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Category Archives: 虫歯(症状・治療など)

フッ素塗布について

横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!

横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。

村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センタpc_26_03.gifでは、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

だいぶ気温が下がってきました。down.gif

今年は新型コロナウィルスのことがるので、風邪やインフルエンザにも十分注意をしてください。

私もこれまでは、インフルエンザのワクチンは打たなかったのですが、今年は受けようと思っています。

 

 

歯にフッ素を塗るとか、歯磨き剤にフッ素が入っているとかよく耳にすると思います。

icon_question.gifなぜなのでしょうか?虫歯になりにくくなるということは何となくご存知かと思います。

 

book.gifフッ素は、地中にもまた、海水・河川・植物・動物などに微量ではありますが存在し自然に広くあるものです。そのため、毎日の飲食物にもほとんどの場合含まれていて、1~2mg程度は摂取しています。ramen.gif

 

さて、虫歯予防に用いられるフッ素は通常フッ化ナトリウムであり、天然の岩石「蛍石」から精製されます。

 

icon_exclaim.gifフッ素が虫歯予防に効果があるとわかったのは、天然に適量(1ppm)のフッ素を含んだ水を飲料水としていた人たちに虫歯が少ないことの発見からです。ただし、歯の形成期に高濃度(2ppm以上)のフッ素を摂取すると「斑状歯」というエナメル質形成不全が生じることもわかりました。

適量であれば人体にも何の悪影響もなく有効な虫歯予防効果があることがわかったのです。

これによって、直接歯にフッ素を作用させる、フッ素洗口・フッ素塗布・フッ素入り歯磨き剤などが考案され広く普及しました。bye03.gif

 

虫歯は、口腔内の歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の棲み処で酸が作られ歯の表面からカルシウムやリンを溶かして(脱灰)始まります。

歯の表面はカルシウムやリンを主成分としたハイドロキシアパタイトという結晶でできていて、虫歯によって歯が溶けるのはこれらの成分が分解されてしまうからです。

 

フッ素はこのハイドロキシアパタイトをフルオロアパタイトというものに変えることで、強化され虫歯抵抗性ができます

また、虫歯菌やその酵素の働きを弱めて酸の産生や歯垢(プラーク)の形成も抑制します。

さらに、脱灰が起きた歯では通常、唾液中のカルシウムやリンが脱灰部分に再沈着する再石灰化というものが行われますが、フッ素はこれを促進する効果があります。icon_razz.gif

 

icon_idea.gifこのような効果により、虫歯の抑制に大きな効果があるため歯科医院においても歯科医師や歯科衛生士によりフッ素塗布が行われています。

 

フッ素の塗布は、歯の萌出間もない時期が最も効果的でこれは虫歯になり易い時期でもありますが、フッ素が取り込まれやすい時期でもあるのです。

 

よく乳幼児をお持ちのお母さま方からフッ素塗布のご要望をいただきますが、乳歯であれば0~3歳くらい、永久歯であれば4~15歳くらいに年2回が適当かと思います。

通常、フッ素の歯面塗布は保険外診療となります。

nurse.gifご相談ください。

 

村田歯科医院/ 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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日付:  カテゴリ:虫歯(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア, 赤ちゃん・子供の治療 and tagged

妊娠中の歯科治療

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横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。

横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。

村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

 

 

この前まで、とても暑い日が続いていた気がしますが、あっという間にもう秋色です。

暑い夏の疲れも出てきます。体調の乱れが出やすい季節です。

インフルエンザと新型コロナウィルスの同時流行危険性もありますので、寒暖差のあるこの時期十分お気を付けください。

さて、妊娠すると歯科検診を勧められます。これは、歯周病が早産や低体重児出産に関連しているからです。icon_exclaim.gif

 

早産・低体重児出産の要因は、年齢(17歳以下、35歳以上)、喫煙、飲酒、麻薬などがあり、歯周病がその一つになっていると言われています。歯周病があると、発生頻度は3~4倍であり、かなり高いリスク因子です。ga-n01.gif

 

しかも、妊娠中はホルモンの変化によって歯肉炎を引き起こしやすく(妊娠性歯肉炎)、またつわりにより歯磨きがしにくかったり、逆流する胃酸によって虫歯ができやすくなります。もともと、歯周病や虫歯があればさらに悪化します。

 

