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Category Archives: 虫歯(症状・治療など)

くさび状欠損と知覚過敏

横浜駅前 電車・バスを降りてすぐ!!!
横浜駅西口から徒歩30秒 横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた自由通路」を通るとすぐ横浜駅から最も近い一般歯科と矯正歯科専門の施設を併設する歯科医院です。
横浜駅前にて開業44年を超える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
村田歯科医院内にある矯正歯科専門「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険による矯正)などにより、専門的な矯正歯科治療を行っています(矯正専門医常勤)。

 

立冬を過ぎ、だいぶ冷え込んできました。

インフルエンザも流行ってきています。体調管理にお気を付けください。

 

 

くさび状(楔状)欠損というのをご存知でしょうか?

 

歯の根元の部分、歯肉との境の部分がゆっくりと時間をかけて段々と深く「くさび状」にえぐれてしまう現象です

 

診療において日常的に、中高年以上の方に多く見られます。

 

歯肉が下がり露出した根の部分に起こるもので、ここは象牙質という神経の有る歯では知覚の有る部分です。そのため、若年者では知覚過敏を引き起こす場合があります。kao04.gif

 

 

原因は、以前は歯みがきの際に強く横磨きをしたり歯磨剤に含まれる研磨剤による擦り減りと考えられていましたが、同じようにブラッシングをしているのにもかかわらず前後の歯は何でもないのに間の1本だけが楔状欠損になっていたり、弱いブラッシングや縦磨きであるのにえぐれてしまうケースがあり、現在では歯磨き以外の原因があるとされています。

 

断定はされていませんが、噛み合わせの具合によって噛んだ際に強い衝撃が歯に加わり歪みや応力が根元付近に集中することによる微小破壊という説もあります。そのため、年齢が進むと、顎関節の変化や噛み合わせの磨耗による変化などによって、加齢とともに楔状欠損も多く見られるようになるのではないかと言われています。

 

 

治療法は、初期から中程度のものは、レジンという歯と同じ色の樹脂で埋めます。これにより、知覚過敏も象牙質が覆われるため軽減あるいは消失します。

重度なものでは、神経がある場合は取ることも必要かもしれませんし、冠を被せる治療となるかもしれません。

 

nurse.gif根元の窪みが気になり出したら、痛みの有無にかかわらず早めに受診しましょう。nurse.gif

しみると鍋も食べられなくなるかも・・・?

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

 

 

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歯の外傷(ぶつけた)

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歯の外傷についてkao04.gif

転倒や物が口唇などに当たり、歯が硬い物にぶつけてしまったことにより起こるトラブルです。

 

やや重篤なものとしては、歯冠破折・歯根破折・亜脱臼・側方脱臼・陥入・挺出・完全脱臼とあります。

歯冠破折・・・歯の頭の部分が折れて脱離してしまった

歯根破折・・・歯の根の部分で折れてかなりの動揺がある

亜脱臼・・・抜けてはいないが異常な動揺

側方脱臼・・・歯が横方向へ移動、骨折を伴う

陥入・・・根の先の方向へ陥没した状態

挺出・・・陥入の逆で歯の先端の方向へ飛び出た(伸びた)状態

完全脱臼・・・歯が完全に抜け落ちて離脱した状態

 

これらはいずれの場合もご自身でも処置が必要だろうと思われるでしょう。

必ず受診しなければなりません。

これらの処置については、次回お話しいたします。

 

軽度な物としては、歯が少し欠けたり(歯の一部の実質欠損)、痛み軽い動揺(振盪)がある場合です。

 

大きく欠けてしまうとさすがに受診されると思いますが、軽度の場合「大したことない」「様子を見よう」程度で過ごしてしまいがちです。

icon_exclaim.gifこれが実は要注意です。

 

歯に一瞬大きな力が加わると瞬間的に歯が動き、歯の根の先端がずれて神経が切れてしまうことがあります。

神経と言っても、それだけではなく根の先端から歯の中心に「歯髄」という血管や歯髄組織という細胞が存在し歯に知覚も血流も与えて生きています。

この歯髄が根の先端で切れてしまうことがあるのです。

 

