いられるフッ素は通常フッ化ナトリウムであり、天然の岩石「蛍石」から精製されます。
フッ素が虫歯予防に効果があるとわかったのは、天然に適量(1ppm)のフッ素を含んだ水を飲料水としていた人たちに虫歯が少ないことの発見からです。ただし、歯の形成期に高濃度(2ppm以上)のフッ素を摂取すると「斑状歯」というエナメル質形成不全が生じることもわかりました。
適量であれば人体にも何の悪影響もなく有効な虫歯予防効果があることがわかったのです。
これによって、直接歯にフッ素を作用させる、フッ素洗口・フッ素塗布・フッ素入り歯磨き剤などが考案され広く普及しました。
虫歯は、口腔内の歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の棲み処で酸が作られ歯の表面からカルシウムやリンを溶かして(脱灰)始まります。
歯の表面はカルシウムやリンを主成分としたハイドロキシアパタイトという結晶でできていて、虫歯によって歯が溶けるのはこれらの成分が分解されてしまうからです。
フッ素はこのハイドロキシアパタイトをフルオロアパタイトというものに変えることで、強化され虫歯抵抗性ができます。
また、虫歯菌やその酵素の働きを弱めて酸の産生や歯垢(プラーク)の形成も抑制します。
さらに、脱灰が起きた歯では通常、唾液中のカルシウムやリンが脱灰部分に再沈着する再石灰化というものが行われますが、フッ素はこれを促進する効果があります。
このような効果により、虫歯の抑制に大きな効果があるため歯科医院においても歯科医師や歯科衛生士によりフッ素塗布が行われています。
フッ素の塗布は、歯の萌出間もない時期が最も効果的でこれは虫歯になり易い時期でもありますが、フッ素が取り込まれやすい時期でもあるのです。
よく乳幼児をお持ちのお母さま方からフッ素塗布のご要望をいただきますが、乳歯であれば0~3歳くらい、永久歯であれば4~15歳くらいに年2回が適当かと思います。
通常、フッ素の歯面塗布は保険外診療となります。
ご相談ください。
村田歯科医院/ 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記
日付: 2020年10月25日 カテゴリ:虫歯(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア, 赤ちゃん・子供の治療 and tagged フッ素、虫歯予防