妊娠中も時期を選べば歯科治療は可能です。特に妊娠中期である5か月から8か月くらいは安定期と言われ心配なく治療を受けられます。icon_razz.gif

 

icon_idea.gif出産後も育児や家事に追われて自分の歯科治療どころではなくなってしまいがちですのでご自身の為にも生まれてくる赤ちゃんの為にもこの時期に虫歯や歯周病の治療を済ませておいた方が良いと思います。

 

妊娠中の歯科治療では、レントゲン撮影・麻酔・投薬などが心配だと思います。icon_sad.gif

 

歯科のレントゲンは頭の部分だけであり、防護エプロンも使用し、当院ではデジタルレントゲンを導入していますので放射線照射量が微量ですので体への影響はないとお考えいただいて大丈夫です。

麻酔は、治療部位だけに効かせる局部麻酔であり体への影響はやはりないとお考え下さい。

投薬は、なるべく行わないように配慮しますが、使用されている薬は安全性が認められているものがほとんどです。

その他、治療中の姿勢が苦しかったりつわりなど気分が悪くなった場合などは遠慮なくおっしゃってください。icon_exclaim.gif

さらにご不安な場合は、産科医とも現在の体調等ご相談の上ご来院ください。nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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新型コロナウィルスと口腔衛生

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村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センターpc_26_03.gifでは、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

 

毎日暑い日が続いています。本当に猛暑です。ga-n01.gif熱中症に十分お気を付けください。

新型コロナウィルス感染症も相変わらず蔓延し、いつどこで感染するかもわかりません。防衛策は徹底して、うつらない うつさないよう行動してください。

 

その新型コロナウィルスと口腔との関連についてのお話しです。

 

新型コロナウィルスに感染すると肺炎を引き起こすのはご存知だと思います。

 

この肺炎はウィルス自体が引き起こす肺炎とそれに続いて細菌性の肺炎をも引き起こすというパターンが新型コロナウィルスにおいては多いようでそれによって重症化することもあるようです。

この細菌性の肺炎は口腔内の細菌が、虫歯や歯周病があることによって血中に入り心臓を経由して肺に到達します。この際、肺は新型コロナウィルスによって細胞が傷つけられていることで口腔内細菌がそこに定着してしまうらしいのです。icon_exclaim.gif

口腔内細菌は、歯周病のように炎症部位から血中に入り肺に行き肺炎を引き起こすものと、口腔内からいわゆる誤嚥によって肺に入る誤嚥性肺炎と2通りがあります。

 

icon_idea.gifいずれにしても、歯周病・齲蝕の根絶と口腔内環境の改善は新型コロナウィルスによる肺炎の重症化を防ぐうえでも重要です。

 

新型コロナウィルス感染症に限らず他の全身疾患にも口腔内細菌は様々な影響を与えています。

今痛くないから」とか、「今食べるのに支障がないから」ではなく、常にお口の健康に留意してください。nurse.gif

 

治療 および 検診を!!

 

gomen01.gif ただいま夏季休診中です。一般歯科は17日月曜日からとなります。

 

村田歯科医院  / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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「様子を見る」

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新型コロナウィルスの感染は、東京では毎日3桁最近は200人以上が続いており第2波の懸念があります。kao08.gif

皆様、3密を避けて手洗い・消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを心掛けて感染防止に努め、自分や周囲の大切な人を守る行動をしましょう。

当院においては、感染防止対策を取りつつ診療を行っています。pc_26_03.gif新型コロナウィルス感染症 対応 取組み

九州ほか豪雨災害に見舞われた方々にお見舞い申し上げます。コロナ禍においての災害で今までにない取り組みが必要だと思います。政府及び自治体に強いリーダーシップを発揮してもらいたいと願います。

 

さて先日、入れ歯(義歯)を装着されている患者さんが、「歯肉に痛みが続いていたため様子を見て2週間ほど入れ歯を外して過ごし、その後歯肉が良くなったので入れ歯をいれてみたら入らなくなった」と来院されました。

幸いこの方は、歯肉の痛みの原因は入れ歯(義歯)にあり、その部分と入らなくなった原因部分を調整することで事なきを得ましたが、状態によっては義歯を新しく作り直さなければならなくなる場合もあります

患者さんとしては、「何で?」と思われるかもしれません。

 