こうなると、歯は死んでしまいます。

しかしほとんどの場合、数日で痛みは無くなり生活上問題ない状態になりますが、治療をしなければなりません。

 

歯髄が切断されてしまったのに放置した場合、しばらく経つと歯全体がグレーがかった色に変色してきます。隣の歯に比べて変色が見られる時は疑わないといけません。

 

1本だけ他の歯と比べて歯の全体がグレーがかっていて、過去にぶつけた記憶がある場合には治療が必要な場合があります。

歯髄が切断され壊死を起こしてしまっている場合、その後歯根の先端部に化膿が生じることがあります。

 

nurse.gif気になる方は受診しましょう。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

 

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歯周病の怖さ

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これまでも、折に触れて歯周病全身疾患との関連性を書いてきました。pc_20.gif

歯周病のような慢性的な炎症が、がん、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病や認知症などの悪化に大きな影響があることがわかっています。book.gif

 

 

身体の慢性の炎症の度合いを知るための検査として「高感度CRP」という検査法があるそうですが、歯周病の治療をするとこの検査の数値が下がるそうです。icon_idea.gif

 

 

お口の中は、不具合が無いから大丈夫ではなく、歯周病は「silent disease(もの言わぬ病気)」と言われ自覚症状が出ないことが多いのです。

自覚症状が出た時には、かなり悪化した状態が多く元には戻らない病気なので、治療は難しくなります。ga-n01.gif

 

 

歯周病は成人の約8割が罹っている 歯を支える歯肉と骨の感染症であり、骨を溶かし支えを失わせ最終的には歯が抜けてしまう病気なのです。b-orooro.gif

 

 

ところが、病気と思っていない方が意外といて、「あなたは歯周病ですよ」と診断しても大したことはない、今別に不自由ではないと放置していないでしょうか?

 

 

進みつつある超高齢化社会の中、歯周病の罹患率は高まり様々な疾患の起因因子であったり悪化要因となることをしっかり感じていただき、「歯と口の健康」が体の健康をも支えることを認識いただきたいと願っています。

 

nurse.gif 検診 お待ちしております。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

 

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身体の健康とお口の健康

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今年は例年より、少し長いお休みをいただきました。gomen01.gif

皆様にはご迷惑をお掛けしましたが、16日金曜より通常の診療を開始いたしましたので、再び皆様のご健康に寄与すべく診療をおこなっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。bye03.gif

 

 

休み明け初日にも早速検診の方もいらっしゃいましたが、何度も繰り返してきたように「検診」は大事です。

特に歯科の場合は、検診の機会はあまりないように思われます。

 

どうしても、痛くなってからとか、詰め物・被せ物が取れたとか、入れ歯が壊れたなど不都合が起こってからの受診というのがほとんどではないでしょうか?

 

ですが、できる限り何もなくても定期的にお口の中の点検を受けるようにしましょう。

口腔内の疾患は、今までは口の中だけのものととらえられてきましたが、近年様々な研究により、全身疾患への影響がわかってきており、体の健康にとっても非常に重要なのです。

 

最近では、保険制度上も盛り込まれたこともあって、医科での大きな手術の前後で口腔内の虫歯や歯周病の治療および口腔管理を医科より依頼されることが増えてきています。

icon_idea.gifかつてはこんなことは皆無でした。

医科においても身体の疾患の治療や治癒において、口腔内の良好な環境というものを重要にとらえるようになってきたのです。up.gif

 

 

口腔は数ある体の内部へ外部と交通する部分の一つであり、しかも治癒促進には欠かせない栄養や薬を取り込む入口ですから、そこが虫歯という細菌の巣窟であったり、歯周病という破壊された組織であったりと不健康でいいはずがありません。icon_exclaim.gif

お口の中の疾患はみな、感染症なのです。

 

nurse.gif是非、何かあってからではなく、何も無くても、無いからこそ検診を受けられてください。

 

医科での健康診断をイメージされると、「いくらかかるんだろう?」「無料で受けられれば・・・」とか身構えてしまうと思います。

 

歯科の場合では、まずほとんどの方が歯垢・歯石いずれか着いていると思いますので、歯垢・歯石のチェック=除去という形で受診していただければ、その他悪いところがあるかどうかの検診をした上で、歯垢・歯石の除去を行なえば保険診療として可能です。

つまりは、お口のクリーニングという感覚で結構です。

 

手術などの際に慌てるのでなく、何もない時に半年に1回は検診を受けられて、お口の健康そしてひいては身体の健康を維持されること、または持病の悪化を防ぐことをお勧めします。

 

自己判断ではなく、自他ともに認めるお口の健康を!