お口の中は、日々変化が生じます。icon_exclaim.gif

歯も毎日の咀嚼・咬合によって少しではありますが移動をします。まして、義歯を入れておられる残存歯が少ないような場合、1本の歯にかかる力は大きく、隣に歯が無いような所では直ぐに傾斜や移動が起こります。そうなれば、義歯も入らなくなってしまいます

1~2日ならまだ大丈夫ですが、数週間入れ歯をはずしたままだと入らなくなってしまうのです。

 

このケースでは、歯肉の痛みは義歯が原因でしたが、歯周病原因がある痛みの場合などは数日「様子を見る」ことで良くなってしまうこともあります。ですが、歯周病は自然治癒はほとんどありません。症状が無くなっただけということが多いので、この場合も「様子見」は良くありません。

icon_exclaim.gif歯肉が腫れた、痛みが続く、歯磨きで出血が1週間程度あるいはそれ以上続いているなどがあったり、それが治まっている時も、「様子見」はよくありません。

 

歯周病は、もともとあまり症状が出にくい病気であり、腫れたりしても収まってしまい何事もなく治ったようになることが多い疾患です。しかし、進行した歯周病は治療をしないと自然治癒はありません。次に症状が出た時には手遅れなどということもあります。

様子を見て治ったと自己判断するのはやめましょう。

 

虫歯の場合も、たとえ治療途中であっても「痛みが無いから治療を少し先延ばしして様子をみる」は必ず進行してしまうのでやってはいけません。痛みの有る無しは関係ありません

icon_exclaim.gif都合で次回の来院が先になってしまうような時は、先ずは相談しましょう。icon_exclaim.gif

 

歯を抜いて本数が足りなくなったけど、食べるのにそれほど不都合がないから様子を見ようもいけません。親知らずなど場合によってはそのままで良いこともありますが、基本的には抜いた所は何らかの方法で補っておかなければなりません。これをしないままでいると、隣の歯が傾いてしまったり、相手の歯が伸びてきてしまったりなどにより咬み合わせ・歯並びが崩れてしまい数年経過してから不具合が出てきます。その時には治療方法がより複雑になってしまうことがあります。

 

nurse.gifいずれにしても、その時の痛みの有る無しや不具合・不都合の有る無しなどの自己判断で治療を受けないことはお気を付けください。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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口腔と感染症

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緊急事態宣言も解除され、新型コロナウィルスの感染者は減ったとはいえまだ予断を許さない状況であり、収束は現実的に当分無いと考えた方が良いでしょう

画期的な治療薬が開発されるとか、ある程度の期間感染・発症を起こさない免疫が獲得できるようなワクチンができない限り、このウィルスとは共存していく以外ないと思います。

街中では、何となく緊張感が無くなってソーシャルディスタンスも緩くなった感があります。

3密は避けつつ、手洗いなどの消毒を行って感染予防に努めていきましょう。

 

そんな折ですので、口腔と感染症についてです。

 

口腔は食べ物を摂取するとともに病原体である細菌やウィルスなどの異物を体内に取り込んでしまう入口です。

唾液は、口腔内の汚れを洗い流す作用と同時に、細菌やウィルスを防御する役割も担っています。

 

 

口腔内には常時700種類以上の細菌・真菌が生息していて安定共存していることにより、病原体の感染を防ぎ、全身の健康を維持することに寄与しています。

細菌学的にも、免疫学的にも、「口腔の情報は全身に伝わり、全身の情報は口腔に伝わる」と言われるごとく、口腔の健康状態は全身の健康状態と免疫年齢を如実に表していることを意味しています。

 

 

しかし、口腔内が不潔になって細菌が増えバランスが崩れてしまうと粘膜の防御機能が破壊されてしまいます。

また、飲み込むための機能が落ちている高齢者は唾液とともに細菌を気管から肺に飲み込んでしまい肺炎(誤嚥性肺炎)を引き起こします。

 

 

このように、虫歯や歯周病を予防することはもちろんのこと、インフルエンザや今回のような新型コロナウィルスなどの感染症や様々な全身疾患を予防する上でも口腔内のケアは非常に重要です。

 

冬の時期に歯科医院にて口腔ケアを受けた人と受けなかった人では、インフルエンザの発症率は大きく違います。

まずは、ブラッシングをキチンとして歯垢・歯石を溜めないことです。毎日の歯磨きは、ほとんどの方がやっていると思いますが、歯垢が取りきれて居るとは限りません自身にあった効率の良いブラッシング方法を身につけるため磨き方を歯科医院にてアドバイスを受けて下さい

 

また、夕食後または就寝前の歯磨きは一番大事です。寝ている時には、唾液の流量が減少し自浄作用が落ちるので、口腔内細菌の増殖が起きるので必ずやるようにしましょう。就寝中に種々の細菌の棲み分けが昼間とは異なる状況になるので、朝の歯磨きによるリセットも大事です。

 

さらに、口腔の乾燥も唾液による細菌・ウィルスの防御を低下させるので唾液の分泌を促すためにリラックスすることや、食事の際は良く噛んで食べることを心掛けてください。

唾液を作る唾液腺の障害や、服用している薬の副作用による分泌量の減少ということもあるので、歯科またはかかりつけの医科の先生とご相談ください。

歯科医院にて口腔ケアや治療を受けることで感染症リスクは減ります。

口は体の入口!

正しい口腔ケアで健康な体を!!1

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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現在の診療状況について

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長い緊急事態宣言中、皆さんの営業自粛・外出自粛などの協力によって大分感染者が減ってきました。どうやら明日25日、宣言の解除のようです。kaeru01.gif

 

ですが、感染が全く無くなり安心できる以前のような状況に戻るわけではありません。

引き続き、感染に対する注意は怠ってはいけません。3密を避けることと、手洗いを徹底することは重要です。

 

 

当院は一般歯科・矯正歯科ともに、感染予防対策を取りつつこの緊急事態宣言中も通常通り診療を行ってきました。

今後も、感染予防対策を怠ることなく診療に従事してまいります。

 

 

医療スタッフは全員マスク・グローブの着用、ゴーグル・フェイスシールドなどを状況に応じて使用させていただきます。また、医院受付には飛沫感染防止対策としてシールドを設置させていただき、受付スタッフもマスク・グローブの着用をさせていただいております。

ご不便およびご不快な思いをおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。gomen01.gif

 

その他感染予防対策についてはこちらをご覧ください。h06.gif新型コロナウィルス感染症 対応 取組み

 

感染症対策としても、お口の健康は大事です。

 

通院時には十分ご注意をいただき、ご来院ください。nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

 

 

 

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義歯、入れ歯、差し歯、ブリッジ

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歯科の受診で私たちと会話するうえで使われる言葉が、時に患者さんと行き違いを感じることがよくありますicon_eek.gif

 

「義歯が取れた}と言われ、義歯ははずせるものだけど・・・

「ブリッジが外れなくなった」と言われ、ブリッジはもともとはずせないけど などなど・・・

 

義歯」という言い方などは、「義手」「義足」などの言葉から考えると、人工的な「歯」という感覚からか全てが「義歯」と感じる方もいらっしゃるようです。

先日も「義歯が欠けた」といらっしゃって拝見したところ、詰め物が欠けた物でした。

 

 

そんなことから、少し整理してご説明いたします。

 

詰め物充填物)

文字通り歯の一部分に人工物を詰めたもので、金属や樹脂などがあります。

被せ物歯冠補綴物

歯全体をくるんでしまういわゆる「冠」です。これは前歯も奥歯(臼歯)も行われます。素材としては、金属・樹脂・セラミックなどがあります。保険治療において多く行われるのは、前歯では金属と樹脂を組み合わせた前装鋳造冠であり、臼歯では金属の全部鋳造冠と言うものです。

差し歯

この言葉は歯科専門用語ではなく通常私たちは使用しません。皆さんが使用する場合はほとんどが前歯に限ってこの言い方をされると思います。これはかつて、前歯のポストクラウンといって歯の根に差し込む芯の部分と上にできる白い歯の部分が一体となった物が多く作られ、患者さんへの説明として分かり易いためにできた言葉であろうと思います。現在はこのポストクラウンというやり方はほとんどされません。前項の歯冠補綴物といって、前歯も臼歯も虫歯によって失われた歯の質の中心部分を補強する材質を入れた上で、歯全体を被せ覆うというやり方で保険内でされる治療で言えば、前歯は白い物、臼歯は主に金属という違いであるだけです。

 

ブリッジブリッジ

抜いて失われた歯ができてしまった場合に、そこを補うため隣接する少なくとも2本の歯を被せるようにして抜歯した部分も含めて最低3本の繋がった歯を橋渡しするように入れる物接着固定されて御自身で取り外すことはできません