 

下記は口腔と全身疾患の関係について記述した過去のブログへのリンクです。h06.gif

定期検診の大切さ 歯周病 健康状態 全身疾患歯周病 感染症 生活習慣病

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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歯科の注射麻酔

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そろそろ梅雨明けでしょうか?

お子さんたちが夏休みとなったとたん、暑さが増してきました。

熱中症に気を付けてください

 

麻酔についてです。

歯科で治療時に使用する注射麻酔は2種類あります。

浸潤麻酔伝達麻酔です。

 

使用する麻酔薬は、安全性が高くアレルギー反応を起こすことは極めて稀で、注射後に気分が悪くなったりする原因はそのほとんどが過度な不安や緊張による精神的な反応です。

 

薬液の安全性を高めることと、血管を収縮させることで局所への停滞時間を長くし、効果時間を延ばす目的エピネフリン(アドレナリン)が添加されています。

エピネフリンにより、高血圧や心疾患の方は血圧の上昇・動悸の発現などを起こすこともあるので注意して使用し、場合によってはエピネフリン無添加のものを使用することもあります。

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浸潤麻酔は、最も多く使用する麻酔法で、治療する部位の周囲表面に刺入して麻酔薬を浸透させて効果を発現させることから、この名前があります。

歯肉の治療、虫歯を削る、歯の神経を取る、抜歯をするなど、ほとんどの治療であらゆる部位で使用します。

効果の範囲は比較的狭くなります。

 

 

伝達麻酔は、そのほとんどが下顎の奥歯の治療の際に使用されます。

下顎の奥歯はその周囲を囲む骨(下顎骨)が緻密なため麻酔の薬液が浸透しにくく浸潤麻酔では十分な効果が得られないことが多いため脳からくる神経の経路途中の下顎骨に入り込む部分に麻酔を刺入口唇や舌を含む広範囲の知覚を麻痺させることで、目的とする歯牙部分のの知覚麻痺を伝達させるというような意味合いの麻酔です。

 

患者さんは、ひどく顔が変形してしまったような感覚になり、口をゆすぎにくく、しゃべることもややしゃべりにくい状態になります。

効果の範囲が広いので、同列の複数の歯の治療に一本の麻酔で行えるなど、治療を円滑に苦痛なく行え、持続時間も長いために治療後の苦痛も減らすことができます。

口唇・舌なども一緒に長時間麻痺するため、治療後は咀嚼その他で口唇・舌を気付かないうちに挟んだり、噛んだり、また熱いもので火傷を負ったことに気付かないということがないように注意が必要です。

 

伝達麻酔は、下顎以外にもありますが、通常ほとんど使用されることはありません。

 

 

このように、様々なことを考慮して麻酔薬・方法を選択し注意を払ったうえで歯科治療を行いますが、脳貧血の既往や高血圧・心疾患などの現疾患、その他不安な事などありましたら遠慮なく申し出てくださいnurse.gif

問診票を正確に記入いただくことも重要です。b-onegai.gif

 

 

 

 

 

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根元の虫歯

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今年の梅雨は、雨が続き鬱陶しいこの頃です。b-ame.gif

この週末はこの時期としては気温も低くやや寒ささえ感じました。

体調管理には十分お気を付けください。 bye03.gif

 

年齢が進んで歯を抜かなくてはならなくなる原因としては、歯周病により歯がぐらぐらになってという場合と、もう一つ多いのが根元の虫歯です。

本来、歯の歯肉の上にある頭の部分(歯冠)は、エナメル質という硬い虫歯抵抗性のある部分が防御をしています。

もちろんエナメル質も破壊されると虫歯は発生しますが、歯肉が下がってしまった(退縮)部分の根元(根面)はこのエナメル質がありません

そのため虫歯に対する抵抗性が低く虫歯になり易く進行が速いのです。

 