厳密には歯科医学的に、可撤性ブリッジといって着脱が可能なブリッジも存在しますが現在ほとんど作られることはないと思います。

部分入れ歯部分床義歯総入れ歯全部床義歯

多くのお年寄りが入れている、いわゆる入れ歯であり、ご自身で着脱が必要でありそれが可能なもの、固定された物ではありません。。ブリッジでは補うことができないような歯の欠損において作られます。一部分が欠損し、一部分残存している歯がある場合に製作された物が「部分床義歯」で、全ての歯を全て失って製作された物を「全部床義歯」と言います。

括弧内赤字の言葉が私たちの専門用語になります。

 

お分かりいただけたでしょうか?

ご不明な点は、診療の際 遠慮なくお聞きください。nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

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歯の移植

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「移植」という言葉からは、まず心臓移植・肝臓移植・腎臓移植などの臓器移植が思い浮かび、歯の移植は一般的に知られていないと思います。futaba.gif

臓器移植の場合、ドナーである他人から正常な臓器を提供され異常な臓器を持つ患者に移し替える行為です。

 

icon_exclaim.gif歯の移植はこれとは異なり、主に機能していない智歯(親知らず)などを虫歯や歯周病などにより抜歯する部位に移し植え替える治療法であり自分の歯を用いる「自家歯牙移植です。

 

通常、抜歯して欠損となった部位を補う方法としては、ブリッジ、入れ歯(義歯)、インプラントなどが行われます。

 

 

歯の移植は、条件が合って良好な治癒が得られれば、それらに比してメリットがあります。bye03.gif

 

メリット① 機能していない智歯を有効に活用できる

メリット② ブリッジの場合欠損歯の隣の歯を削らなければならないが、移植では他の歯を犠牲にしなくてよい

メリット③ 義歯に比べて見た目や咬み心地が良く元の歯と同じ感覚である

メリット④ インプラントは自費治療となるため高額な治療費がかかりあくまで人工物を埋め込む治療であるが、移植は自分の歯を使用するのであり、また保険診療で行える。

 

 

 

ただ、移植後噛めるようになるまでは3~6か月かかるのと、移植後場合によっては歯根吸収が起こってしまい抜歯になることがあります。

また、歯周病のコントロールができない方や喫煙者、糖尿病・高血圧などの全身疾患をお持ちの方は予後に影響します

 

保険診療における移植の条件

①移植される部位は奥歯

②移植歯は智歯(親知らず)

③移植部位に十分な骨の量がある

④移植歯の歯根の形態が適切に適応する

これらを全て満たさないといけません。

 

このように移植が適応であるならば、とても有効な治療法であり、80%以上の成功率と言われており、決して珍しい治療ではありません。

nurse.gif当院でも行っています。ご相談下さい。

歯を喪失しないことも大事ですよ・・・

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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歯の根に生じる膿み(歯根嚢胞)

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年末年始、暖冬傾向で厳しい寒さが少なかったですが、今日(18日)は一転 寒いです。一説によると、暖冬の年は関東地方に大雪が降ることが多いとか・・・

寒暖の差があるので体調管理にはお気を付けください。

さて、年末のブログで触れた「歯根嚢胞」です。

 

歯の根の先にできた、膿汁を含んだ袋状の物を「歯根嚢胞」と言います。

虫歯や物理的な刺激などにより、歯の神経・血管(歯髄)が死んでしまった(壊死)歯や、以前に歯髄を取り治療をした歯に起こります。

 

神経・血管の入っている部分を歯髄腔および根管と呼びますが、ここに何らかの理由により細菌感染が起こることによって、根の先端部分の顎の骨に膿が溜まり、大きくなるとレントゲン上で黒い円形の塊として見られます

慢性の状態では、症状はあまりなくレントゲンにより発見されるまでわからないこともあります。

何らかの原因で急性期になり膿が溜まり始めると内部圧力が高まり痛み、腫れを生じますが、その後歯肉にフィステル(瘻孔)ができるとこれが膿の出口となり痛みは引きます。下顎では稀にフィステル(瘻孔)が顎の下部の皮膚にできることもあります。(外歯瘻)

 

このフィステル(瘻孔)を、口内炎と勘違いされる場合があります。ga-n01.gif

icon_exclaim.gif急性期を過ぎると、フィステル(瘻孔)は閉じてわからなくなってしまう場合もありますが、治癒したわけではありません。

 