 

あまり大きく治療されていない歯では、特に隣接する歯との間から気付かないうちに虫歯になっていることがあります。ga-n01.gif

 

icon_idea.gif「痛みが無いから大丈夫」ではありません。icon_exclaim.gif

大人の虫歯は痛くなりにくいのです。

 

神経の有る歯では、大人の虫歯は進行するにつれて、歯が防御反応を起こします。歯の内部にある神経(歯髄)がその虫歯の場所に相当する内側の壁を厚く作り、虫歯から逃げるような感じで神経の部屋(歯髄腔)を狭くしていきます。そのため痛みになりにくく気付かないのです。kao04.gif

 

 

 

また大きく治療をされている歯、特に被せ物(冠)の入っている歯では多くの場合神経(歯髄)が取り除かれていることが多く虫歯になっても痛みにならず気付かないことがあります。kao04.gif

 

いずれの場合でも、歯の根の部分が多く失われてしまい抜歯というケースになり易いのです。

 

そうならないためには、歯と歯肉の境そして歯と歯の間丁寧に時間をかけてブラッシングし歯垢を残さないようにすることです。b-onegai.gif

歯間は、あまり隙間が無ければフロスや糸ようじ、隙間がトンネル状に大きく開いているところであれば、歯間ブラシも併用してください。

歯磨きの際に引っ掛かりを感じたり窪みがあるようならば早めに受診をしてください。

 

また、もちろん定期検診も・・・

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

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虫歯の予防法(歯磨き方法)

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GWも終わり、平成も終わり、「令和」が始まりました。kira01.gif

何かが変わったわけではありませんが、ひとつの区切りとして新しい時代に向け気持ちを切り替えて、診療にあたっていきたいと考えています。

 

先日、NHK「ためしてガッテン」「虫歯リスクが激減!?発見!新★歯みがき法 」というのが放送されました。

何を取り上げるのだろうと私も興味津々で拝見しました。

 

私も日々の診療においてブラッシングの説明をする際に、お話ししていたことでした。

ですが、まだまだ皆さんに浸透はしていませんので、良い番組だったと思います。

 

ご覧になっていない方もいらっしゃると思います。

NHKのHPをご覧になっていただければ良いのですが、ここに取り上げさせていただきます。

 

さて、日本において歯磨きの習慣はその昔に比べると定着しているのに何故虫歯が減らないのかということです。

 

街頭のインタビューで、1日に2~3回の歯磨きをしているという方が多いような表現の取材でしたが、ここでのNHKの取材に関しては、私は若干異論があります。gomen01.gif

以前にも書きましたが、診療において問診票に書かれている1日の歯磨きの回数はかなりの確率で1日1回の方が多いということです。icon_exclaim.gif

これでは虫歯や歯周病は減りません。

 

そこは別として、スウェーデンでは虫歯の率がかなり少ないのですが、その我が国との違いは何なのかということです。

それは、歯磨きのやり方なのです。

 

多くの歯磨き剤には、虫歯予防のためフッ素が配合されています。これが日本では活かされていないのです。

 

 

☆フッ素の効能

歯にコーティングを作り虫歯の原因となる酸から歯質を守ってくれます

酸の働きと虫歯の原因菌の働きを弱めて虫歯になりにくい環境を作ります。

●初期虫歯における歯質のカルシウムやリンといった成分の溶け出しを再石灰化という形での修復を促進します。

 

このため、歯磨き剤には多く含まれているもので1450PPMという濃度のフッ素が配合されています。

ところが、ほとんどの日本人は歯みがきの後、口を良くゆすいでしまいこのフッ素を流してしまっているのです。bikkuri01.gif

2回以上口をゆすぐとフッ素濃度は1ケタ台になってしまいます。

 

icon_idea.gif1995年にスウェーデンの研究者たちが通常の歯みがきに比べて虫歯の予防効果が40%以上高い「 イエテボリ テクニック」という口の中にフッ素を残す歯みがき法を発表しました。

 

☆その方法(対象は12歳以上)

歯磨き剤はたっぷり2cmくらい使う。

②口の中の泡を吐き出したら、あまりゆすがない。ゆすぎたい場合は水を最小限にして1回くらいまで。

③歯みがきの後、最低30分、できれば2時間は飲食をしない。

 

 

この歯磨きの方法とともにスウェーデンにおいて多くの人が実行しているのが、虫歯が無くても歯科医院を受診して歯科衛生士の「プロフェッショナルケア(プロケア)」を定期的に受けていることが、虫歯を減らしています。

 

定期的に虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)や歯石をクリーニングすることでリスクを軽減できます。

 

nurse.gif日本でもこの「プロケア」は受けられるのでぜひ、定期検診を受けてください。そして歯みがき法の改善を!nurse.gif

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター  一般歯科担当 岡田一記

 

 

 

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虫歯治療 何回通うの?

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良く聞かれます。「何回通ったらいいですか?」「あと何回で終わりますか?」「毎日でも通いますから早く治してください。」

時に難しいご質問、難しいご希望です。ga-n01.gif

 

歯科の治療には、物理的な歯を作るという治療と、起こっている炎症を治すという生理的な治療とがあり、前者は回数がお答えが可能で場合によっては短縮もできますが、後者はいわば体の治療なのでおおよそのことしか言えませんし、短縮は難しいです

 

物理的な部分の歯を作るという治療は、詰め物(充填物)をする、被せ物(補綴物)を作って入れる入れ歯(義歯)を作って入れるなどです。

充填物は来院したその日に詰められる場合と、型取りをして模型上で製作をして後日装着する場合とあり、虫歯の場所や大きさによって違ってきます。

補綴物は、最新の物では即日装着出来る物もできましたが、おおむね型取りをして模型上で製作するので2~3回はかかります。

義歯は欠損した部分に入れますが、型取り、噛み合わせ、試適という治療のステップがあり回数は2~5回と欠損の本数により異なります。

 

いずれのケースも、型取りをして模型上で製作する場合、その作業に最低限必要な時間・日数もあり、当院の場合は技工士が院内にいますので多少の短縮は可能ですが、「1日で」というのは少なくともできません。

 

 

生理的な部分炎症に対する治療歯の神経が炎症を起こして神経を取るという治療歯の根の先部分が炎症を起こして根の治療をする場合や、歯周病の治療抜歯とその後の治療など外科的な治療でしょう。

 

これらは、処置や薬によりその炎症をあくまでもご自身の体が修復していくその補助、お手伝いを私たちは行っているのであって、治すのは歯周組織という体の一部分ですので、回数の判断はお答えできても経験に基づく推測であって個人・症例によってまちまちで、短縮はもともとできるだけ最短で治せればと考えて治療しているので難しいでしょう。

 

抜歯があれば、その部分の治癒には少なくとも3か月以上の期間が必要でそのことを考慮して抜けた部分の歯を作る(欠損補綴)ことになります。

 

icon_exclaim.gif喉が痛くて医者に行き、「今日中に治してください」と言っても、対症療法として痛みを軽減はできても、完全治癒させることは1日ではできないのと一緒です。

 

そして、物理的な治療の場合でもその前に、抜歯であったり、歯周病の治療であったり、根の治療であったり生理的な治療が必要なケースも多々あり、歯科治療の回数・期間のお答えはそう簡単ではありません

 

nurse.gifもちろんお仕事や生活上のことで、通院が難しい事情の場合もあるかと思いますのでこのようなことをご理解の上、ご相談ください

不具合があったらなるべく早く、また検診を定期的に受けて早めの治療を受けましょう。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科担当 岡田一記

 

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歯を失ったことによる変化について

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桜が満開です。

いよいよ春本番でしょうか。

新入社、新入学と新しい環境に移る方もいっぱいいらっしゃると思いますが、頑張ってください。

 

最近新たにいらした患者さんに、歯を抜いたり抜けたりしているにもかかわらず、そのまま放置されていた方が何故か多い印象でした

 

歯を喪失した場合、親知らずを除いては原則的には必ず何らかの形で補っておく必要があります。そのまま生活上、食べる・話すなどの機能に支障がないからと放置しないようにしましょう。

 