このまま治療をしないで放置すると嚢胞は大きくなり、顎の骨は溶けて、顎の骨が膨隆する、歯の根の先端が溶けて短くなる、歯が動く、あるいは上顎では鼻症状・目の下の腫れ・眼球突出、下顎では骨折ということも起こりえます。

 

治療法は主に多く行われるのは3通りです。

①根管治療

嚢胞が小さい場合は、歯に穴を開け歯髄腔および根管内を清掃・消毒をして嚢胞部の痛みや腫れなどの化膿性の炎症が治まったら根管内に薬剤を詰めて再び歯を作ります

②歯根端切除術

麻酔をして歯肉を切開し骨を削って、歯根嚢胞とそれを含む根の先端部分を取り除き、その後歯肉を縫合閉鎖する治療法です。この治療法は、被せ物が除去できず根管治療ができない場合や嚢胞が大きい場合に行われます。また、根管治療だけでは治癒が難しい場合に併用することもあります。

③抜歯

嚢胞、炎症が大きくどの方法によっても歯を残存させることが難しい場合には抜歯になります。

 

症状の有る無しにかかわらず、早めの治療がやはり大事です。

いずれの治療も当院にて可能ですので、ご相談ください。nurse.gif

 

村田歯科医院/ 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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口内炎

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急に寒くなりました。ga-n01.gif

インフルエンザも流行ってきています。ご注意を・・・!

 

口内炎とは、口の中に起こる炎症だから「口内炎」であり、鼻に起こる炎症だから「鼻炎」などと一緒です。

アフター性口内炎・カタル性口内炎・ウイルス性口内炎・アレルギー性口内炎などが主です。

 

通常、「口内炎」はアフター性口内炎を指すことが多いと思います。

アフター性口内炎の場合、境界が明瞭で周囲が赤く中央に白いややくぼんだような潰瘍1個または数個、歯肉・舌・口唇・頬の内側などにできます。

この原因ははっきりとわかっていませんが、栄養不足(ビタミンB2欠乏など)・ストレス・免疫力低下・睡眠不足などと言われています。

以前に書きましたが、アフター性口内炎はレーザー照射ですぐに痛みが無くなります

CO2レーザー

ただ、通常数日で自然治癒することがほとんどです。

 

 

カタル性口内炎は入れ歯(義歯)や矯正器具の接触であったり、頬の内側を噛んでしまったりして細菌が繁殖、熱湯・薬品の刺激などの原因による口内炎です。この場合は境界が不明瞭で赤く腫れたり水疱を作ったりします。

 

ウイルス性口内炎は、ヘルペスウイルスによるものや、梅毒・淋病・クラミジアなどの性感染症による口内炎です。

 

アレルギー性口内炎は、特定の食物・薬物・金属の刺激によりアレルギー反応を起こして発症するものです。

 

 

一方、患者さんが「口内炎」と勘違いされているものに、フィステル(瘻孔)というものがあります。

 

この多くは、歯肉に出現します。周囲は赤く中央はやや盛り上がった形で痛みのない場合もありますが、痛みがある場合は盛り上がり膨れてきて、時間が経つと破裂したようになり膿が出て、この後は痛みは引きあたかも治ったかのようになってしまいます。

フィステル(瘻孔)とはこの内部に溜まった膿の出口です。

 

自然治癒したかのようになってしまうことがありますが、原因を取り除かない限り完全治癒はしません。症状が無くなってしまっただけなのです。そのため、再発し次第に拡大し重症化していきます。

 

フィステル(瘻孔)のできる原因は、歯周病から歯肉に膿が溜まり(歯肉膿瘍)起こるものと、歯の根の先端部に膿が溜まり(歯根嚢胞)できるものと2通りあります。

 

歯周病からの場合は、歯の周囲にできたポケットと呼ぶ隙間に磨き残しが入ることによって起こるので、このポケットを無くす為の歯周病治療が必要です。

また、歯根嚢胞の場合は歯の根に原因があるので、この嚢胞を無くすための治療が必要になります。この治療法については後日ご説明いたします。

 

icon_exclaim.gif多く見られる「アフター性口内炎」は粘膜の表面的な炎症兆候ですが、「フィステル」は内部に原因がある炎症兆候ですのでこのように対処は全く違います。

 

簡単に判断せず、受診されてください。nurse.gif

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

 

 

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