歯を失うと顎の歯が植立している部分(歯槽)の骨が吸収し痩せていきます。これは隣接する歯にも影響が出ます

 

長期間欠損したままになっていると、隣接する歯は欠損した方へ傾いて(傾斜)いきます。するとその隣の歯との接触も緩んできます。物が挟まりやすくなって虫歯・歯周病の原因にもなります。

 

欠損した歯と噛み合う相手の歯は、相手が無いことにより伸びて(挺出)きます。歯の並びに上下的な段差が生じます。これは、歯の動揺や顎関節症の原因になります。

 

このように全体に移動が起こってきて、噛み合わせのバランスも変わってきてしまうのです。

 

極端な例ですが、下顎の歯は舌にとっては周囲を取り囲む壁、入れ物のような役割ですが、歯が全て無くなっていわゆる総入れ歯(総義歯)の状態にもかかわらず、長期間何も入れていないと舌は左右に広がり大きくなってしまいます。ga-n01.gif

 

icon_exclaim.gif失った歯があれば生活上不自由が無くても、本来補っておかなければいけません。例外はありますが、歯科医師と相談の上、ブリッジ義歯であったりインプラントなど何かしら入れておくようにしましょう。

 

nurse.gifご相談を

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科 岡田 一記

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就寝前には必ず歯磨きを!

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暖かくなりつつもまだ寒い日もあり、体調管理が難しい時期です。

もうすぐ桜も開花ですね。

昨年

花粉症もピークを迎えています。皆さま ご自愛を・・・

 

さて、以前も書きましたがやはり相変わらず1日1回の歯みがきしかされていない方が多くいらっしゃいます。ga-n01.gif

 

お口の中はものすごく多くの細菌が存在し良くも悪くも活動しています。

その栄養となるのが食べかすであり、そこに繁殖した細菌とともにべっとり歯面についたものがいわゆる歯垢です。

 

細菌にせよ食べかすにせよ、歯面に付着してもある程度は唾液によって洗い流されますが、影の部分など残った物は増殖をしていきます。しかも間を経るに従い落ちにくい状態に変化し、場所によっては歯石にも変化していきます。

この歯垢が虫歯の原因、歯垢・歯石が歯周病の原因となります。kao04.gif

 

icon_exclaim.gif就寝時は、唾液の流量が少なくなるため、この洗い流される作用が全くなくなるのでより歯垢は増加し、細菌の活動も活発になり、虫歯も歯周病も進行しやすい環境になるのです。

 

例えば、1日1回の歯磨きでそれが朝だけであるならば、その後何回かの飲食をするでしょうから、時間経過も長く歯垢はある意味「絶好調」です。

つまり朝1回の歯磨きでは、無駄とは言いませんがほとんど意味が無くなります。

 

やはり、できうる限り食後3回の歯磨きをするようにしましょう。bye03.gif

時間的に難しいと言われる方もいらっしゃいますが、悪くなって治療に費やす時間も考えましょう。

酔っぱらってできないという言い訳は、私にしても仕方がありません。

1日1回で20分とか30分とか掛けられている人も最近いらっしゃいましたが、これはハッキリ言って無駄ですのでそこは時間を減らしてでも回数を増やして下さい。

ご自身のお口の健康のためなのです!gomen01.gif

虫歯は大人になると痛みが出ることが少なくなります。ただ、いずれ穴が開いて気付くでしょう。

歯周病は、自覚症状が出にくいため「沈黙の病」と言われ、現在歯を失う原因の多くは虫歯よりも歯周病です。歯周病は、喫煙との関連性もあり、また全身疾患への影響も大です。

 

icon_arrow.gif1日1回の歯磨き習慣はやめていただき、回数を増やし必ず就寝前はやって下さい。

毎食後丁寧にやっていただきたいのですが、そのうち1回でいいので時間をかけて歯垢を取り除いてください。

 

nurse.gifそして、3か月から6か月に1回は歯科医院にて定期検診とクリーニングを受けてください。

貴方の健康のために・・・

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 一般歯科 岡田一記

 

 

 

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日付:  カテゴリ:歯周病(症状・治療など), 予防歯科・デンタルケア, 歯科医療全般・全身との関連, 虫歯(症状・治療など)

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